スク水がエロかった件

前に運動しやすい服装について述べ、その際スクール水着について少し触れた。今回はこれについて、自分の思い出を踏まえながら、さらに詳しく説明する。この手の記事は、ネット上では某掲示板やアダルトブログなどで、嘘か本当か分からない体験談としてしばしば上がっている。これから書くことは私の実体験であり、一応ノンフィクションである。
 スクール水着(スク水)について、小学生まではそれほどなんとも思っていなかったが、中学1年生の時から、スク水はエロいと感じていた。夏の時期の放課後、部活中、下校中、同級生と体育の水泳についてどんなんだったかよく語っていた。女子の誰々のスク水がどうだったとか語っていた。そして大人になった現在、改めてスク水について考えてみると、まあエロいとは思うが、それほど虜になるほどでもないなと思った。コスプレのスクール水着なんてたいして魅力を感じないし、ましてやロリっ娘のスク水なんてあまり見たいとは思わない。ではなぜ、中学校の時の水泳の授業の時のスク水について、すごいエロいと感じたのかというと、これは特定の条件下であったからこその所以だと分かった(※注1)。

【スク水と同級生の乳の大きさ】
 女子は男子より発育が早いので、小学校高学年頃にはすでに生理を迎えて、おっぱいも大きくなったという子は結構いる。ただし、まだ発育段階で貧乳であることが多く、普段の服装や制服の姿では、成長したことに気付きにくい。しかし、スクール水着を着ると、さすがにその成長ぶりは確認できる。今まで我々と同じ子供だと思っていた同級生が、それなりのおっぱいに成長しつつあることが、中1の水泳の時間になって初めて気づいたのである。この時は結構印象が大きかった。しかも、背が低くて割とガリガリだった子も、結構おっぱいが大きかったのは驚いた(よく見るとパットを入れているようだったが)。

【お尻の食い込み】
 スクール水着を着ると、同級生女子のお尻の形状をよく確認することができた。濡れるとより一層わかった。一番ドキドキしたのは、25m泳ぎ切った後、プールサイドを歩く際のお尻の肉がスク水に食い込み、ケツの穴までしっかりと形を確認できた。そして食い込みを直すべく、指で水着の端を戻すあの行動は、きっとみんなも大好きだろう。それを真近で確認できたのは、かなり良かった。
 さらに、私の中学校の水泳の授業は1、2、3年生が同時に被るということが多々あった。1年生のスク水のお尻の部分は、結構生地が余って緩かったり、ケツにフィットしていなかったりしてハーフパンツ状態になっていたのが、3年生になると大体の生徒の体の肉付きが良くなり、ボリューム感が増して、お尻にピタッと張り付いた状態である生徒が多いことが確認できたのも興味深かった。また高学年の貫禄からだろうか、中3女子はスク水がケツに食い込み、お尻の割れ目までわかる状態になり、それを男子に見られても、あまり気に掛ける子はいなかった。諦めからか、スク水はケツの穴まで食い込むものであり、もうそれを男子に見られても当然といった態度のように感じられた。自分はもう子供ではなく、脂肪など肉付きも良くなり水着がケツに食い込み、それを男が見て喜ばれるような女という存在になったんだと、自覚したように見感じられた。とにかく、見たければ見ろよって感じで諦めている雰囲気であり、ケツの食い込みに抗うことなく、水泳という授業を淡々とやり過ごすしかないといった感じだった。一方、中1女子は尻肉の食い込みを見られまいと、必死に修正したり、男子に見られないように地獄のシャワー側へ迂回する生徒が多かった。このように、スク水と男子からの視線の対処方法が、3年という短い間で変化する中学生という時期は、体だけでなく感情の成長まで大きい時期なのだとよくわかり、当時としては驚くばかりであった。

【乳首が浮き出る】
 学校指定のスクール水着の生地が非常に薄いせいか、乳首がバッチリ分かるレベルで浮き出てしまっている子が多かった。明らかにパットを装着していると分かる子もたまに居たが、たいていは乳首がそのままの状態であった。当時の私はこれが気になったので、箪笥にしまってあった姉のスクール水着をこっそり拝見したのだが、胸のところに薄手の茶色いメッシュ状の生地が一枚あるだけで、ほんとに粗末なものであった。現行のスク水も当時と変わらない仕様のままなのだろうか。そうであれば、我が母校の女子は今もなお、乳首を晒しながら水泳の授業をしていることになる。
 そしてもう一つ興奮するのが、本人たちも自分の乳首が浮き出ていることに明らかに気付いていたのに、”みんな浮き出ているし仕方がない”と割り切って、この時だけと乳首を晒していたことである。水泳の授業の終わり際の微妙な時間に、とある部活の男子の先輩と女子の後輩が、今日の部活のメニューどうする的な会話を向き合ってしていたのだが、女子も「うわー乳首見られてるー!」ってわかっている態度だったし、男子も「うわー乳首見えてるー!」って視線を頑張って逸らして、平然を装ってお互い話していたシーンをよく覚えている。そして乳首が浮き出ていることを皆気付いているのに、誰も話題にしてはいけないような状況だったのも少し異様だったように感じる。放課後は男子同士で話題にして盛り上がったが、少なくとも在校中という間はこれを話題にしてはいけない雰囲気だった。

