「すぐ辞職を」 兵庫の斎藤知事に片山元鳥取県知事が伝えたい理由

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聞き手・長富由希子
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 兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した県の元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題をめぐり、斎藤知事は16日の定例記者会見で、「より良い県政を目指していきたい」と述べ、改めて続投する意向を示しました。元鳥取県知事で大正大特任教授の片山善博さんは「すぐに辞職すべきだ」と話します。考えを聞きました。

――斎藤知事は続投理由の一つに「(県民から)多くの負託を受けている」ことを挙げています。元知事でもある片山さんは、この言葉をどう受け止めますか?

 3年前の兵庫県知事選で斎藤知事が県民の負託を受けたことは確かですよね。しかし、今回の一連のプロセスを受けて県民の負託は空洞化しているのではないでしょうか。

――3月に斎藤知事らへの告発がなされましたが、その後の知事側の対応が問題視されています。片山さんが知事なら告発にどう対応しましたか?

 思い当たることがあれば謝っ…

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この記事を書いた人
長富由希子
大阪社会部
専門・関心分野
社会保障、人権、精神疾患、原爆
兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]