「家から少し遠くなったけれど」 広島・尾道で初の小中一貫校が開校
武田啓亮
広島県尾道市で初の小中一貫教育校となる尾道みなと小・中学校で7日、開校式が開かれた。新しい校章や校歌もお披露目され、会場の体育館に子どもたちの歌声が響いた。
児童代表としてあいさつした6年生の村重聡明(さとあき)さんは式後の取材に、「家からの距離は少し遠くなったけれど、新しい友達ができるのが楽しみ。勉強も運動もがんばります」と話した。
尾道みなと小は旧長江中の敷地に、尾道みなと中は約600メートル離れた旧久保中の敷地に開校し、校舎も引き継いで使う。市中心部の小中学校再編で、土堂小、久保小、長江小の3校と、久保中、長江中の2校が統合された形だ。2027年春にはそれぞれ同じ敷地に新校舎が完成する予定で、旧校舎の活用法については未定だという。
開校式に出たのは新入生以外の在校生と教職員ら。8日の入学式には小学生36人、中学生98人が出席する予定。みなと小は全校児童312人、みなと中は349人となる。