暦注( 副題 「明治時代に、迷信といわれ、暦から削除された。」を再現すると。 )
占いに暦の研究は、欠かせません。
『御堂関白記』(みどうかんぱくき)は、藤原道長が著した日記です。
『法成寺摂政記』『法成寺入道左大臣記』『御堂御記』『入道殿御日記』『御堂御暦』などとも称されます。
日記には、その日の暦注が書かれていました。
「陰陽道」は、「安倍晴明」でその超能力も映画化もされました。
「陰陽寮」という国家機関が統括し、陰陽師は国家公務員として吉凶の判断や災厄を祓う儀式を行い、暦の作成に従事していました。
暦注は、陰陽寮の陰陽師、例えば安倍晴明などにより、その日が吉か凶かを判定し、日選びをしていました。
一方、「宿曜道」とは空海が唐より招来した密教に含まれる古代インドの占星術がもとになっており、各星座(星宿)の位置や動きから吉凶を占うものでした。
当時は、吉日、凶日や物事や行動の善し悪しを判断するときなどにも宿曜を使用しました。
そのような暦注も、明治時代に、迷信といわれ、暦から削除されました。
以下は、そのような暦注です。
◯十干と十二支
暦の日付や、年月など数字で表せるものには、ほとんど十干と十二支が配当されています。
ここで表示されているものは日の十干と十二支です。
古代から連綿と循環し、続いています。
◯十二直(じゅうにちょく)別名、中段
古くからある、暦注です。
昔の暦の記述が上・中・下段に別れていたうち、中段に書かれたことから、別名「中段」とも呼ばれます。
選日法は、節切りの旧暦月の最初の特定の十二支の日を「建」とし(これを月建という)以後、順に繰り返して行きます。
ただし、二十四節気の「節」にあたる日は、前日の十二直を繰り返しすため、これ以降順番が1つずれます。
月毎の特定の十二支は、
正月 寅
二月 卯
三月 辰
四月 巳
五月 午
六月 未
七月 申
八月 酉
九月 戌
十月 亥
十一月 子
十二月 丑
となります(ただし、月は節切りの旧暦の月)。
古くは、暦注と言えば「中段」と言うくらい占いには重要視されたものです。
十二直、吉凶、十二直の吉凶詳細
◯建(たつ) 中吉
柱立て、棟上げ、元服、新事業開始、婚礼、旅行、金銭の収納等吉。
屋敷内の土動かし、物出し、舟乗り始めは凶。
◯除(のぞく) 小吉
種まき、医者にかかり薬を飲むこと、井戸掘りは吉。
婚礼、土動かしは凶。
◯満(みつ) 大吉
移転、旅行、婚礼、元服、普請はど全て吉。
◯平(たいら) 大吉
地固め、柱立て、種まき、移転、婚礼、祝い事全て吉。
特に婚礼は大吉。
◯定(さだん) 小吉
種まき、移転、祝い事、売買こと等は吉。
特に婚礼は大吉。普請、造作、植木の手入れなどは凶。
◯執(とる) 小吉
婚礼、種まき、井戸掘り、造作等は吉。
金銭収納、財産整理などは凶。
◯破(やぶる) 大凶
訴訟、交渉事は吉。
神仏祭祀、普請、造作、移転、祝い事は凶。
特に婚礼は大凶。
◯危(あやぶ) 大凶
酒造りだけは吉。
他は全て凶。
◯成(なる) 小吉
見合い、結納、婚礼、新規事業開始、開店、種まき、普請、造作、移転は吉。
特に結納は大吉。訴訟、交渉事は凶。
◯納(おさん) 小吉
作物の取り入れ、物品買い付け、買い入れ、新築など吉。
婚礼、見合いなどは凶。
◯開(ひらく) 小吉
井戸掘り、造作、婚礼、元服などは吉。
葬式などの不浄事は凶。
◯閉(とづ) 凶
金銭収納、墓作りは吉。
造作、旅行は凶。
「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」
元々は、インドの星占い。古代中国では月が星の間を移動して、27~28日で1周することから、ある日に月がある星座を「月が宿る星座」として二十八宿を定めていました。
これがインドへ渡り星占い化しました(この際、「牛宿」を除いた二十七宿となる。牛は、聖獣とされ、省かれました。)。
ただし、現在の二十八宿は、月の動きとは離れ、日付との関連で割り振られるものとなりました。
インドで占い化した二十八(七)宿は、仏典とともに中国へ逆輸入され、それが「宿曜経」として日本にも伝来しました。
