ベビー用品のケラッタ、大手モールで三冠 昨年新たに自社ECサイト開設
ベビー用品などのECを展開するケラッタは2024年、「楽天SOY」、ヤフーショッピングの「ベストストアアワード」、アマゾンの「マーケットプレイスアワード」と、大手ECモールで三冠を達成した。楽天SOYの受賞は2年連続、アマゾンの受賞は3年連続だったという。 【画像】自社ECサイトではギフトを強化 「ケラッタの価値や商品は、どのモールにおいても変わらないが、『売り方』は、モールによって三者三様だ」(坪坂頼樹COO)と話す。「アマゾンは価格と配送スピードが強く、消耗品が人気だ。楽天は嗜好(しこう)性が高く、高単価な商品が人気となっている。売れる商品の打ち出し方や、ページの作り方などを、モールの特性に合わせているため、売り上げにつながっている」(同)とも話す。 2024年には新たに、自社ECサイトを開設した。「まだ試行錯誤の段階だ。今後は『お客さまと一番つながれる場所』に育てていきたいと考えている」(同)と話す。 自社ECサイトでは、ギフトも強化していく方針だという。「現在、自社EC限定のギフトも用意している。将来的には、名入れや手紙など、細かいサービスにも対応していきたい」(同)と話す。 同社は2024年、約50点の新商品を発売した。企画から発売までにかかる時間は約半年。スピード感を意識し、商品の改廃を進めているという。「商品企画においては、『ケラッタの価値』を意識している。今ある商品と比べ、何か一つでも違う価値がある商品でないと、発売しないようにしている」(同)と話す。 「オンラインが主流になりつつあるが、当社のミーティングはできる限り対面で行っている。試作品の細かいニュアンスなどは、一緒にいるからこそ伝わることもある。2024年はヤフーショッピングで初受賞し、三冠を達成できた。2025年も連続で三冠を達成したい」(同)と話している。
日本ネット経済新聞