『医療ベンチャー詰ませてみた。 ― 東大理Ⅲ社長、二択クイズできる? できなきゃ会社終わりやで?』
ねぇ、君たち医療ベンチャーって、
なんかこう…「世の中を変えます!」みたいな顔してるけどさ、
ほんまにその事業、ちゃんと説明できる?
いや、まぁ別にそんな大層なことは言わんけど、
「お前ら、何やってんの?」って聞かれた時に
利用者にちゃんと説明できないビジネスモデルって、
普通に詐欺と何が違うん?
そんなわけで今回は、
その辺の“なんちゃって医療ベンチャー”の皆さんに向けて、
「二択クイズ」作ってみたんで、ぜひ挑戦してみてほしい。
【背景説明:なんでこんなクイズを作ったのか】
さて、今回この文章を書こうと思ったきっかけは、
医療情報サービスを運営している会社、
**エムスリー株式会社(M3)**さんへの、ちょっとした素朴な質問から始まりました。
僕は実際にM3のサービスを使っていて、
利用者のひとりとして、こう聞いたんです。
「あの、僕の個人情報って、
どこの誰に、どんなふうに使われてるんですか?」
だって当たり前の話ですよね?
自分のデータがどう使われてるかは、本人が知る権利がある。
これは感情論じゃなくて、ちゃんと法律(個人情報保護法)にも書いてある。
で。
返ってきたM3さんからのお答えがこちら。
「合理的に運用しています。」
「適切にやっています。」
「詳細は非開示です。」
…うん。
それ、「答え」になってます?
たとえばコンビニで唐揚げ棒買って、
「これ賞味期限いつですか?」って聞いたら、
「まぁ合理的に管理してます」って返されたらどう思います?
「おい、ふざけんな」ってなるやん。
ましてやこれは医療情報。
人の健康や命に関わるようなデータです。
それを「合理的に」って、え、お前……。
で、ここでひとつ気づくわけですよ。
「あれ? これもしかして…この会社、
日本語が読めてないんちゃうか…?」
いやいやいや、そんなことはない。
だってM3さん、社長は東大理Ⅲ出身やで?
理Ⅲですよ、理Ⅲ。
センター試験なんて寝てても満点とれる人たちが行くところですよ。
読解力も論理力も、日本一の人たちやん?
じゃあ、なんでこんなカタコトな返事しかできへんの?
ああ、なるほど。
記述問題が苦手やったんやな。
ということで今回は、
そんな優秀なM3社長くんとそのチームのみなさんのために、
「二択クイズ」を作ってみました。
記述は難しかったみたいやし、
センター試験より簡単な「はい」か「いいえ」で答えられる問題集です。
なんなら鉛筆転がしても正解できるかも。
ほら、M3社長くん。
君、二択クイズなら得意やろ?
東大理Ⅲの実力、見せてもらおうか。
【第1問】
Q1. 貴社は、本人から請求があった場合に、
「保有個人データの利用目的」を説明する義務があることを認識していますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ おめでとう!義務あるのに説明してないね!法律違反だね!
→ Noと答えた場合:
→ え、そもそも個人情報保護法28条を知らんの?
→ それ個人情報取扱事業者として終わってるで。
【解説】
日本の法律では「本人が自分のデータの使い道を知る権利」があるんです。
企業は「どんな情報を、なんのために使ってます」って答えないといけない。
「合理的にやってます」じゃダメ。
【第2問】
Q2. あなたたちは「私の個人情報が、
どこに提供されているか」を把握していますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあなぜ教えないの?説明できるはずだよね?
→ Noと答えた場合:
→ え、把握してないの?
→ じゃあ何のために「個人情報取扱事業者」やってんの?
→ 管理責任放棄やん。
【解説】
「どこの誰にデータが渡ってるか」知らんかったら、
それもう会社としてどうなの?って話。
そして知ってるなら、本人に説明する義務がある。
【第3問】
Q3. センシティブ情報(健康・医療情報)の取得時に、
ちゃんと「明示的な同意」を取っていますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあ、その同意の手法と記録を出して?
