標準和名
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標準和名(ひょうじゅんわめい、Standard Japanese Name)とは、学術的に使われる和名である。
概要[編集 | hide all | hide | ソースを編集]
生物には「学名」という正式名称がある。然しラテン語である為、日本人には馴染みづらく、和名が使われる。
2000年、JAS法の改正によって生鮮食品に標準和名を基準として種名を明記しなければいけないとされた。
海外の種で利用価値がないものには標準和名がない場合が多い。鳥類や哺乳類は全ての種に標準和名がある。
命名[編集 | hide | ソースを編集]
学名とは異なり、命名に関する規則は存在しない。機関が各自で規則を作っている場合もある[1]。
標準和名は1タクサに1つが当てられる。然し同じ種に複数の和名がある場合や別種に同じ標準和名が当てられられる事例もある。学名が変わっても標準和名は変更されない。もしそのタクサが複数の種であると分かった場合はそれぞれに新しい標準和名が名付けられることも多い。
主に論文や書籍などで命名され、新たに名付けられた和名の後には「(新称)」と付き、改名される際は「(改名)」と付く。
種と基亜種の標準和名は同じ場合がある。
標準和名と差別用語[編集 | hide | ソースを編集]
標準和名の中には所謂「差別用語」とされるものが入っているものもある。この様な和名を改名する動きがある。
2007年、日本魚類学会は「標準和名に差別用語を使うのかはどうなのか」という議論を行った。結果、差別用語を使うのはふさわしくないとされ、51タクサの改名を行い[2]、「魚類の標準和名の命名ガイドライン」において「メクラ」「オシ」「バカ」「テナシ」「アシナシ」「セムシ」「イザリ」「セッパリ」「ミツクチ」の9つの単語が付いている標準和名は認められないとした[1]。
出典[編集 | hide | ソースを編集]
- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 日本魚類学会 (2022年). ‘‘魚類の標準和名の命名ガイドライン’’.
- ↑ 日本魚類学会 (2007年2月1日). ‘‘差別的語を含む標準和名の改名とお願い’’. 2025年1月25日確認.
和名リスト一覧[編集 | hide | ソースを編集]
- 九州大学大学院農学研究院昆虫学教室 ‘‘日本産昆虫学名和名辞書(DJI)’’. insectdb.kyushu-u.ac.jp. 2025年3月27日確認.
- 本村浩之 (2025年). ‘‘日本産魚類全種目録. これまでに記録された日本産魚類全種の現在の標準和名と学名’’. www.museum.kagoshima-u.ac.jp. 2025年3月27日確認.
- 日本爬虫両棲類学会 (2024年3月11日). ‘‘日本産爬虫両生類標準和名リスト(2024年3月11日版)’’. herpetology.jp. 2025年3月27日確認.
- 日本鳥学会 (2023年). ‘‘日本鳥類目録第8版和名・学名リスト’’. ornithology.jp. 2025年3月27日確認.
- 川田伸一郎, 岩佐真宏, 福井大, 新宅勇太, 天野雅男, 下稲葉さやか, 樽創, 姉崎智子 & 横畑泰志 (2018年12月24日). ‘‘世界哺乳類標準和名リスト’’. 哺乳類科学. 58 (別冊) : 1-53. DOI:10.11238/mammalianscience.58.S1.