日本では当初は二十七宿を用いていたが、貞享暦以後は中国流の二十八宿が採用されるようになりました。
二十八宿・二十七宿の選日法
◯二十八宿
日の干支などと同様、28日周期で一巡して元に戻り、これを繰り返すだけです。
◯二十七宿
旧暦の各月毎に「宿」が定まっており、その月の朔日は月の「宿」となり、その後は宿の順番に割り振られます(但し、二十八宿の内の「牛宿」は除かれます)。
正月 室
二月 奎
三月 胃
四月 畢
五月 参
六月 鬼
七月 張
八月 角
九月 氐
十月 心
十一月 斗
十二月 虚
二十八宿 吉凶
◯角(かく)
衣類裁断、柱建て、酒造り、井戸掘りなど吉。葬式は凶
◯亢(こう)
結納、婚礼、種まき、縫製など吉。造作は凶。
◯氐(てい)
婚礼、酒造り、移転、種まきなど吉。
造作、着初めなど凶。
◯房(ぼう) 大吉
婚礼、旅行、神事、造作、衣類裁断など大吉。
◯心(しん)
神事、仏事、移転、旅行など吉。
造作には大凶。盗難に注意。
◯尾(び)
婚礼、開店、移転、造作など吉。
衣類裁断は凶。
◯箕(き)
造作は大吉。酒造り、財産の収蔵など吉。
婚礼は大凶。葬式は凶。
◯斗(と)
土動かし、造作は吉。
◯牛(ぎゅう) 吉祥
「鬼宿」に次ぐ大吉日。
正午付近の時刻を除き、すべて大吉。
◯女(じょ)
髪すきなどを除き凶。
葬式は大凶。
◯虚(きょ)
入学など吉。
造作、相談ごとなど大凶。
◯危(き)
壁塗り、かまど作り、出行など吉。
衣類の裁断等は凶。
◯室(しつ)
祭祀、祈願、婚礼、船乗り、造作など吉。
◯壁(へき) 大吉
造作、婚礼、衣類裁断など大吉。
◯奎(けい) 大吉
婚礼、棟上げ、井戸掘り、旅立ちなど万に大吉。
◯婁(ろう) 大吉
婚礼、造作などに大吉。
この日衣類裁断を行えば長寿を得る。
◯胃(い)
就職、婚礼、造作に吉。衣類の裁断は大凶。
◯昴(ぼう)
神仏への祈願、手斧始め(大工仕事の始め)、造作など吉。
◯畢(ひつ)
神事、祭礼、造作、不動産の取得など吉。
婚礼は凶。
◯觜(し)
入学のみ吉。
造作を行えば家財を失う。
◯参(しん)
財を求める、養子をとる、造作、遠出など吉。
◯井(せい)
神事、種まきなどに吉。
この日衣類裁断すれば離婚となる。
◯鬼(き) 最大吉
二十八宿中の最大吉日。
万事に大吉。「鬼宿日」と呼ばれる。
◯柳(りゅう)
造作に凶。葬儀を行えば不幸が重なる。
◯星(せい)
療養の始め、馬乗りなどに吉。
婚礼、葬儀は凶。
◯張(ちょう) 大吉
出行、就職、婚礼など吉。種まき、養蚕などを行えば、利益が大いにあがる。
◯翼(よく)
種まき、出行などに吉。
この日の婚礼は離婚に至る。
◯軫(しん)
万事に吉。
衣類裁断のみは火災の難に注意。
「六曜(ろくよう)または、六輝(ろっき)」
江戸末期から流行し、明治に入り他の暦注が禁止されて以後、急速に広がった比較的新しい暦注。
旧暦の月と日の合計を6で割ったときの剰余で決まります。
六曜 主な読み方(参考・・・「安政雑書」)
◯先勝(せんがち)
万事朝から昼までにすれば障りなし。
但し昼過ぎより日暮れまでは悪い。
◯友引(ともびき)
友びきとて半ばよし。
午の時(11:00-13:00)悪し。
この日葬礼出すべからず。
大いに忌むべし。
◯先負(せんまけ)
万事朝より昼までは悪し。
昼過ぎより日暮れまでは障りなし。
◯仏滅(ぶつめつ)
大悪日なり。
万用ゆべからず。
◯大安(たいあん)
大安吉日なり。何事によらずよし。
◯赤口(しゃっく)
悪日なり。
万忌むべし。但し午の時(11:00-13:00)一時はさわりなし。
暦注は、迷信ですので振り回されるのは何事にもよくないでしょう。
「九星」
一白水星
二黒土星
三碧木星
四緑木星
五黄土星
六白金星
七赤金星
八白土星
九紫火星九星は、五行と結びついて右の表のようにそれぞれに名が付いています(暦注計算では「一白」のように省略して表示)。
この名を見るといかにもで天文と関係があると誤解されるのだが、九星は天文とは全く関係ないので注意して欲しいです。
四 九 二
三 五 七