【股のワレメ】
 これはあまり観察できなかった。マンコの構造上、仕方ないと思う。でも、水中に潜っているとき股間を掻いている女子がいたので、多少なりとも食い込んでいたのか。それともやや生理気味だったが、どうしても水泳をしたくて無理やりプールに入ったから塩素に滲みたのか。母校の指定スク水はそれほどハイカットではなったので、膣の食い込みは目立たなかったが、たまにすっごいハイレグのスク水があるが、あれはあれで気になる。毛がはみ出そう。たぶん泳ぎやすいのだろうけど、夏前になると陰毛処理が必要なのではないかと思ってしまう。もし授業用指定水着に、陰毛処理を強要するようなレベルのスク水があれば、たちまち問題視されるだろう。

【女子スクール水着の配慮】
 地元のスポーツ用品店が協力して(というか寡占して)、学校指定の水着販売を行っていた。販売の少し前になるとプリントが配られて、この期間中校内で販売するので、忘れずにお金を持って必ず買ってくださいという方式だった(※注2)。その中で、男子に対しては「サポーター」という名称で、陰部がもっこりしないようにするアイテムが公式販売されていた。配られたプリントの商品一覧にも、そのサポーターが明記されていた。しかし、女子に対しては乳首が浮き出るのを防止するためのパットといったアイテムが販売されていなかった。パットを学校で買うのは恥ずかしいから個人で買ってねって意味であれば、男女全員に配る販売一覧のプリントに、男子用サポーターを明記していたことが説明できない。また、姉のスク水を拝見したときに分かったのだが、胸部分の茶色いメッシュ状の生地は下側が開いていて固定されておらず、その隙間からパットを入れることを想定した構造にはなっていなかったのを覚えている(※注3)。つまり水着メーカーは、乳首ポッチを想定していなかったのか、浮き出て当然と軽視していたのかよくわからないが、つまりそういうことである。

【胸パットをつけていた一部の女子】
 一部の女子は、明らかにパットをつけているようだった。胸のあたりがボコボコした形状になっている子もいた。これについても気になる。つけていた女子はとりわけ乳が大きい訳でなく、必ずしも乳首がでかそうな感じでもなかった子もいたので、いったいどういう背景でパットをつけようと思ったのか。考えられる理由を、参考程度に以下4つ挙げる。
  1.  絶対見られたくない主義。フェミニストというか、絶対的に男子は気持ち悪いもの!何が何でも自分の乳首を見られたくない!といった考えでパットをつけていた。思い返せば、ちょっと気のきつい性格の奴だった。
  2.  貧乳だったことがコンプレックスで、少しでも盛るためにパットをつけていた。
  3.  姉が「学校指定のスク水、乳首が透けるで!」って脅されて、妹もその姉のおさがりのパットをつけていた。
  4.  水着を買った後、家で試着して親に見せたところ、「あんた乳首見えてるで!えらいこっちゃ、パット買ったるから絶対つけや!」ってなった。
しかしどうやってパットをつけていたか気になる。先述の通り、指定スク水はパットをつけられない構造だったからだ。シリコン状のパットを胸と水着の間に入れただけであれば、泳いでいるうちにずり落ちてきて恥ずかしいことになる。水泳の日だけ、ヌーブラのような粘着性のパットを胸に装着して登校してきたのか。いろいろネットで調べてみたら、どうやらブラジャータイプのパットがあるようなので、これを着けていたのかなって思う。しかし背中部分にはその手のものは浮き出ていなかった気もするしなぜだろう。そして、当時はあまりネット通販というものが普及していなかったはずなので、どういったルートで入手したのか気になる。いずれにしても、特殊なことをしなければ、パットをつけることはできなかったようなので、ほとんどの子が仕方なく乳首を浮き出たまま水泳の授業に臨んでいたのかと思うと、ちょっとやるせない気持ちになる。

