さいたま市大宮区で住宅火災 中学生が一時避難

 11日夕方、さいたま市大宮区の木造2階建て住宅で火事がありました。

 この火事によるけが人はいませんでしたが、現場近くには中学校があり生徒たちが一時、校庭に避難しました。

 11日午後4時すぎ、さいたま市大宮区三橋の木造2階建て住宅で「黒煙が上がり爆発音がしている」と、通行人の女性から119番通報がありました。

 この家には70代の夫婦が暮らしていますが、けがはないということです。

 現場のすぐ近くにはさいたま市立三橋中学校があり、学校によりますと、部活動中の生徒などおよそ400人が一時、校庭に避難したということです。

 また、この火事で隣接する住宅1棟が全焼していて、警察と消防が出火の原因などを調べています。

県市長会 新会長に本庄市の吉田市長

 県市長会の新しい会長に、本庄市の吉田信解市長が就任しました。
 吉田市長は現在5期目の57歳です。

 会長就任にあたり、吉田市長は「少子化対策やデジタル社会における新たな地方創生の実現など、多岐にわたる課題の解決に向け、各市との連携、協力、県との協働を進め、基礎自治体と市民の声を国の施策にさらに反映させるべく努めていきます」とコメントしています。

 任期は、再来年4月の市長会の定期総会までとなります。

新人警察官 新たな一歩 県警察学校で入校式

 さいたま市北区の埼玉県警の警察学校で入校式が行われ、新人警察官が新たな一歩を踏み出しました。

 警察学校にはことし、例年より100人ほど多い18歳から35歳までの435人が入校しました。

 埼玉県は警察官1人あたりの負担人口と刑法犯の認知件数が全国ワースト1位です。

 このため県民の暮らしの安全を確保しようと、今年度から県警の警察官の定員が増えたため、採用人数が増えました。

 入校式では入校生を代表して、大橋ラム巡査が「良心のみに従い、不偏不党かつ公平中正に警察職務の遂行にあたることを固く誓います」と宣誓しました。

 これを受けて、県警の野井祐一本部長は「警察学校で知識や技能はもちろん、集団生活の中で協調性や自立心を身につけ、良識のある警察官を目指して欲しい」と訓示しました。

 入校生は主にこれから半年から10か月かけて、警察官として必要な法律などの知識を学び、その後、県内39の警察署にそれぞれ配属されます。

去年1年間に検挙 サイバー犯罪 過去最多

 去年1年間に県警が検挙したサイバー犯罪の件数、人数はいずれも過去最多となりました。

 県警が去年1年間に受理したサイバー犯罪に関する相談は、9716件でした。

 このうち金融機関の職員をかたるものから、ショートメールが届き、サイトにアクセスして個人情報を入力すると情報が盗まれるなどのフィッシング詐欺の相談がおよそ半数を占めました。

 また、県警が去年1年間にサイバー犯罪で検挙した件数は725件、人数は434人でいずれも過去最多となりました。

 なかでもインターネットバンキングを悪用して振り込ませる手口が増えているということです。

 容疑者を年齢別でみると20代と30代で半数を超えています。被害者は、20代以下が4割を占めています。

 県警は、県内の金融機関などと協力し啓発キャンペーンを行うなどして、サイバー犯罪の被害防止を呼びかけています。

県立武道館 ネーミングライツスポンサー募集

 県は、ことし8月にリニューアルオープンを予定している県立武道館について、ネーミングライツのスポンサーを5月23日まで募集しています。

 2004年に上尾市に建設された県立武道館は、柔道や剣道などさまざまな武道の稽古のほか、バレーボール・SVリーグの埼玉上尾メディックスの公式戦でも使われています。

 武道館は建物の長寿命化を目指し、去年9月からことし7月末まで、道場の床の張り替えや照明設備のLED化など大規模な改修工事を行っています。

 そしてリニューアルオープンは8月1日を予定しています。

 県はネーミングライツによって新たな財源確保することで安定的な施設運営や維持、県民サービスを向上させることが狙いです。

 募集期間は5月23日までで、契約額は税別で年間100万円以上が条件です。

 使用期間は、最大でことし8月から2028年3月末までの2年8か月間です。

東松山市 箭弓稲荷神社 11日から「牡丹祭」

 東松山市の箭弓稲荷神社で毎年恒例の「牡丹祭」が11日から始まりました。

 初日の11日、境内ではことしもボタンが無事に咲き始めたことなどを祝い、神様に感謝を伝える神事が行われました。

 東松山市の森田光一市長は、ボタンが市の花であることに触れた上で、「多くの人が訪れて、ボタンのすばらしさを満喫してほしい」とあいさつしました。

 箭弓稲荷神社の牡丹園は、1923年に東武東上線が東松山市まで延伸したことを記念して、東武鉄道の初代社長だった根津嘉一郎氏が牡丹や藤を奉納したことをきっかけに開園し、100年以上の歴史を誇ります。

 およそ3500平方メートルの園内には1300株ほどのボタンが植えられています。

 神社によりますと、今後気温が20度以上の日が続けば、4月下旬から5月初旬にかけて、園内のボタンは見ごろを迎えるということです。

 また、4月下旬にはツツジや、淡い紫色が美しいフジの花も咲きそろうということです。

 箭弓稲荷神社の「牡丹祭」は、5月7日まで開かれます。

東日本の絶品スイーツを紹介 「まるまるマルシェ」

 東日本エリアの特産品をPRしようとさいたま市大宮区で各地の絶品スイーツを集めたマルシェが開かれています。

 さいたま市大宮区の「まるまるひがしにほん」できのうから開かれている「まるまるマルシェ」。

 東日本エリアの特産品の魅力を発信しようとさいたま市が初めて企画しました。

 マルシェのテーマは、「スイーツ」で会場には、さいたま市をはじめ、北海道函館市など各地の絶品スイーツおよそ70種類が並びます。

 新潟県魚沼市産のよもぎを生地と餡に練り込んだきんつばです。

 小豆の食感を引き立たせるため薄い皮で焼き上げています。

 このほか、イチゴの主要産地、栃木県小山市の商品も販売されていて、自家製のイチゴジャムを練り込んだチーズケーキなどがあります。

 訪れた人は、お目当ての品を探して買い物を楽しんでいました。

 このマルシェは、13日まで開かれています。