八 一 六
九星は、左の表のように縦・横・斜一列の合計がどれも同じ数になるという魔法陣の数値を一つずつずらしていくことで作られています。
昔の人には神秘的に思えたのでしょう。
中国の河図伝説と結びつけて権威付けしているが、要するに数字の遊びです。
年・月・日・時刻などに割り付け、それぞれ年家九星・月家九星・日家九星・時家九星と呼ばれます。
「暦注、その他の欄」
◯二十四節気(にじゅうしせっき)
旧暦時代の暦日と季節を合致させるために考案されたものです。
現在は黄経を15度毎に区切り、この黄経を視太陽が通過する日にそれぞれ割り振られています(定気法)。
◯土用と節分(どようとせつぶん)
土用は、五行説から来た暦注で、井戸掘りや、土動かしに関する忌み日とされます。
四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前の18~19日間。
現在は視太陽が黄経27,117,207,297°を通過する日を土用入りとしています。
土用の明け(最終日)は四立の前日であるのでこの日は、「節分(季節を分ける)」にもあたります。
◯三隣亡(さんりんぼう)
三隣亡とは、現在は建築に関しての忌日とされている暦注です。
節切りによる旧暦の月(節月)と日の十二支の組み合わせによって配当される暦注です。
一・四・七・十月 亥(い)の日
二・五・八・十一月 寅(とら)の日
三・六・九・十二月 午(うま)の日
ただし、古い暦注には三隣亡ではなく「三輪宝」と書いてあり、家を建てるにはよい日となっています。
暦注の転記ミスから「吉日」が「凶日」に転じてしまったものでは無いかとも考えられます。
◯一粒万倍日(いちりゅうまんばいにち)
物事を始めること、仕事始め、開店、種まきなどの吉日(大吉)。ただし、借金などは後々増えて苦労する日とされます。
他の吉日と重なれば効果は倍増、凶日と重なると効果半減と云われます。
宣明暦時代から使われた暦注です。
貞享改暦後は暦注から外れたが、現代になり再び復活しました。
選日法は、節切りの旧暦の月と日の十二支の組み合わせで決まります。
現在は次の表に示す二通りの選日法(Ⅰ,Ⅱ)が主に使われます。
節月 ①・②
正月 丑・午 酉
二月 酉・寅 申
三月 子・卯 未
四月 卯・辰 午
五月 巳・午 巳
六月 酉・午 辰
七月 子・未 卯
八月 卯・申 寅
九月 酉・午 丑
十月 酉・戌 子
十一月 亥・子 亥
十二月 卯・子 戌
◯不成就日(ふじょうじゅにち)
事を起こすこと全般の凶日です。
結婚、子供の命名、転居、契約などには特によくない日と云われます。
旧暦月切の月と日付の組み合わせによる選日です。
組み合わせは以下のとおりです。
旧暦月 旧暦の日付
正月・七月 3 , 11 , 19 , 27
二月・八月 2 , 10 , 18 , 26
三月・九月 1 , 9 , 17 , 25
四月・十月 4 , 12 , 20 , 28
五月・十一月 5 , 13 , 21 , 29
六月・十二月 6 , 14 , 22 , 30
暦注としては比較的新しいもので、文字通り何をやってもうまく行かない凶日であるとされます。
◯八専(はちせん)
日の干支の組み合わせによる選日です。
壬子~癸亥までの12日間です。
この間、日の十干と十二支の五行が同じ配当となる日が8日あることから、八専と言われる。
元々は軍事上の忌日であったが後に、吉事は更に吉・凶事はさらに凶となる日とされるようになりました。
間に、干支の五行が揃わない 4日(癸丑、丙辰、戊午、壬戌)があり、これを八専の間日言います。
間日は八専の障りの無い日と考えられます。
◯十方暮(じっぽうぐれ)
日の干支の組み合わせによる選日です。
甲申~癸巳までの10日間です。
この間、日の十干と十二支が互いに相剋となる日が8日あり、この間は何をやってもうまく行かない期間とされる。
間日は丙戌と己丑の2日です。
暦注としては比較的新しい部類で、江戸時代は重要視された凶日です。
十方暮、天地八方全てが闇に閉ざされると言うことのようです。
