堀口英利さんは事実と自己の情緒、願望の区別ができない

ツイッター上で堀口英利さんと安倍首相辞任を巡って議論というか口論になりました。
彼は自分が同じ潰瘍性大腸炎を患っており、同じ病気をもっている安倍首相にシンパシーを感じられております。だからといってその情緒と政治や行政のロジックを混同して説教するのは筋違いです。

>政権を総括すると外交や安全保障の観点から非常に顕著な功績を残されているだけでなく、憲政史上最長在任の内閣総理大臣として、同じ潰瘍性大腸炎の患者である私に勇気を与えてくれたという意味で、政策や言動はさておいても、「安倍さんのことは尊敬している」と明言したいと思います。

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

対してぼくの主張は危機管理の重篤で、現状完治の見込みがない病気を抱えた人間は総理になるべきではない、というのに対して彼はいかなる病気でも総理になれるべきだと主張しています。

別に彼が同病相哀れむで、安倍主張を熱烈に支持するのは構いません。それが支持率をあげるためにGDPや統計を捏造し、桜を見る会を私物化し、お友達の学校認可に便宜をはかったり、それを追求されたら「私と妻が関わっていたら首相も議員も辞める」と啖呵をきってあとに引けなくなって、官僚に嘘をつかせてようとして自死に追い込んだり、不利な公文書を処分させたりするような下劣な男ですが、支持するなとはいいません。個人の勝手ですから。
川俣軍司や大久保清を尊敬するのも同様で個人の信条の自由です。まあ、世間からは尊敬されないとは思いますが。


>フランクリン・ルーズベルトも、ポリオで下半身麻痺になって車椅子での生活を余儀なくされていました。しかし、それでも戦争指導者として米国を勝利に導いています。歴史的な事実を見れば、「病気や障害」が首脳としての職務遂行と無関係なのは言うまでもありません。 堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

> 米国を見ても、ケネディは安倍さんと同じ潰瘍性大腸炎、アイゼンハワーも同じく炎症性腸疾患に分類されるクローン病、日本を打ち負かしたフランクリン・ルーズベルトも、ポリオで下半身麻痺になって車椅子での生活を余儀なくされていました。<br><br>言うまでもなく、いずれも難病ですよね。 

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

堀口英利さんはルーズベルトやケネディも同じだからと主張していますが、彼らは職務を完遂しました。今よりも遥かに医療のレベルが低い時代においてです。またアベノマスクみたいな間抜けな政策を行っておりません。
対して安倍晋三は同じ病気で2回も政権を放り出しました。これは厳然立つ事実です。

それは安倍晋三がルーズベルトたちよりもより重篤だったのか、ステーキや焼き肉、フレンチなどの病気によくない外食を続けるなどして不摂生していたからか、あるいはその両方でしょう。
安倍晋三とケネディ、ルーズベルトを同列に語るのは彼らにとって不敬ですよ。


>第2次安倍政権が発足したタイミングだと、前後にカツカレーも召し上がっているようですから、潰瘍性大腸炎の症状も寛解しておられたんでしょう。<br><br>かつ、その時点でここまで続投するとは誰も考えていなかったでしょうから、いまから「就任した責任」を問うのも酷でしょう。

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

政治は結果が全てです。それで2回も同じ理由で政権を放り出した男を弁護でないでしょう。「酷」じゃありませんよ。総理の職をなめていませんか?

>民主主義のプロセスにおいてそのように判断されたら、どんな病気や障害があれども内閣総理大臣になって良いでしょうに。有権者がその人物を国会議員に選んで、さらに彼ないし彼女が与党や国会で首班指名を受けたなら、誰であれ病気や障害に関係なく内閣総理大臣になれるべきです。

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

それは理想論に過ぎません。総理は全国民の安全に責任をもつ立場です。総理の決定で数個師団が全滅したり、東京に核ミサイル落ちる場合だってあります。

その理屈ならば認知症の老人に免許を返納しろとは言えなくなりますね。事故を起こす可能性があるだけで起こすとはいえません。
個人的はできるだけ難病の方も政治家になれるようなシステムがよろしいとおもいます。知人にもALSの人はいます。だけどどんな難病でも総理にすべきとは思いません。

それから見つからないからこっそり削除したのかもしれませんが、総理と議員の責任は同じと発言していました。であれば総理を「病気でまともな判断ができない」人間が、なんで議員として残るのでしょうか。論理が破綻しています。

一議員と総理の責任も権限も違います。総理の命令で数個師団の自衛官が命を失ったり、弾道弾の攻撃で数十万人の国民が殺されたりします。一議員にはそのような判断をする権利も職務もありません。例えば最高司令官と、少尉を同じ将校だといっているようなものです。

