最近TS, React の勉強をしているのですが、その過程で思いました。 単なる感想です。
今までのキャリアパス
自分のことを知らない人もいると思うので、自己紹介がてら自身のキャリアパスについて簡単に説明します。
ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを積んだ後、 2016年より株式会社ディー・エヌ・エーでソーシャルゲームプラットフォームの開発に携わる。 その後、2018年より株式会社メルペイでテックリードとして認証認可基盤の開発・運用を担当。 2020年に入社した合同会社DMM.comではアーキテクトとして 100名規模の開発組織で技術戦略を主導する。 2024年10月に株式会社カミナシに入社し、2025年1月 VP of Engineeringに就任。
簡単に言うと "IC -> テックリード -> マネージャー/アーキテクト->VPoE" という感じで、 新卒から今までエンジニアリング領域でアレコレやっていた人です。 エンジニアとしては "バックエンド & インフラ領域" に特化しています。
自身の強み
今までのキャリアパスを通じて、自身の強みは "技術に対する知識と経験" だと思っています。 マネージャーのスキルセット的に言うと "テクノロジーマネージメント" でしょうか。
当たり前の話ではありますが、 IT業界のWeb系企業において "技術に強い" というのは、何をするにも大きなアドバンテージになります。 今の自分があるのも、この強みによるものが大きいと思っています(正確に言うと技術に限らず何かに強みを持っていればいーと思っています)。
現在取り組んでいる業務と自身のポジション
今の自分はカミナシという会社で VPoE として働いています。
VPoEになると、技術や組織の課題を扱うと言えど、抽象度がワンランク高くなるので、 以前のように技術の詳細に踏み込む機会はかなり少なくなりました。 雑に言うと意思決定をすることが仕事になります。
技術の詳細を理解するの無理だなと思った
カミナシには "1人のエンジニアがフロントからインフラまで一貫して作業できるようにする" というエンジニアリングポリシーがあります。 いわゆる "フルスタックエンジニア" によって開発チームが構成されています。
自分はそういった開発組織のVPoEとして技術的な意思決定をする機会があるので、 フロントエンドの知識もある程度は必要になってきます。 今までバックエンドやインフラに特化してきたこともあり、最近キャッチアップを始めました。 今まであまり興味がなかったTSもReactも勉強してみると面白いもので、AIツールを使いながら日々楽しくTODOアプリを量産しています。
しかし、その過程で「これ実際に業務で使わないと絶対に身につかないな」と感じました。
「それはそう」という話ではあるのですが、 心のどこかで「自分はまだ新しい技術をキャッチアップできる」という気持ちがあったわけです。 しかし、それは自身が知見を持つバックエンドやインフラ領域の話であって、 VPoEという今のポジションでは、新しい技術を学んで、それを自身が納得するレベルまで引き上げることは、もうできないんだろーなーと思いました。
そして、なんとなーく目を背けてきましたが、 バックエンドとインフラ領域に関しても、 エンジニアとして手を動かす機会が減り始めた時から自身の "技術貯金" みたいなものを切り崩してやりくりしてきただけであって、 新しい技術を学ぶのは無理かなと思っています。 いつからか「緩やかに死に向かっているな・・・」という気持ちをずっと抱え続けていたのが正直なところです。
今後どうしていくべきか
今のままだと自身の強みが緩やかに失われていくと思うので、 最終的には "技術のことが分からないのに決定権だけ持っているおじさん" になってしまいます。 これは避けなければいけない。
昔のようにプレイヤーに戻ったり、そうでなくとも技術に近い場所を主戦場にすれば、この悩みは一定解決するかもしれません。 しかし、それをやったところで結局 "今までやってきたこと(できること)をやり続ける" に過ぎないので、 それなりのスペシャリティを持たないと今と同様の評価や市場価値を得るのは難しそうです。 テクノロジーがコモディティ化し、AIが台頭してくる今後のソフトウェア開発において、自身がそれを満たせるのかというと、難しい気がしています(こういった背景もあり、年齢を重ねてもエンジニアとして第一線でコードを書いている人は尊敬します)。
じゃあどーするのかというと、今までの知見を活かして、自分だから上手くできることを見つけるしかないのかなと思っています。 幸いにもカミナシという会社やVPoEというポジションは、それに関する試行錯誤ができる環境なので、 本格的に死ぬ前に "自分だからこそ発揮できる価値" を見つけられるように頑張ろうと思っています。
まとめ
ということで "エンジニアとして緩やかに死んでいくんだろーなと思った話" でした。
自分は今までエンジニアとしてのプライドや自負みたいなものがあったのですが、 ここにきてとうとう脱落してしまいました。
このようにブログに書いたのは、今まで目を背けてきたことを精算するため・・・な気がします(精算ってなんやねんって話ですけど)。
なんてことを書きましたが、 本エントリーを書いてみて思ったのが「ゆーて自分もまだまだ他のエンジニアに負けないぞ!」という気持ちだったりします。 全然脱落してないですね、ここまで書いた内容はなんだったのか?
人間は簡単には変わらない・・・ということでしょうか・・・。
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