一説には「途方に暮れる」の語呂合わせとも言われます。
◯天一天上(てんいちてんじょう)
日の干支により定まる選日です。
癸巳~戊申の間の16日です。
方角に関する禁忌を生み出す天一神が天上に去る為、方角に関する禁忌が無くなる期間と考えられました。
「方違え」の多くは地上に天一神が在る場合の方角の禁忌を避けるものです。
迷信の中の迷信と言えそうです。
◯大土・小土(おおづち・こづち) 別名 大犯土・小犯土
日の干支の組み合わせによる選日です。
庚午~丙子の間の7日間です。
小土は大土の終わりから1日開けて戊寅~甲申までの7日間を言います。
この間は井戸掘り、築堤、築墓、種まきなど、土を動かすこと全般の忌日とされます。
◯三伏(さんぷく)
選日法は、夏至(あるいは、夏至と立秋)と日の十干の組み合わせによります。
初伏、中伏、末伏とあり、その選日法はいくつかあります。
初伏 夏至後の3度目の庚の日
中伏 夏至後の4度目の庚の日
末伏 立秋後の最初の庚の日
◯臘日(ろうじつ)
もとは狩猟の獲物を先祖に捧げると言う中国の風習が伝わったものです。
小寒後二度目の辰の日、大寒に近い辰の日、冬至の後三度目の辰の日などの選日法があります。
神事・嫁取りなどの凶日とされます。
また、この日を年の暮れとして大祓えなど行うこともあり、大晦日(おおつごもり)と呼ぶこともありました。
◯特別な干支の日
甲子(かっし,かし,こうし,きのえね)
六十干支の最初。
五行説でも「木水」の組み合わせで相生。
このため目出度い日とされ、この日に祭り(甲子祭)をするなどの風習がありました。
◯庚申(こうしん)
庚申の夜に人体に潜む三尸(さんし)の虫が天に昇って宿主の人間の悪行を天帝に報告するという中国の道教の伝説から、この日は神々を祭って夜通し酒盛り・会食する庚申待ち、宵庚申などの風習がありました。
◯辛酉(しんゆう)
庚申と、辛酉はともに干支が「金」の気を持ち、気が冷たく停滞し、やがて大きな変革が起こる日として忌日とされた(辛酉の年は、政治的な大変革の年としておそれられ、たびたび改暦が為されています。
ちなみに、神武天皇即位の年として「皇紀元年」とされた年は辛酉の年です。)。
◯己巳(つちのとみ)
弁財天の使いである蛇(巳)の日を、弁財天を祭る日として祝いました。
日本独自の風習です。
◯天赦日 (てんしゃにち)
「てんしゃび」とも言い「天しゃ」と書かれることが多い。「万よし」とも書かれる大吉日です。
選日法は以下の通り。
春(立春~) 戊寅の日
夏(立夏~) 甲午の日
秋(立秋~) 戊申の日
冬(立冬~) 甲子の日
◯神吉日 (かみよしにち)
「かみよしび」とも言い「神よし」と書かれることが多い。
神社参拝、祭礼、先祖を祀るなどの神事の吉日です。
選日法は日付の干支のみで決まる単純なもので、以下のとおりです。
乙丑 丁卯 己巳 庚午 壬申 癸酉 丁丑 己卯 壬午 甲申
乙酉 戊子 辛卯 甲午 丙申 丁酉 己亥 庚子 辛丑 癸卯
乙巳 丙午 丁未 戊申 己酉 辛亥 壬子 乙卯 戊午 己未
庚申 辛酉 癸亥
以上 33 種類です。
◯大明日 (だいみょうにち)
「大みょう」と書かれることが多い。
大吉日、特に善事・吉事に良い日です。
建築、移転、旅行などは殊によい。
選日法は日付の干支のみで決まる単純なもので、以下のとおりです。
戊午 己巳 庚午 辛未 壬申 癸酉 丁丑 己卯 壬午 甲申
丁亥 壬辰 乙未 壬寅 甲辰 乙巳 丙午 丁未 己酉 庚戌
辛亥 丙辰 己未 庚申 辛酉
以上 25 種類です。
◯鬼宿日 (きしゅくにち)
二十八宿の「鬼」の日。大吉日、長寿や名誉を祝うのに殊に良い日。
選日法は、二十八宿を参照してください。
◯天恩日 (てんおんにち)
「天おん」と書かれることが多い。
吉事には良い日。
ただし、凶事には用いるべきでない日と言われます。
選日法には諸説あるが、暦中計算では日の干支のうち、次に示すものを計算しています。
甲子 乙丑 丙寅 丁卯 戊辰 己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未
