「新生児取り違え」裁判、東京都は控訴せず調査着手へ 小池百合子都知事「心情は察するにあまりある」

2025年4月25日 14時15分
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東京都立墨田産院(閉鎖)で1958年、出生直後に他の新生児と取り違えられたとして、東京都足立区の江蔵智さん(67)が都に実親の所在調査などを求めた裁判について、小池百合子都知事は25日の定例会見で、都が控訴せず、調査に着手する方針を明らかにした。(奥野斐)

◆「都として深くおわびします」と知事が謝罪

会見冒頭、小池知事は「江蔵智さん、関係者の皆さまに多大なご心痛をおかけしましたこと、都として深くおわびします」と謝罪した。

定例記者会見の冒頭で取り違え訴訟の原告男性に謝罪し、控訴せず調査する方針を話した小池百合子知事=2025年4月25日

そして、小池知事は続けた。「長年苦しんでこられた状況、心情は察するにあまりある。育ての親もご高齢であり、都として判決を受け入れて控訴しないことを決めた」
調査では対象者の個人情報の取り扱いや心情に配慮し、丁寧な対応をするとした。

◆江蔵さん「母の思い、私の願いをかなえて」と訴えていた

都に調査を命じた4月21日の東京地裁判決後、江蔵さんは24日に都の担当者と面会し、早期の調査開始と控訴しないことを要望していた。
都側は4月24日の面会時に「取り違えについては申し訳なく思っている」と謝罪したものの、調査着手については検討中とし、5月7日までに判断するとしていた。
この面会で、江蔵さんは「実の父母を想像してきた。育ての母親は実の子に一目会いたいと思い、もう20年の月日がたつ。母の思い、私の願いをかなえてほしい」と訴えていた。
また、江蔵さんは5月2日の知事の定例会見で方針を示すことも求めていた。
江蔵さんと育ての両親は2004年に都を提訴し、一、二審判決はいずれも産院での取り違えを認めた。
江蔵さんは実親の調査を都に求めたが、応じなかったため、21年11月に調査を求めて改めて提訴した。
4月21日の判決は都に取り違えの対象者を調べ、DNA型鑑定への協力を依頼することなどを命じた。

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