8月24日(水)
旧統一教会に関するご報告
旧統一教会及び関連団体に関し、これまでの私や市の対応の中で、当該団体との接点がありました。認識が甘く、市長や市の信用を損ない、誠に申し訳ありませんでした。今後は一切関わりません。これまでの状況について、詳細を以下でまとめましたので、ご報告いたします。
(旧統一教会及び関連団体の行事等への参加状況)
⚫︎関係者より、犬山の教育について説明依頼があり、2019年6月22日にフロイデにて開催された「魁モデルシティづくり犬山」(主催 ILC実行委員会)で、シンポジウムのパネリストを務め、翌23日のファミリーフェスティバル(主催 APTF犬山支部)で挨拶しました。
⚫︎関係者より、2019年6月22日のシンポジウムを踏まえた活動報告をしたいと依頼があり、2020年2月16日に犬山家庭教会での報告会(主催 ILC実行委員会)に出席しました。
⚫︎関係者より、市政報告の依頼があり、2021年11月14日に犬山家庭教会で開催された市政報告会(主催 犬山家庭教会)に出席し、市政の近況を話しました。
上記すべて、謝礼等はありません。市政の説明を求められたものとして対応いたしました。また、これらの関わりにより、旧統一教会及び関連団体の宗教思想が、市政運営に反映されたようなことは一切ありません。
(後援名義の使用状況)
2019年6月22日のシンポジウムについて、市及び市教育委員会の後援名義の使用を許可していました。
主催が旧統一教会とは別の団体で、事業内容も宗教色を帯びたものではないとの聞き取りから、一般的な行事と同様に、基準に照らして判断しました。これ以外に後援したものはありません。なお、この後援名義の使用は、社会的影響を踏まえ、すでに承認を取り消しました。
(市への寄付の状況)
2018年12月に10万円、2019年7月に10万円、2020年1月に5万円、2021年1月・8月にそれぞれ5万円、合計35万円、関連団体より、犬山市の教育振興に対し、寄付がありました。(学校施設整備基金や市図書館・子ども未来園の図書購入「※旧統一教会の宗教思想とは一切関係ない図書であり市側で選書」に充当) また、2020年5月に、コロナ対策として、マスクの寄付がありました。
他の一般的な寄付者と同様に受領し、市広報にも掲載されました。
(選挙の支援の有無)
過去すべての選挙において、旧統一教会及び関連団体へ、選挙の支援を依頼したことはありません。運動員としてお手伝いいただくようなこともありませんでした。政治資金等の提供も受けたことはなく、信者でも賛同会員でもありません。
(これまでの認識)
団体の実体が、旧統一教会であることは、認識できていました。ただし、高額献金などの被害の実態は、安倍元総理の銃撃事件後の報道で初めて認識した部分もあります。
(これまでの総括)
社会的な問題を疑われるような団体と市長や行政が接点を持ったことは、その団体活動を公的に奨励しているかのような印象を与え、組織の思惑に利用される危険性があります。それをある程度予測できたにもかかわらず、接点を持ってしまったことは、すべて私の認識の甘さによるものです。一連の軽率な対応により、市長や市としての信用を損なったことは、市民の皆様に心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。
(今後の対応)
今後、旧統一教会及び関連団体に対しては、行事等に関わらない、後援名義使用を認めない、寄付は受領しないとの姿勢で、一線を引いて対応してまいります。
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