心残りを片付けるのだよ。
やりたいことはとっとと済ませて、やらなきゃいけないこともとっとと済ませて、とっととからっぽになろう。とっとと気持ちよくなろう。心残りを後回しにするんじゃなくて、心残りから手をつけるんだよ。捨てたいものがあるなら、捨てるんだよ。やめたいことがあるなら、やめるんだよ。和解したい人がいるなら、和解をするんだよ。心残りをかたっぱしからやっつけて行って、からっぽになったのに「まだ生きててもいいんだ」となったら、残りの人生はボーナスタイムになるんだよ。死に支度を済ませるんだよ。死に支度を済ませた人から、本当の意味で生きはじめるんだよ。
こうでなきゃいけないことなんて、本当は一つもないんだよ。やらなきゃならないことなんて、本当は一つもないんだよ。ほどんどのことはどうでもよくて、あってもなくても構わないんだよ。それでも人間生きていると、どうしたってやらなくちゃならないことが増えてくる。そんな時は、呪詛を吐きながらやるんだよ。泣き喚きながら、当たり散らかしながら、なんで自分は掃除一つまともにできないんだとか言いながら、なんで自分は少しのつもりが何杯も酒を飲んでしまうんだとか言いながら、やらなきゃいけないことをやるんだよ。呪詛を吐きながら、泣きながらやるんだよ。
逆ギレしてもいいんだよ。なんで自分はこんな小さなことで疲れてしまうのだろうと思い悩むんじゃなくて、疲れされた方が悪いんだよ。疲れさせた方が悪いに決まっているのに、疲れた方が悪いと思って自分を責めたら、再起不能になってしまうよ。元気が出ないのは、嫌な人の言うことを聞いてしまったからだよ。嫌な記憶を何度も反芻して、嫌なことにエネルギーを使い切ってしまったから、好きなことに使うエネルギーが残っていないんだよ。だから、せっかく好きな人(俺)と会えたのに、嫌な話ばかりするようになるんだよ。
これほどもったいないことはないよ。せっかく最高の男(俺)に会えたのに、過去の辛い出来事ばかり話すのはバカだよ。本当は、過去のことなんてどうでもいいんだよ。過去が未来を決めるんじゃなくて、未来が過去を決めるんだよ。これまでの出来事に、まだ、誰にも汚されていない「これから」を汚させてしまうのはバカだよ。そしたらいよいよ汚物になるよ。トイレは使ったら流すんだよ。トイレの後に水を流さないから、いま、とても臭いことになっているんだよ。水を流せばいいんだよ。俺たちは、実際は無味無臭なんだよ。
心がなくしたものを嘆いている時も、魂は手に入れたものを喜んでいるんだよ。お金がなくなったとか仕事がなくなったとか社会的信用がなくなったとか、マイナスばかりに目を向けていないで、それが教えてくれたことに目を向けるんだよ。父親をなくしたなら、父親の死が教えてくれたことに目を向けるんだよ。母親をなくしたなら、母親の死が教えてくれたことに目を向けるんだよ。喪失に見えたものが、本当は、最大の贈り物だったことを知った時、心に翼が生えて、どこまでも飛んで行くことができるようになるんだよ。本当はどこにでも行けるのに、どうしてそんなところに留まっているんだい。やりたいことはとっとと済ませて、やらなきゃいけないこともとっとと済ませて、とっととからっぽになろう。とっとと気持ちよくなろう。心残りの代用品を見つけるんじゃなくて、ダイレクトに、心残りに手をつけるんだよ。死に支度を済ませるんだよ。死に支度を済ませた人から、本当の意味で生きはじめるんだよ。
おおまかな予定
4月24日(木)熊本県南阿蘇村界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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