逃亡先レバノンでの記者会見(1)
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が1月8日、逃亡先のレバノンで記者会見を行った。会見に出席したのはゴーン前会長から選ばれた世界のメディア約60社とされている。日本からも多数の報道関係者が押しかけたが、会場に入れたのは3社だけだった。
その3社とは朝日新聞、テレビ東京、そして小学館だ。朝日新聞は2018年11月にゴーン前会長の逮捕を他社に先駆けて報道した経緯がある。テレビ東京は日本経済新聞の系列放送局で、ゴーン前会長は逮捕される前に、夜の経済ニュース番組にたびたび登場していた。
意外だったのは小学館が選ばれたことだ。小学館は週刊ポストの取材班を送り込んでいた。週刊ポストはゴーン前会長の事件の記事を何度も掲載している。ただ、印象に残った報道があるかといえば、それほど際だった記事は思い当たらない。ゴーン前会長が新聞、テレビ、そして週刊誌と媒体別に1社ずつ選んだとも考えられる。
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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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