己酉 庚戌 辛亥 壬子 癸丑
以上 15 種類です。
◯母倉日 (ぼそうにち)
「母倉」と書かれることが多い。
天が人間を慈しむ日ということで、吉日。選日法は、節月と日の十二支によります。
正月・二月 子の日、亥の日
三月・六月・九月・十二月 巳の日、午の日
四月・五月 寅の日、卯の日
七月・八月 丑の日、辰の日、未の日、戌の日
十月・十一月 申の日、酉の日
◯月徳日 (つきとくにち)
「月とく」と書かれることが多い。
家の造作や、土を動かすことに関する吉日です。
選日法は、節月と日の十干によります。
正月・五月・九月 丙の日
二月・六月・十月 甲の日
三月・七月・十一月 壬の日
四月・八月・十二月 庚の日
◯受死日 (じゅしにち)
別名「黒日(くろび)」「●」と書かれることが多い。
大悪日。
最悪の日とされます。
葬式は行っても良いが、それ以外は何をするにも悪い日といいます。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月 戌の日
二月 辰の日
三月 亥の日
四月 巳の日
五月 子の日
六月 午の日
七月 丑の日
八月 未の日
九月 寅の日
十月 申の日
十一月 卯の日
十二月 酉の日
◯十死日 (じゅうしにち)
十死、十死一生日、天殺日などとも言います。
受死日に次ぐ大悪日です。
何事にも悪い日とされ、葬式にも凶です。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月・四月・七月・十月 酉の日
二月・五月・八月・十一月 巳の日
三月・六月・九月・十二月 丑の日
◯五墓日 (ごむにち)
「ごむび」とも呼ばれます。
土を動かすことに関する凶日です。
選日法は、日の干支によります(本来は、各人の生まれの納音(なっちん)により関係しない日もあるとされるが、近年は区別をしなくなっています。)。
戊辰 丙戌 壬辰 乙丑 辛未
以上 5 種類です。
◯帰忌日 (きこにち)
「きこび」「きいみび」などとも呼ばれます。
元服(成人式?)、金の貸し出しなどは凶です。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月・四月・七月・十月 丑の日
二月・五月・八月・十一月 寅の日
三月・六月・九月・十二月 子の日
◯血忌日 (ちいみにち)
「ちいみび」「けこ」などとも呼ばれます。
血を見ること(針灸・手術・猟・死刑執行など)は凶です。
奉公人の雇い入れにも凶です。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月 丑の日
二月 未の日
三月 寅の日
四月 申の日
五月 卯の日
六月 酉の日
七月 辰の日
八月 戌の日
九月 巳の日
十月 亥の日
十一月 午の日
十二月 子の日
◯重日 (じゅうにち)
「じゅうび」とも呼ばれます。
この日は良いことはさらに良く、悪いことはさらに悪くなる日といわれます。
また婚礼は再婚につながるということで忌まれます。
また、葬儀などにも凶となります。
選日法は、日の十二支によります。
巳の日・亥の日
◯復日 (ふくにち)
「ぶくび」とも呼ばれます。
重日とほぼ同じ意味を持つ暦注です。
この日に善行を行えば大吉とかです。
選日法は、節月と日の十干によります。
正月・七月 甲・庚
二月・八月 乙・辛
三月・六月 九月・十二月 戊・己
四月・十月 丙・壬
五月・十一月 丁・癸
◯天火日 (てんかにち)
「てんかび」とも呼ばれれます。
この日に棟上、屋根拭きなどすれば必ず火災が起こるという凶日です。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月・五月・九月 子の日
二月・六月・十月 卯の日
三月・七月・十一月 午の日
四月・八月・十二月 酉の日
◯地火日 (じかにち)
「ちかび」とも呼ばれる。基礎工事、柱建て、井戸掘り、種まき、築墓、葬儀などの凶日です。
選日法は、節月と日の十二支によります。
