2020年会計士修了考査受験してきました【勉強方法など】
2020年の修了考査を受験してきました。(2020年12月12日/13日)
修了考査を受け終わったので、記憶が新しいうちに試験概要、勉強内容(勉強方法)などを記載しておきます。
2021/6/17更新
無事合格していました。成績開示するかは悩み中
1.試験概要
科目
1.会計(1日目 3h)
2.監査(1日目 3h)
3.税(2日目 3h)
4.経営(2日目 2h)
5.職業倫理(2日目 1h)
(1)会計
財務会計に関する計算問題+理論問題
計算6割、理論4割程度
試験時間は3時間だが、時間が足りなくなるほどボリューミー
論文式試験と異なる点はIFRS系の出題が結構多いこと
論文式試験レベルの実力+IFRSの知識があれば十分
(2)監査
監査論についての理論問題
事例がかなり多く、監査実務についていない人は不利かも(私も監査実務についていないのできつかった)
論文式試験と異なる点は、より実務よりの問題がでること
(3)税
税務に関する計算問題+理論問題
計算6.7割、理論3.4割程度、結構計算大事
法人税、所得税、消費税、地方税、国際課税、組織再編税制、相続税etc
所得税はほぼ出ないと言われていたが今年結構出た
カバーしなければいけない税目・論点が結構多い
論文式試験と異なる点は、法人消費は論文より優しい問題が出ること、税目が増えること(地方税等)
どこまでやりこむかは結構その人次第。所得税・相続税などは切る人もそこそこいる
(4)経営
財務分析系の計算、理論問題+IT監査系の理論問題
前半は、財務分析系の計算+理論問題(流動比率、資本回転率、とか)
後半は、IT監査に関する理論問題
財務分析は、比率系を覚えてコメント書けるようにするだけで合格ラインはいく
ITに関する監査については「IT委員会実務指針第6号」に関連する問題が出ます(ただ今回はほぼ出なかった)
論文式試験と異なる点は、後半のIT監査の部分
(5)職業倫理
公認会計士法や公認会計士の倫理規則に関する理論問題
公認会計士は誠実に行動すべし、みたいなもの
基本原則(誠実性の原則など)、阻害要因(自己利益など)、セーフガード(対応策)を一通り覚えれば大丈夫か、
論文式試験では監査論に含まれている範囲が独立したようなイメージ
2.勉強方法・内容
全般的に論文式試験合格時のレベルに戻す勉強+追加論点の勉強
基本は予備校の答練を徹底的にやれば落ちることは無いかな。
予備校は圧倒的にTACが多数(受験会場で周り見渡す限り9割TAC)
(1)会計学
論文式試験の知識+IFRSの知識、が必要かなと思うので、基本は論文式試験受験時のレベルに戻した後に余力があればプラスアルファに着手するというイメージ
1.計算復習(論文時代の教材があればそれがベスト)
2.答練(答練受けながら計算演習+IFRS系と理論は思い出していく)
3.論文時代の理論テキスト(連結・退職給付等の重要論点のみ典型理論は思い出す
1.2がmust、余力があれば3まで
(2)監査
論文式試験の知識+実務よりの論点理解
1.答練
2.補修所テキスト
1がmust、余力があれば2まで
監査実務についていない人は、その場で考える系の事例問題には圧倒的に弱いので得点源にしようと思わない方が良いと思う
(3)税
論文式試験の知識+他の科目
新しい税目を勉強する必要があるので予備校講義を受けましたが’(2h×6回程度)不要でした。テキスト読んだ方が早い。
1.講義
2.テキスト通読で新しい税法理解+例題ある程度解く
3.答練
3がmust、1と2は試験3週間以上前から対策できるなら手を出しておくと強いかも
(4)経営
計算は思い出すだけ、理論は新しい論点なので講義聞いて理解
1.講義(IT監査部分のみでよい)
2.テキスト通読(計算もITも)
3.答練
1,2,3がmust、余力があれば実務指針原文を読むまでできると良いかも
(5)職業倫理
テキストと答練だけ、意外と足切り多いらしいので気を抜くと大変
1.テキストさらっと
2.答練
3.倫理規則原文
1,2がmust、3は余力があれば
上記が、試験対策としてやったこと。試験前は、もっとアレもやっておけば、コレもやっておけば、とか思っていたが、いざ受験してみると、まぁ小手先で何かやっても大して点数伸びないかもな。と感じた。
3.得点開示
今年から成績開示制度が始まったようなので、合否が出たら成績開示を申請してnote更新します。
4.その他
(1)勉強開始時期
勉強開始時期は早いに越したことはないが半年前から講義受けるとかは少しやりすぎな感覚(他に仕事等で勉強すべきことあるでしょう)
最低2週間は確保したい、1か月まとまって時間が取れれば十分だが論文合格時に完成度にもよる
論文式試験受験時の知識レベルの大きく依存するため、論点を切りまくってギリギリで合格した層の方は、早めに対策を取った方が良い。
自分の場合は合格順位2桁(自慢)だったので、修了考査勉強中何度もあの時勉強しといてよかった・・と感じる場面があった。
財務の計算が弱い方、税務実務の経験が無い方(申告書作成経験無い方)、監査実務の経験が無い方、は早めに対策して各々の弱点分野の強化に努めた方が良い。
結論、2.3か月前から勉強できれば万々歳。1か月前くらいからが大多数、2週間あれば最低ラインに乗せれるかも。という感覚。
(2)予備校とコース
予備校はTAC一択。他の予備校も対策講義は出しているが母集団の大多数がTACの答練だけをやりこんでいる→TACの答練に関連にした問題が出題されれば受験生の大多数が解答できることになる→受験生の大多数が解答できる問題を落とすのは致命的。なのでTAC一択。
上記は2020年12月時点における予備校シェアなので、今後他の予備校がスタンダードになる可能性はあり(かなり先だと思うが)
受験者の大多数が選ぶ予備校を選択するのが確実。
コースは、だいたいどの予備校も3種類程度
1.フルフルコース(講義各科目10回以上+テキスト+答練)、2.圧縮コース(講義5.6回+テキスト+答練)、3.答練のみ
講義を受けたい・受ける時間がある人は1を選択。ただ個人的にはそんなダラダラ長時間講義受ける時間があるなら問題演習を受けた方が良いと思う。正直予備校の講師なんて大して教え方がうまいわけではない。というかテキスト読めばわかるやん。
一応テキスト欲しいな、という人は2を選択。私は2を選択。
正直財務とか監査とかはテキスト不要。税務・ITはテキスト必須。この2科目のために2のコースにした。
時間が無くて答練を覚えるくらいしか対策が取れなさそうな人は3。ただ答練だけ解いても体系的に纏まっているテキストが無ければ断片的に知識を詰め込む感じになるのであまりオススメはできない。既にある程度知識があり、全範囲の学習を終えている方(過年度受験の方)のみ選択できるコースだと思う。
結論、2の圧縮コースが正解。1はやりすぎ、3は上級者向け。


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