トランプ政権、取り消された外国人留学生のビザを一時的に回復へ

[ボストン 25日 ロイター] - トランプ政権は25日、米国内の数百人の外国人留学生について、以前に取り消された学生ビザを回復させると発表した。新たな政策を策定するまでの措置で、将来的には法的地位を終了させる枠組みを提供する可能性がある。
この決定は、ボストンの連邦裁判所での審理中に発表された。同裁判所では、トランプ政権の厳格な移民取り締まりの一環として行われた措置に対し、多くの留学生のうち1人が起こした裁判が行われていた。
多くの留学生が、約110万人の外国人留学生ビザ保持者を管理するデータベースから記録が削除され法的地位が取り消されたことで、国外退去のリスクに直面している。
米国移民弁護士協会によると、トランプ大統領が就任して以来、「学生・交流訪問者情報システム(SEVIS)」と呼ばれる米国移民・税関執行局(ICE)のデータベースから4700人以上の学生の記録が削除されたという。
ロイターの集計によると、SEVISから削除された200人以上の学生が、政権による措置を一時的に差し止める裁判所命令を勝ち取っている。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

トムソン・ロイター

Nate Raymond reports on the federal judiciary and litigation. He can be reached at nate.raymond@thomsonreuters.com.