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中学校再編答申スケジュールに議会が懸念

再編中間報告に議員から質疑
再編中間報告に議員から質疑

中学校再編答申スケジュールに議会が懸念

 気仙沼市教育委員会は21日、小中学校再編検討委員会がまとめた中間報告を市議会の議員全体説明会で示した。保護者、地域住民への説明を経て8月の答申を目指すスケジュールに懸念の声があり、当局は状況を踏まえて答申時期を後ろ倒しする可能性に言及した。
 中間報告は今月10日の検討委員会で確定。中学校の4校再編案を中心に、学校の魅力化に向けた取り組みなどを盛り込み、24日から開く保護者、住民向け説明会で意見を聞く。
 説明会の意見、市民から募集するパブリックコメントは、検討委員会の最終検討に反映させて8月に答申、9月に市教委の再編計画を決定。来年の市議会2月定例会に計画を基にした学校設置条例案を提案する予定が示されている。
 議員は「スケジュールにむちゃがある。他の教育事業に影響が出ないか」「地域から中学校がなくなる大きな問題に対し、9月の計画決定は早すぎる」と、当局のスケジュール案を懸念。住民理解を深めるためにも幅を持たせる進め方を求めた。
 これに対し、菅原茂市長は2月議会への条例提案を目指す考えを維持した上で、「地域によっては2巡目(の説明会)が必要になるかもしれない」と述べ、状況によって8月の答申時期を延ばす可能性を示唆した。
 4校への再編時期は2027、28年度と2段階で示しているが、議会への提案は一括して行う方針を説明。「中学校の再編は公民館の存続にも関わるのではないか」との質疑に対して、菅原市長は「現時点で公民館の統合は一切考えていない」と断言した。
 今後、説明会を開くに当たり、住民の関心が高い跡施設活用、コミュニティー、避難所機能にも質問が及ぶ可能性を指摘する意見があり、対応する市側の態勢を再度検討するとした。