コロナ禍で変わった自分の日本酒の呑み方
今年は各種ソーシャルネット以外にもアメブロやnoteも書いていこう、と、決めたので、たまには日常的な話題でも(とは言え、noteは日経記事の「noteで書くボタン」をトリガーに、という条件だけは変えずにw)。
先日、社説でこのような記事がありました。昨年2024年、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。詳しくは文化庁のサイトなどをご覧ください。
たしかに、酒造りは世界各国、さまざまな方法、材料、文化の組み合わせで行われていて、酒が好きな人(僕もその一人)にとっては、その行為はもちろん、そこから生まれる酒の魅力から逃れられません 笑
で、今回は自分の「日本酒の呑み方」の話などを。
コロナ禍で大きく変わった「酒の呑み方」
2019年年末(ここ日本では2020年春ごろ)から始まった、新型コロナウィルスの蔓延とそれに伴う騒動、いわゆるコロナ禍。
世の中、さまざまな生活スタイルが大きく変わったわけですが、ご多分に漏れず、僕も大きな変化がありました。その1つがいわゆる「飲み会」。
独身時代はもちろん、結婚後も、友人・家族と外で飲む機会は多かったのですが、緊急事態宣言やまん防(まん延防止等重点措置、懐かしい響き)といった国や自治体からのメッセージ、さらには #StayHome (これもまた懐かしいw)とともに、外食での飲み会の回数が一気に減りました。減ったというか0になったと言うか。
一方で、オンライン社会になって、オンライン飲み会なるスタイルも増えていったわけですが、ようは外飲みではなく、家飲み、あえて漢字を変えるなら「家呑み」が増えたわけです。
そういった状況も相まって、家で呑むことが増えたのが日本酒です。前置きが長くなりましたが、今回のテーマの出発点にやっと到着しました。
なぜ日本酒を呑む機会が増えたのか
なぜ日本酒を呑む機会が増えたのか――それはまさに家呑みが増えたから。
振り返ってみるとコロナ禍となり、外で呑むことができなくなり、当時はリモートワークがメインで朝晩含め、時間の使い方が大きく変わり、中でも家時間を自分なりに楽しもうと考えて、昼食や夕食は自分で作ったり、その延長で晩酌のつまみを作ったり(なんなら仕事始めの朝の時間で仕込みもしたりw)。
ただ、食べ物だけではなくて、やっぱり酒もいろいろと楽しみたいと思うのが自然の流れ。
そんなこんなで家時間での酒の楽しみ方をしよう!と考えて辿り着いたのが日本酒でした。
もちろん、コロナ禍前も日本酒に限らず、ビールやウィスキー、ジン、バーボン、テキーラ、ワインなどなど、僕は基本的にはアルコールが入っているものは大好きだったわけですが、家で呑むと考えたときに自分にぴったりだったのが日本酒でした。
その理由をまとめてみると
種類が豊富:酒蔵ごとの特徴があり、とにかく種類が多い
日本国内が産地:地域性があって酒を楽しむことで各地を知ることができる
リーズナブル:四合瓶であれば2,000円程度で楽しめる。しかも入手しやすい
食事と合わせやすく酒量を調整しやすい:食事と合わせやすく炭酸系と比べて呑める量が(物理的に)多い(身体に良いとは言っていない)
などなど。
種類が豊富なんていうのはまあ、他の酒でも当てはまりますが、2つ目の「日本国内が産地」と理由とかけ合わさることで、気軽に旅に出られなくなった代わりに酒で各地の雰囲気を楽しめるようになりました。
そして家呑みで日本酒を楽しもうと思った最も大きな理由が3つ目の「リーズナブル」。他の酒と比べてもそんなに高くなく(高いのもありますが)、何よりスーパーや酒屋で入手しやすいこと。これは日常の酒、家で楽しむといった面から見てもすごく大きなことでした。
また、これも他の酒でも当てはまることですが、「食事と合わせやすい」のも大きいですね。加えて、そのタイミングで一気に呑みきらなくても良い(瓶なので)のもありがたいところ。
