「お菓子だ」下級生に水酸化ナトリウム食べさせ 男子中学生2人がやけど 理科の実験で使い持ち出す 学校が保護者会で経緯説明へ 《新潟》
五泉市の中学校で3年生の生徒が理科の実験で使った水酸化ナトリウムを下級生2人に「お菓子だ」と言って食べさせ、2人が口の中にやけどを負っていたことが分かりました。
五泉市教育委員会によりますと4月17日、市内の中学校で3年生の男子生徒が理科の実験で使った小さな粒状の水酸化ナトリウムを持ち出し、放課後、2年生の男子生徒2人に「お菓子だ」と言って渡しました。2人は口に入れた後すぐに吐き出しましたが口の中にやけどを負ったということです
新潟薬科大学によりますと水酸化ナトリウムはわずかな量で生命に影響を及ぼす“劇物”に指定され皮膚に触れると痛みややけどなどを引き起こすおそれがあります。一般的に中学校の理科の実験ではアルカリ性の性質を学ぶ際に水に溶かして使用され、鍵のついた薬品庫で保管し使用量などを毎回記録するということです。
教育委員会や警察が当時の詳しい状況を調べていて、中学校は24日夜、保護者を集め経緯を説明しました。