能登町の小木中学校で閉校式 78年の歴史に幕
生徒数の減少を受け、能登町の小木中学校で30日、閉校式が行われ、78年の歴史に幕を下ろしました。
昭和22年に開校した小木中学校は、生徒が減少したため、来年度から能都中学校に統合されることが能登半島地震の発生前から決まっていました。
30日は、学校の体育館で閉校式が行われ、生徒や保護者、それに歴代の卒業生など、あわせて300人ほどが集まりました。
式では小原正義校長が「78年間で5641人の卒業生が巣立っていきました。きょうは大勢で校歌を歌う最後の機会なので、学校への感謝の気持ちを込めて歌いましょう」とあいさつしました。
そして、全員で校歌を合唱し、小木中学校は78年の歴史に幕を下ろしました。
54年前に卒業したという男性は「生徒が減少しているので仕方ないですが、閉校はさみしいです」と話していました。
2年生の女子生徒は「閉校はさみしいですが、研修旅行に行ったり掲示物を作ったりしたことが思い出に残っています。能登半島地震があってからは、より友だちを大切にしようと思うことも出来ました」と話していました。