トランプ氏“ゼレンスキー氏とよい会談だった”ロシアには失望

アメリカのトランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領とバチカンで行った会談について「よい会談だった」と評価し、停戦に向けた進展に期待を示しました。一方、ロシアがウクライナへ大規模な攻撃を行っていることに失望をあらわにし、ロシアに新たな制裁を科す可能性などを示唆しました。

アメリカのトランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領とバチカンで会談したことについて、27日に東部ニュージャージー州で記者団の取材に応じました。

トランプ大統領は「よい会談だった。うまくいったと思う。これから数日間、なにが起こるか見てみよう」と評価し、停戦に向けた進展に期待を示しました。

両首脳が対面で会談したのは、ことし2月にホワイトハウスで激しい口論となって以降、初めてでしたが、ゼレンスキー大統領について、「より冷静になっている。状況を理解し、合意を望んでいると思う」と述べました。

一方、ロシア軍がウクライナに対し、無人機やミサイルで大規模な攻撃を行っていることについて、「非常に失望した。停戦に向けて協議を行っているのに爆撃したことに驚き、失望している」と述べて、改めて批判しました。

そのうえで、記者から「ロシアにどのような懲罰を検討しているのか」と問われると、「できることはたくさんある。実行したくはないが、私には多くの力がある」と答え、新たな制裁を科す可能性などを示唆しました。

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