その他、酒に合わせた肴を作ろうと考えて創作する楽しさが増えたこと、僕自身が活動している「鍋、つつこ。」的な観点からも、鍋に合わせやすい酒ということも、家呑みで日本酒にハマった理由の1つでした。
このように一部後付な理由もありますが、家呑みとしての日本酒にコロナ禍で目覚めて今に至ります。
ちなみに、コロナ禍の最初はそんなに遠出もできなかったので、家の近くでちょっと充実した酒を用意しているスーパーで選ぶ程度でしたが、住居圏内で品揃えが素晴らしい酒屋がたくさんあることを知ってからは世界が広がり、また、リモートワークの合間の物理出社で都内のアンテナショップに足を運んだり(今思うとあの時期は東京オリンピックなどもあってインバウンド向けにいろいろとそういう施設が増えていた印象。オリンピックは無観客でしたが苦笑)、妻の実家の長野で調達したり……。
そんなこんなで4年ほどで家での日本酒の飲み方が自分なりに充実しました。
2021年~2024年の日本酒の記録
さらに僕自身のソーシャルネットへのハマり方と同じく、いろいろと記録をするのが好きな性分としては、呑んだ日本酒の銘柄を記録することにしました。
スタートしたのは2021年からで、Facebookアルバムを使って呑んだ酒を記録しておきました(とりあえず2024年のアルバムリンクを共有するのでご興味があればご覧ください。2021~2023年、2025年も辿れます)。
ちょっと話がそれますが、これらの記録したテキストデータを使ってGoogle Geminiに分析させたところ、僕がよく呑む日本酒の都道府県ランキング(と登場回数)は以下の通りになりました(2021~2024年の結果)。
長野県 74
青森県 45
福島県 39
新潟県 28
山形県 19
秋田県 16
千葉県 13
東京都 13
宮城県 12
京都府 12
長野や青森はもともと気に入っている酒造が多いのですが、福島、新潟、山形、秋田など東北・北陸が好みであることがわかる結果となりました。
そうそう、コロナ禍中にはこの動画も観たりして、いろんな角度で日本酒を楽しみました。
日本酒の楽しさを増幅(日本酒セラー)
さらに!家呑みを充実すべく、日本酒セラーを2023年に購入。これは本当に便利だし、捗ります(身体に良いとは言っていない 2回目)。
日本酒の楽しさ(酒蔵訪問)
さてさて、家呑みへのハマり方とちょっとした振り返りをしてみましたが、もちろん家呑みの楽しさから、日本酒の楽しさにどんどん引っ張られていき。
中でもその酒造・酒蔵に訪問できたときは本当に嬉しいですね。たとえば、こんな感じで、お気に入りの長野・飯山の田中屋酒造の水尾を堪能したり。
同じく大雪渓酒造。とても素敵な場所にありました。
同じく長野の遠藤酒造場。春先の袋吊り搾り限定酒
は現地ならではの味。
こちらは福島、会津若松の宮泉銘醸。宮泉、写楽などが有名です。
これからもほどよく日本酒を満喫
ということで、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産のニュースをきっかけに、自分なりのコロナ禍後の日本酒の楽しみ方をまとめてみました。
最近では都内各所でも日本酒イベントが増えたり、また、ネオ居酒屋やネオ角打ちとも言えるような、誰もが足を運びやすい雰囲気の角打ちが増えたり、日本酒を楽しむ環境が本当に増えたように感じます。
何より日本酒が楽しいのは、1つ1つの酒に酒蔵、さらには日本各地の特徴があることはもちろん、日本の魅力と同じく、四季折々、そのタイミングでしか味わえない酒があること。
これからも日々、楽しく、美味しく日本酒を楽しんでいきたいと思います。また、ようやく旅もしやすくなってきていますので、現地に足を運んで酒造りをしっかりと見学もしてみたいですね。
飲み過ぎないよう、健康には気をつけつつ :-)
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