正月 巳の日
二月 午の日
三月 未の日
四月 申の日
五月 酉の日
六月 戌の日
七月 亥の日
八月 子の日
九月 丑の日
十月 寅の日
十一月 卯の日
十二月 辰の日
◯大禍日(たいかにち)・狼藉日(ろうじゃくにち)・滅門日(めつもんにち)
まとめて、「三箇(さんが)の悪日」と呼ばれます。
万事に悪い日とされれます。
選日法は節月と日の十二支によれます。
本来は生まれ年に該当する三箇の悪日だけ注意すれば良いということだったらしいが、現在は生まれ年とは無関係の悪日とされることが多いようです。
このような考え方から、2月分(過去掲載月, 再掲)を作成すると、以下のようになります。
2024年(令和6年) 2月の 表示暦注一覧
日付(曜) 干支 十二直 /宿 その他 (※以下は「下段」) 旧暦 六曜 /九星
2/1(木) 乙未 破/井 不成就日 ※大明日 12/22 先負/五黄
2/2(金) 丙申 危/鬼 ※鬼宿日/神吉日 12/23 仏滅/六白
2/3(土) 丁酉 成/柳 ※神吉日/受死日/天火日/狼藉日 12/24 大安/七赤
2/4(日) 戊戌 成/星 立春 ※受死日 12/25 赤口/八白
2/5(月) 己亥 納/張 三隣亡 ※神吉日/母倉日/重日/大禍日 12/26 先勝/九紫
2/6(火) 庚子 開/翼 ※神吉日/母倉日/復日/天火日/狼藉日 12/27 友引/一白
2/7(水) 辛丑 閉/軫 一粒万倍日 ※神吉日/帰忌日/血忌日 12/28 先負/二黒
2/8(木) 壬寅 建/角 ※大明日 12/29 仏滅/三碧
2/9(金) 癸卯 除/亢 不成就日 ※神吉日 12/30 大安/四緑
2/10(土) 甲辰 満/氏 ※大明日/復日/往亡日 1/1 先勝/五黄
2/11(日) 乙巳 平/房 ※大明日/神吉日/重日/地火日/滅門日 1/2 友引/六白
2/12(月) 丙午 定/心 一粒万倍日/不成就日 ※大明日/神吉日/月徳日 1/3 先負/七赤
2/13(火) 丁未 執/尾 ※大明日/神吉日 1/4 仏滅/八白
2/14(水) 戊申 破/箕 天一天上終わり ※神吉日 1/5 大安/九紫
2/15(木) 己酉 危/斗 ※大明日/天恩日/神吉日/十死日 1/6 赤口/一白
2/16(金) 庚戌 成/牛 ※大明日/天恩日/受死日/復日 1/7 先勝/二黒
2/17(土) 辛亥 納/女 三隣亡 ※大明日/天恩日/神吉日/母倉日/重日/大禍日 1/8 友引/三碧
2/18(日) 壬子 開/虚 八専入り ※天恩日/神吉日/母倉日/天火日/狼藉日 1/9 先負/四緑
2/19(月) 癸丑 閉/危 雨水/一粒万倍日/八専間日 ※天恩日/帰忌日/血忌日 1/10 仏滅/五黄
2/20(火) 甲寅 建/室 不成就日 ※復日 1/11 大安/六白
2/21(水) 乙卯 除/壁 ※神吉日 1/12 赤口/七赤
2/22(木) 丙辰 満/奎 八専間日 ※大明日/月徳日 1/13 先勝/八白
2/23(金) 丁巳 平/婁 ※重日/地火日/滅門日 1/14 友引/九紫
2/24(土) 戊午 定/胃 一粒万倍日/八専間日 ※大明日/神吉日 1/15 先負/一白
2/25(日) 己未 執/昴 ※大明日/神吉日 1/16 仏滅/二黒
2/26(月) 庚申 破/畢 ※大明日/神吉日/復日 1/17 大安/三碧
2/27(火) 辛酉 危/觜 辛酉 ※大明日/神吉日/十死日 1/18 赤口/四緑
2/28(水) 壬戌 成/参 不成就日/八専間日 ※受死日 1/19 先勝/五黄
2/29(木) 癸亥 納/井 三隣亡/八専の終わり ※神吉日/母倉日/重日/大禍日 1/20 友引/六白
3/1(金) 甲子 開/鬼 甲子 ※鬼宿日/天恩日/母倉日/復日/天火日/狼藉日 1/21 先負/七赤
3/2(土) 乙丑 閉/柳 一粒万倍日 ※天恩日/神吉日/五墓(木)/帰忌日/血忌日 1/22 仏滅/八白
日付(曜) 干支 十二直 /宿 その他 (※以下は「下段」) 旧暦 六曜 /九星
以上に掲げたことを表の形式で暦注を作成すると、以下のようになります。