堀口英利さんへの公開質問状その56ロンドン大学通学は日本国首相よりも「激務」なのですか?


堀口英利さんへの公開質問状その56
ロンドン大学通学は日本国首相よりも「激務」なのですか?

ぼくと堀口英利さんとの諍いは重度の難病者が総理大臣になるべきか、否かということでした。
ぼくは安倍前首相が持病の潰瘍性大腸炎を理由に二回も政権を放り出した事実を挙げて、危機管理上、重度の難病患者は総理大臣になるべきではないと主張しました。

堀口英利さんへの公開質問状まとめ その5
https://kiyotani.at.webry.info/202104/article_14.html

これに対して安倍前首相と同じ潰瘍性大腸炎だと自称する堀口英利さんは、いかなる難病患者でも総理大臣含めてすべての職業に就けるべきだと主張しました。

常識的に考えれば、健康状態によってできない職業はあります。全盲の人間がパイロットや運転手にはなれないでしょう。糖尿病で下肢を切断した人間は自衛官にはなれないでしょう。


総理大臣ともなれば、分単位でスケジュールが詰まっており、時差のある海外への渡航も非常に多い。また国の命運を左右する判断をしなければならないわけです。当然ストレスは常人の比ではありません。ストレスはどのような病気にとってもいいわけがありません。それが病気を悪化させることは歴史的な指導者を見てもあきからです。

ところが堀口英利さんはご自分が総理大臣にでもなりたいのでしょう。先のような主張を繰り返し、それを補強するために、総理大臣の責任や重圧は一般国会議員と同じ、パイロットより総理大臣の責任は軽いとかトンデモな主張をしたわけです。

そして、ぼくが重度難病者は総理になるべきではない、との主張を自分が潰瘍性大腸炎患者という立場を「悪用」して、ぼくがすべての難病者に対する差別を行っている差別主義者であるかのように執拗に宣伝しました。

はじめぼくは彼のツイッターをみて、「東洋アフリカ研究学院」「キングス・カレッジ 戦争学科」とあったので、どちらかの大学を卒業してもう片方の大学の別な学部あるいは、修士コースに在学しているのかと思いました。
つまり大学生だとしてもある程度軍事の教育を受けている人間かと思っていました。ですから何でこんなトンデモを言っているのだろうと思いました。


ところがその後調べて見ると堀口英利さんは「東洋アフリカ研究学院」を卒業したというのも怪しく、単に同校の英国大学へのプレコースであるIFCを終了しただけのようであり、本人が在学していると主張するキングス・カレッジもぼくと論戦になった時点では入学もしていませんでした。


その後の論争で堀口英利さんは、キングス・カレッジ在学証明の書類と称するものを公開していますが、それらはいずれも入学前の日付のものであり、現在の在学を証明するものではありません。

堀口英利さんに対するツィートをみていると同じように「勘違い」された人が多いようにおえました。堀口英利の曖昧な肩書は非常に誤解を招くものであり、「ロンドン大学の方から来ました」と揶揄されても仕方がないでしょう。そのような指摘を受けても堀口英利さんはプロフィールに変更を加えていません。


さて、前置きが長くなりましたが、堀口英利さんの主張しているように、重度の難病患者でも総理になるべきでしょうか。
そうであれば何で堀口英利さんは、潰瘍性大腸炎を患ってロンドン大学の通学を諦めて帰国したのでしょうか?
これが、医療体制が未熟な途上国ならともかく、英国の首都ロンドンです。医療体制は完備されています。日本語が通じる病院もあります。

ロンドン大学の学生は日本国総理大臣よりも激務なのでしょうか?
常識的に考えればそれはないでしょう。

ルーズベルトも潰瘍性大腸炎だったなど主張していた堀口英利であれば、同じ潰瘍性大腸炎であれば大学に通えたのではないでしょうか?
勉強は大変かもしれませんが、大統領や首相のような激務でもなく、外遊の必要もなく、国家の命運を左右する決断を迫られる立場でもないでしょう。

ぼくに対する主張ならば、有言実行すべきだったでしょう。
自分ができないことをできる主張して人の主張を捻じ曲げて差別主義者呼ばわりするのは卑怯であり、アンフェアです。

なんで「その程度」のことができなかったのでしょうか?
そして自分の難病を他人を攻撃する道具にしか使わないというのは難病者全体の評判を下げ、世間の偏見を招くものとは思いませんか?

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