中学校で学習する「累乗」を用いた数の表し方を覚えているでしょうか。
一般的な電卓では累乗の計算ができないので、計算方法を正しく知っていなければいけません。
累乗に関する問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
(6^2)÷3
※「6^2」は「6の2乗」を表しています。
計算はどの順序ですれば良いのでしょうか。
まずは正しい答えを出せるかどうか、自分自身で計算してみましょう。
解説
今回の問題の答えは「12」です。
また、途中の計算は次のようになります。
(6^2)÷3
=36÷3
=12
累乗の計算を含む場合は、次の順序で計算をします。
(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、累乗の「6^2」から計算をしないといけないということになります。
<累乗の計算>
6^2(6の2乗)
=6×6
=36
「3^2」を計算したことで、元の式は「36÷3」となりました。
<割り算の計算>
36÷3=12
これが答えとなります。
小学校で学習した計算の順序よりも、累乗の計算は優先しなければいけません。
間違えないように、今回の問題でしっかりと覚えましょう。
まとめ
累乗の計算は、通常の電卓では計算できないので、正しく知っていなければいけません。
忘れていた方は、復習をすると良いでしょう。
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※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」