こんにちは！ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はマーク・トウェインの名言をご紹介します。マーク・トウェイン（1835～1910年）は『トム・ソーヤーの冒険』などの著者として知られるアメリカの作家です。
今回は人生に疲れた人に届けたいマーク・トウェインの名言をご紹介します。

人生に疲れた人へ。マーク・トウェインの名言「あなたの仕事がカエルを食べる…」英語＆和訳（偉人の言葉）

魂は続きから始まっている。今日の頑張りが無駄になることはない。

最近家の掃除をするようになったのですね。面倒くさくて、全然掃除していなかったのですが、ほぼ毎日。用事の多い日は「忙しいから今日はいいや」となってしまうのですが、ほぼ毎日。
今日掃除しておくと明日楽なのですよね。何日も続けて掃除しないとやっぱり気になる。次の日忙しいとき、その前日に掃除しておくと、気が楽なのですよね。「明日忙しいけど、今日掃除したし、明日は掃除サボっちゃえばいいや」と。

今日は昨日の続き。今日の頑張りが無駄になることはありませんよね。今日頑張れば明日楽になる。明日の仕事が減る。今日怠けてしまえば明日忙しくなる。明日の仕事が増えてしまう。
日が沈んでも日が昇っても、自分がしたことが消えることはない。今日は昨日の続き。
人生も同じなのではないかなと。人はいつか必ず死にますよね。死んでもまた生まれても、自分がしたことが消えることはない。全て続きから始まっている。

魂は続きから始まっている

十一面観音。本体の大きな顔の上に小さな顔がいくつも並んだ。右を向く顔、左を向く顔、前を向く顔、後ろを向く顔。あらゆる方向を見守る。
あれは人間が目指すべき姿を表しているのではないかなと。

人生とは留学のようなものなのではないかなと。日本の学生が海外に出て勉強してしばらくしてまた日本に戻ってくる。
留学中に手に入れたものは帰国前に全て没収される。買ったものも稼いだお金も。それが人生なのですよね。
いくらお金を稼いでも、高い車を買っても、大きな家に住んでも、死んでしまえばそれは他の誰かのものになる。お金も家も車もあの世には持って行けない。
肉体もそうですよね。どんなに健康な体に生まれても病弱でも死んでしまえばその肉体は手放す。あの世には持って行けない。
唯一死後の世界に持って行くことができる可能性があるもの、それは自分の魂だけ。
魂を磨くこと、人として成長すること。人がこの世界を生きる意味はそこにあるのではないかなと。

車にはいくつか種類がありますよね。普通車、二輪車、中型車、大型車。私は普通免許しか持っていないのですが、大型車に乗ったとき運転席からどこが見えてどこが見えないのか、どこに死角があるのか、運転したことがないので分からないのですよね。普通車しか運転したことがない人よりも、複数の車種を運転したことがある人の方が、どの車種を運転するにしても、より安全に運転できると思うのですね。
人は生まれ変わる。男、女、黒人、白人、お金持ち、貧乏。同じ人生を繰り返したところでそこに成長はない。異なる立場を経験する。それによって視野が広がる、思いやりが生まれる。それが成長だと。

肉体は生まれたとき0歳から始まる。魂は生まれたとき0歳ではない。魂は続きから始まっている。
肉体的には大人でも、魂としてはまだ子供という人もいるのですよね。肉体の年齢と魂の年齢は一致しない。同じ20歳でも、落ち着きのある人もいれば落ち着きのない人もいる。
人は見えないものを恐れますよね。初めて行く場所、どこに何があるのか分からない。目的地に着くまで不安ですよね。一度行ったことのある場所、どこに何があるのか分かりますよね。初めてのときほど不安はない。

人は生まれ変わる度に、顔が増えていく。右を向く顔、左を向く顔、前を向く顔、後ろを向く顔。生まれ変わる度に、視野が広がっていく。
人が目指すべき姿、そこにあるのではないかと。思いやりがある、常に冷静沈着、何があっても動じない。
肉体の年齢で人を見ない、魂の年齢で人を見る。

人生に疲れた人へ。「仕事」に関する世界の偉人の名言3選

いかがでしたでしょうか？今回はマーク・トウェインの名言をご紹介しました。

私のブログでは、『マーク・トウェインの名言集【英語原文と和訳】』（外部リンク）という記事で今回ご紹介したものも含めてマーク・トウェインの名言を25句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。

では、最後に「仕事」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。

お読みいただき、ありがとうございました！