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ウイグル族40人を中国送還 迫害の恐れ、批判必至―タイ

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ウイグル族が拘束されていたタイの入管施設=2024年6月、バンコク

ウイグル族が拘束されていたタイの入管施設=2024年6月、バンコク

 【バンコク時事】在タイ中国大使館は27日、タイに不法入国し10年以上拘束されていた中国・新疆ウイグル自治区出身のウイグル族の男性40人が中国に強制送還されたと明らかにした。国連の専門家グループや日本の国会議員らは、男性らが中国に送還されれば迫害の恐れがあると訴えており、国際社会の批判は必至だ。

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 中国大使館はフェイスブックで「40人は27日、新疆ウイグル自治区に送還された。中国公安省と入管当局は彼らが通常の生活に戻れるように支援する」と投稿した。

 タイ政府は2014年、中国政府の抑圧から逃れ不法入国した300人以上のウイグル族を拘束。15年にはこのうち女性や子供ら173人をトルコに移送する一方、109人を中国へ強制送還し、残る男性48人は入管施設などで拘束を続けていた。

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