【第18章】 最悪のパンティ
正也はなす術もないまま、見知らぬ女子高生のパンティの中に閉じこめられてしまった。得体の知れない不安が彼を襲っていた。体育の授業でもあったのだろうか、清潔感のない汗まみれの女子高生の股間の匂いは、彼の脳細胞を破壊しそうなくらいに強烈だった。彼が入れられた収納ポケットはろくに手入れされておらず、女子高生のアソコの分泌物と、尿道口や肛門の排泄物が入り交じってパンティの生地に擦り込まれ、不衛生の極みであった。愛美の清潔感が溢れ、愛情がこもった極上のパンティの中にいたときに比べると、天国と地獄だったのである。
「ちくしょう…僕はこのまま沙也香のパンティの中で一生過ごすのか…。いやだ…こんなところで…。愛美ちゃん、僕はどうすればいいんだ…」
正也の脳裏に愛美の笑顔とアソコが浮かび、涙が溢れていた。
沙也香はアソコの前方に小さくて柔らかくて暖かいものが密着するのを感じていた。
「人形みたいに硬くて冷たくなくて、やっぱり本物は使い心地が違うわね」
彼女はパンティの上から彼をク○トリスに押さえつけてみた。
「うっ、く、苦しい…そんなに強く押しつけないで…ぐっ…い、痛い…」
彼は沙也香のク○トリスを押しのけようと、両手でク○トリスをで目一杯押していた。
「んっ、…これって、すっごく気持ちいいじゃん…」
彼女は、アソコにチクチクと小さな刺激を感じた。
「ふふふっ…チビマサったら私のアソコを手で押しのけようとしてるのね。バカねぇ、チビマサって。苦しくてやってるんだろうけど、沙也香にとっては、そこ押されたらとっても気持ちいいのよ。あっ、あふん…」
沙也香は彼の小さな抵抗を気にも留めずに、パンティの上から更に力を込めて指を押し当て、満足げに彼をアソコに擦りつけていた。もはや彼の声は聞こえることはなかった。
その時、病院の館内放送が流れた。
「佐藤沙也香様、佐藤沙也香様。検査をいたしますので、レントゲン検査室までおいでください」
「あっ、いっけな~い。私の順番だわ…急がなきゃ。ねぇ、チビマサ、人に助けを求めたり大声出したりしたら絶対にダメよ。わかってるでしょうね?あなたみたいな小さな虫を処分すことなんか簡単なんだから。まぁ、パンティの中から大声出しても、たぶん誰にも聞こえないでしょうけど」
彼女は腹痛のためこの病院を受診し、お腹のレントゲン検査を受けることとなり、待合室で待っていた。そこで先に検査が終わっていた正也を見つけ、誰も見ていないのを確認して�A正也の上から手をかぶせて捕まえたのだった。彼女はパンティに彼を入れたまま、トイレを出て、レントゲン室に向かった。
ここは病院の診察室。この病院の医師である野田あゆみは、出来上がった正也のレントゲン写真をじっと見つめていた。彼女は昨年この病院に赴任してきた27歳の女医だった。
「縮小病の人ってかわいそうね。この人、あばら骨が何本か折れた後がある…。きっと虐められたんだわ」
レントゲン写真には、正也が会社で受けた女子社員の虐待の凄まじさが生々しく写っていたのだった。
「縮小病患者の高橋正也さんを診察室に通してちょうだい」
あゆみは看護婦に指示した。
「野田先生、すみません…患者さんが行方不明なんです。待合室の本棚の上で待ってもらっていたのですが…」
「どうしたのかしら…。まさか本棚から落ちたりしてないでしょうね」
「えぇ、念のため本棚の下や裏側なども探しましたが…」
「わかったわ。あなたはもう一度待合室を中心に患者さんを探してちょうだい。あっ、それから踏み潰してしまわないように足下に注意してね」
「はい」
「それじゃぁ、次の患者さんから先に診察しましょうか…」
