ヘスティア・ファミリアに犬と猫が居るのは間違っているだろうか


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作:景田
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フレイヤがセンセンフコクシテキター


フレイヤ・ファミリアと派閥連合で戦争遊戯(ウォーゲーム)させたかったけど明らかに戦力差ガガガ


「はぁ?フレイヤ・ファミリアから宣戦布告された?」

 

「はいワン。此れがフレイヤ・ファミリアから通達された手紙ワンです。」

 

「えーと何々…

『ベルが欲しいから頂戴?ヘスティア♡・【戦争遊戯(ウォーゲーム)】よ

 

・【戦争遊戯(ウォーゲーム)】内容

・フレイヤ・ファミリアVSヘスティア・ファミリア

・ルールは【団長対決(1V1)

・要求はヘスティア・ファミリア団長、【ベル・クラネル】のフレイヤ・ファミリアに移籍

 

対戦拒否の場合、フィルヴィス・シャリアの事と妖精達の精霊の事、サンジョウノ・春姫の魔法をオラリオ中にバラすわよ』

 

フレイヤめ!どっから妖精達の精霊関連の話をぉぉお!それとフィルヴィス君はボクのファミリアに加入してるけどさぁ…それと春姫君の魔法か…。」

 

「成る程【団長対決(1V1)】か、あのクソビッチ考えたな。いや此れはヘディンか?このファミリアの団長はあの子だから…」

 

「アルフィア君達を相手にしなくて済むという事か…そういえば団長は後で今後ちゃんと話し合ってこうか。」

 

「其れは其れとしてワンですけど、明らかにフレイヤ・ファミリアはベルの実力舐め腐ってません?」

 

「まぁあのステイタスを他の神々は知らないからねぇ…」

 

「LV.6の時点で三部隊のLV.8の下位の者にも食らいつける程のステイタスの貯蓄だ。そろそろ【残光】を教えるべきだろう。アルフィア、俺が教えてもいいか?」

 

「ふん、お前よりブデの方が良さそうだがな。」

 

「確かに教えはブデの方が上手だろうが、此処は叔父さんとしての意地だ。お前だってあるだろう」

 

「それは否定せぬが…」

 

「取り敢えずベルを鍛えましょうワン。」

 

 

 

「あー、あー、えー皆さん、おはようございますこんにちは。今回の【戦争遊戯(ウォーゲーム)】、"元都市最強"対"道化(アルゴノゥト)"の実況を務めさせていただきますガネーシャ・ファミリア所属、喋る火炎魔法ことイブリ・アチャーでございます。二つ名は【火炎爆炎火炎(ファイアー・インフェルノ・フレイム)】。以後お見知りおきを」

 

俺がッ!司会のガネェーシャァッだ!」

 

「今回の【戦争遊戯(ウォーゲーム)】は【団長対決(1V1)】。ヘスティア・ファミリア側が負けた場合、団長の【ベル・クラネル】がフレイヤ・ファミリアに奪われ、フレイヤ・ファミリア側が負けた場合、何でも要求を呑むと言う内容でございます。」

 

 

 

観客が静かに見守る中、二人がステージ(第一級冒険同士なので一応派閥大戦の地)に姿を表した。

 

一人はLV.7の猪人(ボアズ)、二つ名は【猛者(おうじゃ)】のオッタル。大剣を背負い、静かにたたずむ武人。その反対側には、LV.6の人間(ヒューマン)、二つ名は【道化(アルゴノゥト)】のベル・クラネル。二本のナイフ、合体剣を腰に差し、ヴェルフから作ってもらった無骨な不壊属性(デュランダル)が付与された大剣を背負い、真剣な表情でオッタルを見る。

 

「口で話す事は無いだろう、剣で語れ。ベル・クラネル」

 

「はい」

 

 

『それではー…スタート!』

 

 

試合開始の合図と共に、二本のナイフを取り出し、オッタルの大剣を防ぐベル。

 

 

(凄く正確な一撃!でも皆より、お義母さんや叔父さん達よりかはまだまだ!)

 

(いい目をしているな。それにこの手応え、LV.7上位…いやLV.8にすら喰らいつく。この前とは違うようだ。)

 

 

「はぁぁあ!」

 

「ぬぅぅう!」

 

 

互いに鍔迫り合いとなり拮抗状態の2人、其処でベルの魔法が放たれる。接近距離(ゼロ距離)で不可視の音速の攻撃…

 

 

「【福音(ゴスペル)】!」

 

「ッ!」

 

「【福音(ゴスペル)】!【福音(ゴスペル)】!」

 

「【銀月(ぎん)の慈悲、―――」

 

オッタルは最初の鍔迫り合いから実力を測っているので本気(魔法)を出す。

 

が、ベルは其れを察知し直ぐ様距離を取る。背中の大剣を直ぐに取り出し構え、攻撃を【英雄行動(アルゴノゥト)】で収束し纏め、強化する。

 

リィン リィン リィン リィン

 

「―――黄金(こがね)の原野、この身は戦の猛猪(おう)を拝命せし、駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】」

 

「【ヒルディス・ヴィーニ】!」

 

「【道化の残光(アルゴ・レジデュ)】!」

 

オッタルが縦斬りなのに対して、ベルは横薙ぎで、両者とも【残光】を放つ。

 

 

(今のは…ザルド達の技(残光)か。そして技としての綺麗さ…完成度はあちらが上か…)

 

(幾ら叔父さん達の物を何度も見て真似てきたからって、さっきの残光の威力はオッタルさんが上!)

