『白いリボン』 ミヒャエル・ハネケ | 本、映画、音楽で高まるブログ♪

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テーマ:
ダウン第62回カンヌ国際映画祭パルム・ドール
第67回ゴールデングローブ賞外国語映画賞の作品。



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舞台は第一次世界大戦前夜のドイツ。


タイトルの「白いリボン」とは


子供達が大人達から罰として腕に巻かれる
「抑圧」の象徴。

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当時のドイツの大人達の「厳格な教育」
「無垢」と「純潔」を強制する白いリボンが
子供達の意志を放棄させ、そして憎しみを生みだす。

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そうやって第一次世界大戦前夜の子供達はやがて
1933年、1945年の大人へと成長していきます。

そしてやがて第二次世界大戦のナチスの犯罪が起きる。

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この犯罪へと繋がる当時のドイツの状況やファシズムが
醸成されていく土壌がつぶさに描かれている。

ハネケが「ファシズム」は「イデオロギー」の
迷走の最たるものと言っていた。


人間はなぜイデオロギーに従うのか?


そしてそんなイデオロギーの根底に潜み
それを生み出すのはなんなのか?

そんな所もこの作品の見どころだと思います。

またこの作品で注目なのが語り部の教師の存在だ。ダウン

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この作品での彼は常に出来事に対して当事者ではなく傍観者で
常に客観的な視点で村の出来事を見ている。
その視線がこの作品の中でも不気味さを漂わせていて意味深だった目

またこの教師の恋人になる娘の名がエヴァであって、
ヒトラーの愛人と同じらしくそれも後から知ってゾクッときた。

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しかし久々に質の高い映画を観れてグッド!良かった

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白いリボン動画はこちら


2012年01月15日
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