【逆M字開脚事件】
 体育の先生はろくでもない奴だった気がする(※注4)。平泳ぎがうまくできない女子に対して、足の動きがきちんとできていないから指導するのだが、そのやり方がなんともいやらしかった。プールサイドにうつ伏せで寝そべるよう指示し、先生が足をつかんで平泳ぎの脚の動きをイメージトレーニングさせていた。ただし、この状況、指導する側はすごく良い眺めが拝めたのではないだろうか。中学生の逆M字開脚を超真近で見られ、自分の手でそれを開いては閉じることができたからだ。女子の間で、あれやめてほしいよねって会話が、体育終わりで次の授業までの休み時間に聞こえてきたし、男子の視点からもあれはやべーなって感じだった。通称、逆M字開脚事件と呼んでいた。

【生着替え事件】
 プール用更衣室が生徒数のわりに狭かったので、着替えは、男子が体育館2Fの小部屋みたいなところで着替えて、女子はこの時だけ体育館を貸し切って着替えるという感じだった。ただしこれ、男子が着替える小部屋のカーテンを開ければ、女子の着替えが普通に見えるという状況だった。変態で有名なお惚け男子が、「やべー見えるぞ!」ってテンション上げていて、他の男子たちはさすがにまずいとそれほどじっくり見る奴はいなかった。で、私もちょっと気になってチラ見したら、当時女子テニス部副キャプテンの、裸の背中が一瞬見えて焦ってすぐカーテンを閉じたが、あれもっとじっくり見ておけば、いろんな意味でやばかったんだろうな。もし前向きだったなら…。次の年、一つ下の学年の奴が大っぴらにのぞき見していたのがバレたようで、教師に厳重注意されて、それから男子と女子の着替え場所が逆になったのを覚えている(※注5)。
 盗撮ものとかで、たまに着替えシーンがあったりするが、制服⇔水着に着替えるのに、タオルや服の下を通す等のテクニックにより、絶対他人に見られないよう着替えるのが一般的なようだが、実際は必ずしもそうでもないようである。

 話はそれるが、世間一般ではよく「生理の日は水泳を休むので、今日は誰々が女の子の日と分かるー!」みたいにネタにされていて、それをネタにするのは良くないよ女子気持ちも考えろっていう意見と対立する状況があるが、これら私はあまり好きでない。というのも、絶対水着着たくない!って奴がガチでいるからだ。その理由は絶対に日焼けしたくないマンと、体格に自信がないので絶対に見せたくないマンが挙げられる。そしてこういうやつが体操服に着替えて、プールサイドという特等席でのうのうと男子女子の水着姿を観察できる立場にあるからムカつく。本当に生理がひどくて休むのは仕方ないと思うが、偽りの理由で休む奴が少なからずいるから、女という立場を利用してずる休みする奴は絶対に許さない。


 上記長々と、私のスク水に対する実体験を、自己満足に語ってしまったが、それほどまでによく印象に残っている出来事だった。コスプレスク水や、アスリートの水着は全く興奮しない。しかし小学生まではいつも異性を感じず一緒に過ごしていた同級生女子が、スク水を着ることによってその体つきがよくわかり、雌であることを実感させられたので、印象が大きかったと思う。そしてスク水を強制的に着ないといけない状況がエロいと思った。これは体格の良し悪しに関係ない。ガリやデブで不細工なやつも、美人や可愛いと評判の子も皆、スクール水着で裸に近い状況にならなければならないことがなんとも言えない。クラスでスタイルも悪くて顔もキモいと嫌われている奴のスクール水着姿も見られる状況がまた良いと思う。一般に自分の体に自信のある女性は、グラビア等に起用されるが、スタイルが悪くてキモい”素人”は(一部を除いて)、表沙汰にされないのが普通である。例えマニアモノにきしょい奴がスク水姿で出たとしても、それは本人が出ると覚悟したうえでのものである。しかし、水泳の授業でスク水を着なければならない女子は、スタイルも顔も悪くて、自分がキモいと自覚していても、強制的にスク水を着て裸に近い姿を晒さなくてはいけない。それも中学生という年齢で。おそらくこういう女子は、これ以降水着を着る機会なんてないだろう。そういうレアなものが見られる水泳という授業は、本当に良いものだなぁと思った。そして、水泳の授業で散々裸に近い状況を晒した後に、次の授業では制服に着替えて、濡れた髪のまま、ほんのり塩素の匂いが残る教室で何ごとも無かったかのように授業が再開される状況が青春だなと思った。

