夢、破れる | ラジコンブログ

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”ラジブロ”
タミチャレに関する話題を中心にラジコンネタを綴ります

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記憶を辿って書いていますのでもしかしたら時系列には少し間違いがあるかもしれません。

<この話の登場人物>
Aさん(仮名)
僕が懇意にしているサーキットのオーナーさん。
B氏(仮名)
ネットショップの運営者。
サーキットは持っていないので、昨年まではAさんのサーキットを間借りしてB氏主催のタミチャレを開催していた。

<実際に起きた出来事>
昨年夏頃〜10月頃:B氏がAさんとの間でトラブルを起こしたため、B氏主催のタミチャレは代替会場を探す必要が発生
僕はこの時期、B氏の車に同乗(無償で)させてもらい、タミグラ長野大会や掛川大会に参加していました。その車中で、Aさんとのトラブルや事の経緯について話を聞いていたのですが、この時点ではB氏の「一方的な言い分」のみを聞いており、僕はそれを鵜呑みにしてしまっていました。さらにB氏は、キットやパーツなどをあり得ない程の安価で僕に販売してくれていました。
今思えば、それらは全て僕を巻き込むための罠だったということになるわけですが・・・

11月:代替会場の確保に動き始める
B氏の話を信用した僕は、可哀想という気持ちになりなんとか手を貸そうと会場探しに動き始めました。代替会場として思いついたのは、以前から僕が個人的に目をつけていた公園です。僕は役場(公園)の担当者と電話でアポを取り、企画書を作り、現地で打ち合わせをした上で、12月のテストレースの利用申込をしました。同時期に、開催概要をまとめたウェブサイトを作り、公開しました。

12月:実際に公園でテストレースを開催

テストレースは少人数ながらも計測等は全て上手く行ったので、これなら本番のレースも成功させられるだろうと前向きな気持ちで終えることができました。

しかし後日、今度はAさんご本人やラジコン仲間の皆さんからB氏とのトラブル等について話を聞く機会があり、そこで二つの重大な問題点を把握しました。
一つは、トラブルについては(B氏から聞いていた話とは異なり)、実際はB氏側に多くの過失があるということ。
もう一つは、僕は良かれと思って大部分の手助けをしてしまったけれど、本来は、主催者としてB氏自身がもっと動くべきじゃないのか、ということ。
一つ目の問題点については僕には対処のしようがないけれど、二つ目については僕が責任を持って対応すべきと考え、大晦日にB氏と会い、今後は自分自身でレース運営できるように、計測ソフトや音響機材の使い方を一通り全て教えました。公園への利用申込も自分で行うよう依頼しました。しかしB氏は、手順のメモなどを取る様子はなく、「予習のために計測ソフトが入ったパソコン等を持ち帰りますか?」という僕の提案についても辞退しました。この時点で、この人にレース運営は無理だろうな・・・と感じました。

2月頃:
初戦の開催が迫る中、やはり運営に不安があるので手を貸して欲しい、とB氏から何度か依頼されましたが断りました。12月に把握した問題点がクリアにならないまま、B氏に手を貸すのは話の筋が通らないからです。
それでも最後の情けというわけではありませんが、レース運営についてまとめたマニュアルを作り、サイトに公開しました。B氏がダメでも、レースに参加するみんなでなんとか助け合って成功させてもらえれば、との思いからです。

3月:タミチャレ初戦、雨天中止
開催可否についてB氏から判断を求められましたが、主催者ご自身で判断してください、とお願いしました。
この頃、B氏は各地のサーキットを転々とレース参戦する様子を自身のブログやYouTubeに投稿していました。
「誰かレース運営をやってくれないかな〜?」というようなB氏のブログ記事には、相変わらず当事者意識が全く感じられず、怒りが湧いたのを覚えています。

4月:第2戦開催前々日
開催が目前に迫る中、B氏から電話があり、やはり自分では運営できないので、どうか手を貸してもらえないかと相談を受けました。
僕はAさんとの関係を悪くしたくないので、B氏に、「まずトラブルについてきちんとAさんに謝罪し、僕がレース運営をすることについて了解を取ってからにしてください」とお願いしました。
B氏は同日中にAさんを訪ね、現地からの電話で三者面談のような形になり僕も会話に参加しました。
会話の印象では、残念ながらB氏は根本的に何が問題なのかを理解しておらず、自分の立場を主張し続け、謝罪する気も無いような感じでした。
(途中退出してしまいましたが、最終的には、僕が運営に入ることについては受け入れられないという結論だったようです。)

4月:第2戦開催当日
開催前日の夜、レースで使うカラーコーンやフェンスなどを、積み込みがスムーズにできるよう自宅の玄関先に準備しました。ただしレース運営に必要なパソコンなどは盗難のリスクがあるため、当日の朝6時にB氏と待ち合わせて対面で受け渡しをしました。積み込みが終わり、去り際になぜか「キットを差し上げます」と言われましたが、意味不明だったので断りました。
僕の自宅から会場の公園までは車で15分ほどですが、観戦など行く気には到底なれず、日中は買い物に外出したりして過ごしました。
午後になりB氏から、レースが終わったので機材を返却に向かうと連絡が入りましたが、もはや顔も合わせたくなかったので、玄関先に置いておいてください、とお願いをしました。


その後、機材の積み下ろしが終わったであろう頃を見計らって自宅に戻りました。

そこで目にした光景は・・・

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貸し出したコーナーマーカー。

剥がし残った養生テープがそのままになっていました。果たしてこれが、人に物を借りて返す態度でしょうか?

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計測機材も整理してケースに収納してお渡ししましたが、見事にぐちゃぐちゃで戻ってきました。

なぜかデコーダー本体だけは持ち帰ったとのことですが、計測に必要なアンテナ線やポンダーは残されていました。予習や復習をしたいという気持ちは、やはり無いのでしょうか。

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ガソリン携行缶の注ぎ口の部品も無くなっていました。箱にしまう時に気づかないものでしょうか。


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そしてなぜか、キットが置かれていました。
一体、どういう意味でしょうか。迷惑料?場所代?

不良在庫のキットを放置して、謝礼のつもりなのでしょうか。仮に謝礼だとして、こんな雑な渡し方が許されるものでしょうか。というか、キットを金銭がわりに使うなんて、マジで許せないんですけど。

 

B氏とはもう関わりたくないので、今日中にこのキットと残されているレース関連の機材を全てB氏に送り返します。仲良くさせてもらっていた時期もあっただけに、裏切られたような気持ちで本当に残念です。

 

後から聞いた話:

この日、僕の知る仲間に、交通費や材料費など全て自腹でコース設営してくれた方がいます。少なくとも彼にはきちんとした対価が支払われるべきだと思っています。

どんな思いで彼がわざわざ遠方から来てくれたか、分かっているんでしょうか?


<さいごに>
随分前の記事ですが、実はこんなふうに書いていました。


夢が叶うチャンスだったはずが、あと一歩のところで目の前でガラガラと崩れていき、とうとう最後は自分の手で壊すことになってしまい本当に悲しいです。

 

 

夢が叶えられる日は、再びやって来るでしょうか。

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