パトカー仕様のホンダの高級スポーツカー「NSX」が三重県警に寄贈され、鈴鹿サーキット(同県鈴鹿市)で21日、デモ走行が行われた。県警高速隊員が白と黒色のシャープな車両に乗り込み、F1の日本グランプリが開催されるコースをさっそうと駆け抜けた。県警は交通事故防止の広報啓発用に使うほか、高速道路での取り締まりにも活用する予定。
この日、鈴鹿サーキットで寄贈式も開かれ、県警の敦沢洋司本部長が寄付した滋賀県の不動産業、小林俊也さん(43)に謝意を伝え「効果的に運用していく」とあいさつした。
小林さんはレース観戦が趣味で、昨年6月に鈴鹿サーキットを訪れた際、会場内に県警が設けた採用活動ブースの警察官に寄贈したいと申し出たという。小林さんは取材に「警察の活動に役立ててほしい」と話した。