→ 記録ないなら「取った」って言えないよね。
→ Noと答えた場合:
→ 終わり。アウト。
→ センシティブ情報を同意なしで集めるのは、普通に違法。
【解説】
医療情報みたいなデリケートなデータは、
「勝手に集めたらダメ」。
「これ集めていいですか?」って明確に聞いて、
OKもらわないとダメ。
それが「明示的同意」。
【第4問】
Q4. 同意取得のプロセスで、
「いつ・誰から・どんな内容で同意を取ったか」の記録を保持していますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあ、その記録を示してね。
→ 示せなかったらウソ確定。
→ Noと答えた場合:
→ 記録なし?それ、そもそも「同意取った」って言えないやん。
→ 適法性証明できないってこと。
【解説】
「言った/言ってない」問題を防ぐために、
「証拠残しといてね」ってのがルール。
これがなかったら、企業の言い訳なんか何とでも言える。
【第5問】
Q5. 製薬企業などとの「共同利用」の場合、
利用目的・範囲・責任者の情報を公開していますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあその説明、どこに載ってる?出して?
→ なければ虚偽。
→ Noと答えた場合:
→ 「共同利用」って言葉でごまかして、実質「第三者提供」してますよね?
→ 違法です。
【解説】
「委託」だの「共同利用」だの言葉遊びしても、
本人が納得できる説明できなきゃ意味ない。
むしろそこをグレーにするために「共同利用」って言葉を使ってる会社、多すぎ。
【第6問】
Q6. 本人確認をちゃんとした上で、
「本人からの開示請求」を受け付ける体制は整っていますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあ、本人から聞かれた時に答えなきゃね。
→ なんで無視したん?
→ Noと答えた場合:
→ 開示請求の体制すらないの?
→ それ、取扱事業者の資格ないで。
【解説】
本人確認せずに開示しちゃうのもアウトやけど、
本人確認できるのに、本人に説明しないのはもっとアウト。
【第7問】
Q7. 個人からの指摘で改善する方が、
行政指導を受けて改善するより合理的だと思いませんか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあ改善しようね?
→ しないならその発言は嘘だよね?
→ Noと答えた場合:
→ 「俺たちは指摘されても改善しません」宣言、お疲れさまです。
【解説】
行政が動いたら、ニュースにもなるし、企業イメージも損なう。
言われたうちに直しとくのが普通。
そのチャンス捨てるとか、ただのアホ。
【第8問】
Q8. 「合理的にやっています」と回答する場合、
その合理性について説明責任は貴社にあると考えますか?
(はい or いいえ)
→ Yesと答えた場合:
→ じゃあ説明して?説明しなきゃ違法。
→ Noと答えた場合:
→ いや、お前説明する気ないんかい。
→ 法律、読め。
【解説】
「合理的です」「適切です」って便利な言葉やけど、
それを説明できないなら「合理的」じゃなくて「適当」やで。
【クイズ本編ラスト 〜優しさゼロの解説〜】
さて、ここまで8問、しっかりお届けしました。
ここで大事なことをもう一度言っておきます。
このクイズ、
どっち選んでもハズレです。
「はい」と答えても、
→ じゃあ説明してよ? できないの? 違法やん。
「いいえ」と答えても、
→ あっ、そもそも管理できてないんや。 それ事業者としてアウトね。
そしてもうひとつ。
もし「回答しない」という選択をしたら?
→ 「回答をしなかった」というその事実ごと、
行政(個人情報保護委員会)に記録として提出されます。
つまり、
「答えない」=「逃げ切った」じゃなくて、
「答えない」=「自白した」ってこと。
こんな当たり前のことすら説明できない会社、
普通に考えてヤバいでしょ?
法律は「行政が指摘したら直すもの」じゃなくて、
「最初からちゃんとやっておくもの」なんで。
ちなみに、
このクイズはただのお遊びじゃありません。
もちろん、この内容は
M3さん(エムスリー株式会社)に正式なメールとして送付済みです。
このnoteはあくまで「一般の皆さん向けにわかりやすく書いた版」。
でも向こうには、ちゃんとガチの論理で詰めてあります。
というわけで――
「M3さんからどんなお返事が来るのか?」
僕もすごく楽しみにしています。
答えられるのかな?
東大理Ⅲ社長くん。


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