病院内の「もの言えぬ雰囲気」
それでも病院は「一方的な解雇はできない」という立場に終始していたが、今回、ついに「処分」があったのだという。前出と別のスタッフが言う。
「今年3月17日付けで、松井医師に『完全無給の自宅待機』という処分が下されたのです。それ以降、病院には来ていません。ホッとすると同時に、どうしてもっと早く手を打たなかったのか、と病院上層部に怒りを覚えます。真面目で献身的な仲間たちが辞めていき、病院の名誉も傷つけられました。
私は松井医師と一緒に働いた経験から、彼にこのまま医療行為をさせてはいけない、と強く感じています。しかし吹田徳洲会病院では多くの医師・看護師が、彼の問題を指摘することに及び腰になっています。事件に巻き込まれることで、患者さんに向き合う時間や力を削がれてしまうという懸念もあります」
本誌は今回の処分について詳細を訊ねるべく、松井被告本人の電話を鳴らしたが反応はなかった。また、徳洲会本部の担当者にも問い合わせたが、期限までに返答は得られなかった。