>「病気という本人の都合」なら、例えば女性の内閣総理大臣が妊娠で休職や辞任をしたら「妊娠という本人の都合」と言われるのでしょうか。<br><br>介護や育児をしながらの勤務でも「本人の都合」として切り捨てられるのでしょうか。欠格事由を増やすほど、政治は「強者」だけのものになってしまいます。 

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_)

はじめから完治しない重病と妊娠を同列に語るのは女性に対する侮辱だとぼくは思います。妊娠は病気なのでしょうか。こいうことを持ち出して相手を攻撃するのは品性がありません。
重大な局面で判断ミスを誘発する可能性がたかい人間が総理になるべきではありません。

>約11時間も前のツイートに突っかかっておられるご自身こそ、僭越ながら申し上げると「まだ言っている」のではないでしょうか。当初は難病患者が首脳になることを否定なさっていたのに、いまでは安倍さんの個別具体的な事例に論点とレイヤーを変えておられるのは、さすがに分が悪いですよね。 堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 


都合がわるくなると「11時間も前」、になるようです。一日も経っていませんよ。よほど都合がわるかったのでしょう。


>現場で操縦桿を握るパイロットと、多くのスタッフによって構成された幕僚組織・意思決定システムがある内閣総理大臣を、「健康や病気」と言った切り口で同等に比較するのは適当ではないと述べている通りです。

 堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

首相の責任をパイロットに例えたときの彼の反応です。アナロジーを理解していない。要は多くの人命を預かる立場の人間は健康管理が必要で、職務に支障があるような人間はだめだとということです。
因みに危険という意味ではパイロットの方が危険はすくない。機長に異常があればコーパイが引き継げるようにマニュアルがあるし、飛行はほとんど自動です。

しかもパイロットは極めて厳しい身体検査を年に一回受けます。首相よりも遥かに健康面ではチェックされています。

対して首相の場合、意地でもその地位に固執して居残ることが可能です。これが首相補佐官や幕僚長であれば首相が命じて、更迭も可能です。ところが上司がいない首相が自分の意判断力を正常に把握しないで誤った判断をする可能性も少なくないでしょう。職を離れるように官房長が頼んでも断ることもあるでしょう。


大戦末期、ヒトラー総統はストレスで肥満して体調もよくなく判断ミスを多発しましたが、総統が交代しましたか?
だれが「総統、その健康状態では無理です。退いてください」といえましたか?
本邦でも安倍政権になって官僚の人事は首相に握られるようになっており、苦言を言いにくくなっています。言った官僚は左遷されております。
そのため官僚たちは官邸から命じられて公文書を廃棄したり、改ざんしたりしました。
安倍本人がやめないと言いはったらだれが首をきれますか?

また彼のロジックならば自衛隊の司令官、司令も護衛艦の艦長も精神障害や潰瘍性大腸炎のような深刻な病気を持っていても務まる、という主張になりますよね。しかも指揮官は単なるお飾りでいいということなります。その場の最高責任者を部下たちが勝手に引き下ろすことも可能である、ということになります。それは軍隊として非常に問題あるとぼくはおもいますけどねえ。


>すみません、さすがに私も我慢の限界です。<br><br>「難病患者は首脳になるな」と暴論を唱え始め、途中で安倍さんの個別具体的な事例にすり替え、分が悪くなると私に個人攻撃を始めて、ついにはブロック。従前の主張や問題提起の数々は勉強になりましたが、ここまで来ると、さすがに人として軽蔑します。 

堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 

まるでそこらのネトウヨですね。自分の論が危うくなると人格攻撃だ、誹謗中傷だと騒ぎ出す。


>分が悪くなると私に個人攻撃を始めて、ついにはブロック。
分が悪くなってなんかいませんよ。情緒と論理を混同して恥じない人と議論は無理だとおもっただけです。

>しかも、潰瘍性大腸炎の患者さんや症状をコケにする発言も繰り返しておられます。安倍さんの批判は自由にしていただきたいと思いますが、潰瘍性大腸炎の患者さんを侮辱するのは、もはや人権問題でしょう。もっとも、潰瘍性大腸炎の活動期にお尻から出るのは便だけでなく血や膿もなのですが。 堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_) 


これまた事実無根の誹謗中傷です。安倍首相と自分を同一視しているとしか思えません。
寸劇を書いたのは馬鹿にでもわかるようするためですよ。

>同じ病気の持ち主に親近感を感じたり、闘病と仕事の両立を願ったりするのは人として自然でしょう。それに、違う病気や障害でも、原口一博さん、木村英子さん、舩後靖彦さんのようなケースもあります。病気や障害といった観点から、彼らの活躍も願っています。 

