経産省国家試験、反AIが正答できない問題を出す
2025年4月21日、経済産業省が主催しているシステムエンジニア向けの国家試験「応用情報技術者試験」の最新の問題冊子(前日4月20日に実施)が公開され、その中に画像生成AIに関する問題があったことが判明。
一種のサービス問題だが、この問の良いところは、正答である「イ」以外の全ての選択肢が、過去に反AIが流布し、現在も信じているデマの内容そのものになっているという点である。
無断学習罪およびAI使用罪の存在により、反AIにとっては、「ア」の「AIが既存の著作権で保護されている画像をデータセットとして学習している場合は、そのAIを利用して画像を生成すると、いかなる場合も著作権侵害になる」が正解になる。しかしこの試験は、現実世界の国家試験であるため、「ア」を選ぶと不正解になる。
ほか、「ウ」は「AIを使って作ったものには著作権が発生しない(だから無断転載・改変・利用等し放題)」というデマに、「エ」は「手描きのエロ同人で金を儲けるのはセーフだが、AIで金を儲けたらダメ」というダブルスタンダードに対応している。
結果としてこの問題は、反AI以外にとってはサービス問題だが、反AIだけは絶対に正答できないという秀逸な問題になっている。
コメント
2彼らが如何に持論を唱えようと現行法の内容と一致してない法解釈を正答にはできませんしね…
余談ですが、安野貴博さんと柴崎春通先生のYouTubeのコラボ動画が反AIの方々のお働きで非公開になってしまってとても悲しいです(´・ω・`)
確かに秀逸ですねこりゃ。イ以外は「自分は自分のアタマでモノを考えられないアッパラパーでーすw」と自分で言っちゃってるようなものなので。