東京電力福島第1原発事故で高濃度汚染された福島県飯舘村。今年は秋の深まりが遅く、例年より2~3週間、キノコの出が遅かった。採取に3回赴くことになったが、その分多様なキノコに出合えた。11種を採取し、放射性セシウム濃度を調べた。(山川剛史)
採取する地域を決めた調査は、今回が5回目。山菜では年月とともにセシウム濃度の低下傾向が見て取れる。残念ながらキノコでは増減が激しく、傾向のようなものは確認できない。ただ、どのキノコがセシウムをため込みやすいか、逆に生育土の汚染度の割に濃度が低めか、明らかに差がある。
◆ほとんどが食品基準を超過したまま
サクラシメジやムラサキシメジは、どの年も極めて濃度が高い。福島の人た...
残り 306/612 文字
この記事は会員限定です。
- 有料会員に登録すると
- 会員向け記事が読み放題
- 記事にコメントが書ける
- 紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
カテゴリーをフォローする
みんなのコメント0件
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。