 

 

2人の戦力差を冷静的に見れば、ステイタスを割合で表すと

4.7(オッタル)5.3(ベル)の様な状態となってはいるが其れ以外…戦闘技術や戦闘経験ではまだまだオッタルに分がある。

 

オッタルの防御技術を唯の攻撃ではあまり超えられない…僕自身どちらかといえば、攻撃より回避が得意で、敏捷で翻弄してヒットアンドアウェイに持ち込むのが得意なのだから当然と言え当然なんだろうけど…

 

恐らく、リューさんと一緒に共闘すれば余裕で勝利出来るだろう、その程度の差だがきちんと差はある。

 

ならば決定打になり得る【残光】という必殺技に何かを加えるか、先程の時間より蓄積すればその差は埋まる。それまで【サタナス・ヴェーリオン】を攻撃の合間を縫うようにぶつけよう。

 

 

 

そして、オッタルもオッタルでベルを倒すのは厳しいと言わざるをえない。

 

【ヒルディス・ビィーニ】により強化した攻撃が、それでもベルにとって決定打となり得るとは思えないのである。

 

オッタルの戦闘スタイルは、技術やらの防御に重きをおいている。勿論一般的なLV.7に相応し攻撃も一流位併せ持っている。

 

まぁ、どちらが得意かと問われれば防御と答えるほどの偏りなので、ベルを沈める攻撃手段がない。というかそもそもベルの周りには一流を超えて究極一流とか極大一流とでもいわざるを得ない奴がゴロゴロいるので、オッタル程度の【残光】では今のベルに使ってもその高い敏捷性で躱されかねない。

 

獣化を使えば…という話はあるのだが、オッタルの獣化は体力と精神力の同時の消耗があるので、ベルを相手に使用すれば回避等で逃げ続けられればとても不味い、ポンポン使えば負けるのはオッタルなのである。

 

 

「【炸響(ルギオ)】!」

 

 

お互い決め手に手を出せずの拮抗状態から最初に抜け出そうとしたのはベルだった。

 

先程から何度も何度も撃ち込まれていた音の魔法の残滓による同威力の音の魔法の爆破によりオッタルは押されている。

 

 

その隙に………リィン リィン

 

 

と鐘の音を手から鳴らすのかと思いきや体中を切り替えながら駆け巡る蓄積(チャージ)による強化場所の露見対策。

 

オッタルも負けじとそれ見よがしに魔法を並行詠唱する。

 

 

「【銀月(ぎん)の慈悲、黄金(こがね)の原野、この身は戦の猛猪(おう)を拝命せし、―――」

 

 

「【ファイアボルト】【炸響(ルギオ)】」リィン リィン リィン

 

 

と、此処でベルは更に【英雄行動(アルゴノゥト)】の強化じゃ飽き足らず【ファイアボルト】の炎雷と音響すらも纏わせる。

 

 

「―――駆け抜けよ、女神の神意を乗せて】」

 

 

リィン リィン リィン

 

 

「(合計8チャージ、さっきの約2倍!更に【ファイアボルト】!)【聖音の残火(サタナス・ウェスタ)】!」

 

「【ヒルディス・ヴィーニ】!」

 

 

そして激突の振動が地震となって鳴り響き、それ(残光)が終わるまで轟音が都市へと響き渡る。

 

 

 

決論から言うと、オッタルVSベルの勝負には勝った。オッタルは獣化等をしてベルの攻撃にも張り合っていたのだが、武具等は黒の大剣が形として残ってはいたが、ヒビが入り、最終的に体はボロボロで気絶して戦える状態になった。

 

此方も、不壊属性(デュランダル)の大剣にも関わらず、ヒビが入ったので地面に置いておき、最後の方は【兎月】で戦っていた。

 

 

「うーん…練習の時に使い過ぎたか?でもだからって何で不壊属性(デュランダル)の大剣にヒビが入るんだ?」

 

「うーん…ヴェルフ、こういうのはわからないニャ!で片付けるものニャ、そういうものニャ!」

 

「それで良いのかよケマ師匠!」

 

 

「うぉぉぉん!ベルくぅーーーん!大丈夫なのかい?痛くないかい?ディポー君に急いで診てもらうんだ!」

 

「黙れヘスティア、私達の自慢の子があのクソビッチの猪に負けるはずがないだろう、大丈夫だ」

 

「そういってやるなアルフィア。ヘスティアは戦いの神でも無いから仕方がない、アバズレは戦いの神だから興奮していたようだが…彼奴要求の事忘れてないだろうな」

 

 

 

取り敢えず要求は【財産の半分没収】【傘下に加入】【回復要員の扱い改善】【妖精達の面倒】だ。

 

最後の要求は、ヘスティアがヘイズ達回復要員(ヒーラー)の低待遇…というより扱いの状況を耳にし目にし、改善を要求したという形だ。

 

財産はどちらかと言えば別にどうでも良いのだが、アルフィア君が『取れるのであれば取る』と主張し、それなら半分をと言うわけだ。

 

因みに、フレイヤ・ファミリアを傘下に加入させる事もアルフィア君提案だ。

 

妖精達の面倒を見ることに対しては、赤子やら何やら何やらの対応を団員にやらせようというわけだ。因みに赤子やらと書いてある様に、子供の妖精達の戦闘訓練も担われている。

 

その合間で、武和君達が訓練を施すと発言した事でオッタル君は耳をピンと伸ばしていたね?

 

【おそろしく速い反応、ボクでなきゃ見逃しちゃうね】!

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