京大卒作家・佐川恭一が明かす「京大生が会社を辞めがちな理由」と「関西で一番ヤバい大学=BKC」

前編『慶應卒作家・麻布競馬場が早慶&MARCHを斬る「僕のアンチは早稲田卒ばかり。青学は日暮里に移転すべき」』

「学歴」、それは時に人を幸せにし、時に人を不幸にする。学歴なんて気にしてはいけない、と否定する人がいるのも事実。しかし一方で、学歴にこだわり続ける人もいる。学歴を掴み取った者と敗れ去った者、双方の姿を描くことで注目を集めている作家がいる。慶應義塾大学卒の麻布競馬場さん(31歳)と、京都大学卒の佐川恭一(37歳)さんだ。

麻布さんは’22年に『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を刊行、「タワマン」「港区女子」「東カレデート」といったキーワードを軸に、現代人の生き様を炙りだした。一方、佐川さんは最新作『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』でいわゆる「非モテ」や受験を扱い、独自の世界を築きながら青春の悲哀を描いている。

今回、現代日本を代表する「学歴作家」の東西両横綱に「大学選び」をテーマにインタビューを行った。後編では佐川恭一さんに、関西の大学事情を語っていただいた。

「京大阪大神大限定セミナー」

佐川さんは京都大学に入って良かったと感じていますか?

受験のために犠牲にしたものは多かったのですが、僕自身は京大に入ってよかったと思っています。ものすごく優秀な学生がどんなレベルにあるか知ることもできましたし、一方で僕みたいな無気力な学生がアホなことを延々やっていられる居場所というのもしっかりあって、どんな人でも受け入れてくれる懐の広さを感じました。

あそこで楽しく過ごした4年間は大きな財産になっていて、その中で作家という道を見つけられたのも僕の人生にとっては幸せなことでした。自分の可能性を模索するにはすごくいい環境だったと思いますし、京大に入って後悔している人っていうのはそんなにいないんじゃないでしょうか。

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――就職はいかがでしたか。

就職はめちゃくちゃよかったです。周りもだいたい大手企業に入っていましたし、僕自身日系の有名企業でESで落ちたことはないです。京大を出ていれば、面接も普通に対策して普通に喋ってたらまず通るという感じでした。会社側は表面上、学歴は関係ないって言うんですけど、「京大阪大神大限定セミナー」とかも普通にあって、面接回数にも差があったりして学歴フィルターは本当に露骨でしたね。

ただ京大の威光も入社までなので、使い物にならなかったら「学歴とのギャップ」で叩かれやすい面はあります。僕も1社目はすぐ辞めました。最近また大学の友人が一人無職になりましたし、僕の繋がっている範囲で言えばガンガン稼いでるギラついた人は少ないです。京大を出た人は、良くも悪くもお金とか地位とかの社会的評価についてあんまり重視してない印象ですね。

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