 堀口 英利 | Horiguchi Hidetoshi (@Hidetoshi_H_)ご自分でも情緒と論理が分離できないと告白しているようなものです。ですがその自覚もないのでしょう。

参考までに大石英司氏の意見を掲載しておきます。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/

※ 金子恵美氏、ラサール石井の投稿に怒り 声震わせ「健康を理由に辞めることがどんなに悔しいか」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/08/30/kiji/20200830s00041000228000c.html
*石垣のりこ議員を非難する安倍応援団の倒錯! 膳場貴子や星浩にまで炎上攻撃で、安倍首相の政権投げ出し批判がタブーに
https://lite-ra.com/2020/08/post-5609.html

>「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」

 その民主党の石垣議員ですか、この下らないリンチに首を突っ込みたくなくて黙っていたんだけど。たとえば小田嶋さんが、自分の脳梗塞への突っ込みは許さないのに、総理の下痢は揶揄するとか(とはいえ、あん時はちょっと引いた)、ネットリンチの嵐が燎原の火のように拡散しているわけです。そら、自分自身の病気への揶揄や中傷と、総理大臣という公人への揶揄皮肉を同列にすんなよバカ供めが! としか言えない。
 それに、この件で総理に危機管理能力が無かったのは紛れもない事実です。平素から判断力があってないような男だから、実質この2ヶ月間の不在は、国政にもコロナにも何の影響ももたらさなかった。でも彼が健康体だったら、もっとましな決断が出来た可能性はゼロではない(まあないけどw)。
 この人は、また大事な時に投げ出したと叩かれたくなくて、おまけに記録も打ち立てたくて、今日まで無駄に粘ったわけでしょう。それは政治家として正しい姿勢だとは思えないし、いわんや総理大臣として無責任極まりない。自分は今その職責を全うできる状態にはないことを自覚し、事実として諸問題から逃げ回って過ごした罪は重い。
 じゃあ二ヶ月前投げ出したら、やっぱり無責任だと非難されるじゃないか? と言われるだろうけれど、それは仕方ないでしょう。それが政治です。

>「健康を理由に辞めることがどんなに悔しいか」

 そんな浪花節で国政を語るな!

 この病気で投げ出すのは二度目でしょう。それって、国政で許されることなの? しかも総理大臣という重責で。私は、自分が乗る路線のトイレが何処にあるかを昔は把握していました。トイレが怖くて、急行電車に乗れない時期が長らくあった。田園都市線の急行は、二子玉から三つの駅をすっ飛ばして10分間駅に止まらない。それすら怖かった。バスやタクシーはとにかく乗らない。いつ何処で渋滞にはまるか解らないから。今振り返ると、20年以上、そういう体調でした。幸い、今はビオスリーとポリフルに救われて、その悩みから解放されたけれど。だから私は、その病気の苦労は少しは解る。
 ただ、その難病の人々の苦難を思うなら……、とおかしな話になっているけれど、相手は総理大臣ですよ? 公人の健康を一般論で語るべきではない。ALS患者が国会議員になることを私は歓迎するけれど、ALS患者に総理大臣が務まるとは思わない。
 薬の効きが悪くなって、症状が悪化しているという自覚があったなら、もっと早くに、国民に今そういう状態にあることを告白すべきだったし、もっと早くに職を辞するべきだった。安倍晋三という政治家は、最後の最後まで、国民への誠実さを欠いた。
 近衛文麿が痔でなかったら、あの戦争の歴史は変わっていたかも知れないと言われる。よりにもよって総理大臣の健康を、浪花節や安っぽいヒューマニズムで語るべきでは無いし、同調化圧力に荷担して批判者を攻撃するなどもってのほかです。

多くの自衛官を含めて国民の生命財産、国土を守る最高責任者である首相は他の議員とはことなります。ですから初めから完治が期待できない重病の人間はなるべきではない。
普通の政治家であればできるだけ重病を持っていてもなれるようすべきですが、一議員と首相では責任や権限が全く違い、健康不良で誤った判断をした場合の被害はとてつもなくことなります。そもそも一議員に自衛隊を指揮する権限はありません。

率直に申し上げて自分が職務に問題をおこすよな病気を抱えているにもかかわず、己の権力欲のためだけに首相になって、
国民の生命や国家を危うくしても構わない。どれだけ国を毀損しても構わないという人間のクズを首相にすべきだとは思いません。

自分が大好きな安倍晋三への熱烈な愛情で目が曇っているとしかいえません。彼の目が覚めることを老婆心ながら期待します。

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堀口英利さんは事実と自己の情緒、願望の区別ができない|清谷信一
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