次の患者は沙也香だった。あゆみは、出来上がったばかりの沙也香のお腹のレントゲン写真を取り出し見つめた。
「な、何これ!……こ、これって…」
沙也香のレントゲン写真を見たあゆみは驚きのあまり絶句してしまった。
「看護婦さん、今すぐ警察を呼んで!早く!」
あゆみは事の重大さに気付き看護婦に指示した。
「えっ?先生、そのレントゲン写真がどうかしたんですか?」
「いいから早く!!」
あゆみは深呼吸を1回すると、待合室で待っていた佐藤沙也香を診察室に通した。
「こんにちは先生、宜しくお願いしま~す」
沙也香が診察室に入ってきた。彼女のパンティの中には正也が閉じこめられている。
「先生、私のお腹の痛みの原因はわかりましたか?何か悪い病気でもありましたか?」
あゆみは厳しい顔をして答えた。
「えぇ、悪い病気だったわよ。私もびっくりしちゃった」
「え~っ!それってどういう病気ですが?」
沙也香は不安そうにあゆみに尋ねた。
「ねぇ、病名を言う前にひとつだけ訊きたいんだけど、あなたは縮小病の彼氏はいるの?」
「えっ?……そんな人いません」
「そう。それじゃぁ、佐藤さん、あなたの病名は『縮小男性虐待病』よ」
沙也香はショックのあまり声が出なかった。正也をパンティの中に閉じこめたことがバレたのだろうか。正也を捕まえたとき、誰にも見られていない。そのあともトイレに連れて行くところも人に目撃されていないし、今はパンティに正也を入れており、外からは誰からも見えないはずだ。完璧だったのに…。
「あの~、先生、何を言ってるんですか?私、縮小男性なんか見たことないし、虐待なんかしてません」
沙也香はあゆみに訴えた。
「佐藤さん、隠したってダメよ。これを見てご覧なさい!あなたのレントゲンの写真よ」
あゆみは沙也香のレントゲン写真を指さした。沙也香のお股の部分に、小さな人間の全身の骨が写っていた。
「見て。あなたのパンティの中に縮小病患者がいるわ。あなたのアソコに密着する格好で写ってる。時々縮小病の彼氏をパンティの中に入れてる人もいるけど、あなた縮小病の彼氏はいないし、縮小男性を見たこともないって言ったわよね?ここに写っている縮小男性のあばら骨の骨折の跡は、あなたの前の患者さんの高橋正也さんのレントゲン写真と完全に一致するのよ。今ね、高橋さんは行方不明になっていて、看護婦が探しているの。佐藤さん、もう言い逃れは出来ないわ。あなた、高橋さんをパンティの中のアソコの前に閉じこめてるでしょう?見て、高橋さんはあなたのアソコを押しのけようとするポーズで写っているわ。かわいそうに…。さぁ、正直に白状しなさい。パンティから一刻も早く高橋さんを出してあげなさい!」
「あ、あの……わ、私……ご、ごめんなさい……」
沙也香はこれ以上ない証拠をたたきつけられ、すっかり観念して大声で泣き出してしまった。スカートをまくり上げると、申し訳なさそうにパンティの中から正也をとりだし、あゆみに差し出した。沙也香のアソコの匂いと分泌物にまみれた正也は、あゆみの手のひらの上でぐったりとしていた。
「大丈夫ですか、高橋さん…怖かったでしょう…」
あゆみは正也を指先でそっと撫でてあげた。
「…先生、あ、ありがとうございます。おかげで命拾いしました。もう一生パンティから出れないと諦めてました…」
正也はあゆみの手のひらの上で涙を流しながら礼を述べた。
しばらくして警察が病院に到着した。佐藤沙也香はその場で補導され、警察に連行されていった。皮肉にも、以前女子社員から受けた耐え難い虐待によって負った骨折が、奇跡的救出の決め手となったのだ。
こうして正也は、女子高生のパンティという生き地獄から、またまた生還したのだった。