 もし、スク水はエッチだからと、他の服装で解決する手段があるのなら、何か良い方法はあるのだろうか。社会的には最近になって、スクール水着のデザインが見直されてきたようである。例えばハイレグタイプではなく、太ももまであるタイプのもの(セパレートタイプ含む)や、スカートのような飾りがついたものも導入しているところがあるようだ。しかし前者のデザインのものは、ハイレグタイプのよりも逆に臀部の形がよくわかってしまうという問題も指摘されており、後者のデザインのものは、余計なフリフリが付くわけだから運動着としてはいかがなものかと思う。そもそも、水泳というのは水に入るスポーツなので、裸に近い状態でするのは当然であり、ボディーラインがわからないような服装を求めるほうが間違いである。宇宙服のような服装で、クロールや背泳ぎ平泳ぎやバタフライができるだろうか(過去記事引用文)。
 では、学校指定にするのではなく、自由に水着を選ばせるといった方法をとってはどうだろうか。これはこれでまた、違った問題が発生するだろう。非常に考えにくい一例だが、例えばビキニタイプや紐タイプのものを着ることがステータスとされ、自分の体に自信のある子ばかりが台頭し、太っている子や金銭問題のある子などは結局、泣き寝入りするしかなさそうである。成長期に無理なダイエットをして栄養不良を起こすようなことがあってはならない。ある程度のデザインが許容されたルール内であれば可能だが、完全なる水着の自由選択性の実現は難しそうである。個人的には、多種多様な水着ではなく、同じ黒色、紺色,青色のシンプルカラーデザインの皆同じスクール水着というフィールドで、体形を比較するほうが好きである。(共産主義的意見ですね。)
 ロリコンが問題視され、女子の結婚年齢も16歳から18歳に引き上げられることが決まり、それだけに少女の水着姿は、世間の目に晒してはいけないといった社会風潮がより一層強くなっている。学校のプールの大半は、田舎でさえも目隠し塀が設置されており、外部からは見えないようになっているのが普通である(※注6)。

 最後に私から、全国の学校に伝えたいことがある。スク水はエロいからといって、水泳の授業を強制的に男女別にするといった行為や、露出を減らすための変な小細工をしたスクール水着を採用したり、挙句の果てに水泳の授業を廃止したりするようなことはやめてほしい。初心に帰れば、泳ぐことは楽しくて、必ずしもきれいなフォームで泳げなくてもプカプカ浮いたり適当に水中を潜ったりするだけでも十分だと思う。日本の水難事故発生率と水泳授業(着衣水泳含む)の関係がどれほど影響しているか分からないが、水泳授業を全国的に廃止したのなら、それはそれで大きな問題が見えてくるはずである。大切なのは水を嫌わないこと。
 現在教育関係に身を置いている先生方も含め、皆子供の頃スクール水着を着て育ってきたのでしょう。その中で、少なからず異性の水着姿を意識してきたはずである。それを、エロいから隔離するor廃止するといったことは身勝手である。全員が意見統一するのは難しいかもしれないが、本人たちが嫌な思いをしない程度にスクール水着を強制し、異性を多少なりとも意識しながら、水泳という授業を楽しんでもらえればいいのではないかと、個人的には思う。

rinne.jpg


※注1):残念ながら、私の高校の体育の水泳は選択制だったので、実質スクール水着がエロいと実感できたのは、中学生の時くらいである。

※注2):期間内に買い忘れた場合は、中心市街地にあるそのスポーツ用品店まで買いに行かなくてはならなかった。私の住む地域は、中心市街地からかなり距離があったので、そのスポーツ用品店に行くには、土日に親に車で連れて行ってもらうしかなかったので、買い忘れは絶対に避けたかった。

※注3):ネットで調べて分かったのだが、一般的なスクール水着はパットが挿入できるよう、胸部のメッシュの横側が開いており、下側は閉まっている構造になっているのが普通のようだ。つまり、腋の横側からパットを挿入するイメージ。母校のやつだけ特殊だったのかな。調べて分かったのだが恐らく、クラレ(旧 倉敷レーヨン)製のものだったようだが、なんであのような構造だったのだろう。

※注4):ルックスは照り焼きを焼いてそうな色黒のおっさんで、松崎しげるといったところだろうか。てりちゃんと呼ばれていた。

※注5):男子の方は女子に見られていいんかいと、明らかに差別しているなと思った。

※注6):その弊害として、平成30年6月、大阪府高槻市の小学校のプールの目隠しブロック塀が地震で崩れ、当時小学4年生の女子が死亡するという痛ましい事故が発生した。

この記事へのコメント