いじめ自殺の中学生の遺族が同級生7人と調停成立 野々市
4年前にいじめを受けて自殺した野々市市の女子中学生の遺族が、いじめに関わっていたとして、同級生8人に損害賠償の支払いなどを求めて申し立てていた民事調停について、これまでに7人との調停が成立しました。
野々市市の中学校に通っていた1年生の女子生徒が4年前に自殺したことをめぐり、遺族は、いじめに関わっていたとして、おととし9月以降、同級生8人に対し民事調停を申し立てました。
遺族によりますと、これまでに同級生7人と調停が成立し、4人がいじめの事実を認めた上で賠償金の支払いに応じ、3人はいじめの事実を認めたため申し立てを取り下げました。
一方、残りの1人については調停は不調に終わりました。
また、遺族は学校側がいじめを認識しながら適切に対処しなかったなどとして野々市市に対して7000万円あまりの賠償を求める裁判を起こしていて、野々市市は、訴えを退けるよう求めています。