大分市都町の路上で4月19日、45歳の男性看護師が若い男女のグループから現金を盗まれ暴行を受けた事件で、警察は28日午後、23歳の飲食店従業員の男を窃盗の疑いで逮捕しました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、大分市都町の飲食店従業員、井餘田龍明容疑者(23)です。
警察によりますと、井餘田容疑者は4月19日午前2時18分頃、大分市都町の路上で45歳の看護師の男性が所有する現金48万円が入ったリュックサック(時価合計1万2200円)を盗んだ疑いが持たれています。
およそ20分後、井餘田容疑者と知人関係にある男女グループおよそ10人が暴行を加え、男性は左足首を骨折する大けがをしました。
警察は防犯カメラの解析などからグループを特定、事件発生時は強盗傷害事件として捜査していましたが、防犯カメラの解析などを通じて強盗ではなく窃盗容疑が固まったことから逮捕しました。
井餘田容疑者は被害者と面識がないということです。また警察は10人ほどの男女グループについていずれも18歳未満と特定して事情を聴いていて、暴行の疑いで捜査を進めています。