お地蔵様
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今回取り上げる記事は去年のものですが、あまりに気の毒な事件でしたので、記憶されている方は多いのではないでしょうか?
お地蔵様の供え物を食べて逮捕された方がいた、あの事件です。
地蔵の供え物食べて逮捕...生活困窮者が食べるものなのでは? SNS議論、僧籍持つ弁護士はこう見る: J-CAST ニュース【全文表示】
この記事には、僧籍をもつ弁護士さんのご意見が出てきます。
今は生活保護を受けることができるのだから、そうすればよいというものですが、この、お地蔵様のお供え物を空腹のあまり食べていた人は、それが出来なかったのではないか、と私は推測しています。
事実は、私にはわかりません。
けれども、生活保護を受けられていたら受けていたでしょうに、それができない理由があったのではないか、と思うのです。
数年前、北九州市では、生活保護を受けるくらいなら餓死するほうがマシと言って親子で餓死してしまった事件がありました。
当時、(今はわかりません)北九州市では、生活保護を受けさせない方針が強く、申請書さえもらえないという状況で、本当に困窮していても、行政の補助が受けられない人が沢山いたようです。
受けられないばかりか、担当官にいじめられて屈辱に耐えられずに餓死してしまうことになるわけです。
実際、厚労省の方針により、水際作戦といわれるものがあり、相談者に申請書さえ渡さない、そして、侮辱する、というやり方です。
本当に、日本の福祉は貧困だと思いますね。
それに、そのお地蔵様の所有者はお寺さんとのことで、なぜそのお寺さんは警察に通報したのか、不思議でなりません。お釈迦さまは悲しんでおられるでしょう。