傍聴の記録2
訴訟当事者、管轄裁判所、開廷日時
原告 党首ネキ、党首ネキのパパ(弁護士2名)
被告 YouTuber(本人訴訟)
静岡地方裁判所浜松支部 2号法廷
令和7年1月20日 13:30 口頭弁論 開廷
※今まで裁判の流れ
1回目 令和6年9月2日 口頭弁論
2回目 令和6年10月21日 弁論準備手続き(非公開。争点整理)
3回目 令和6年12月9日 弁論準備手続き(非公開。争点整理)
※登場人物は全て仮名。東京地裁より移送された事件。
訴訟当事者と傍聴席の様子
今回は、被告が出廷した。
原告側は代理人弁護士が2名。1回目と同様、zoomでの出廷。web会議形式の裁判だが1回目と同じく、公開で行われた。
法廷に液晶モニターが置かれ、そこに弁護士2名が映し出された。
カメラが設置され、被告の姿を映していた。
傍聴人は筆者の他に5、6名いたと思う。1名は前回と同じ人だったが、その方は裁判所の職員のような感じがした。
他は前回とは別の人が来ていたと思う。
口頭弁論の様子
裁判官「1月10日に被告から書面が提出され、1月16日に原告から書面が提出された。双方、他に主張することはあるか?」
原告「本日で双方の主張をまとめて結審してほしい。また、被告は、原告が不法行為を行ったと主張しているが、そのような事実は否認する」
被告「追加で主張したいので、裁判を継続してほしい」
裁判官「被告はどのような追加の主張をするのか?1月16日に原告からの書面が届いており、時間はあったはずだが、今回その主張ができない理由は?」
被告「追加の主張をしたいのだが、裁判官と原告が何を知りたいのかわからないので教えて下さい。そうしなければ追加の主張はできない」
※この被告の回答を聞いて、筆者は意味がわからなかった。おそらく、裁判官も原告も傍聴席にいた人たちも「被告は何言ってるの??」となったと思う。
この後も被告が何か言っていたのだが、メモし忘れてしまった。大して重要なことは言っておらず、論点がズレたことをしゃべっていたという記憶はある。
なんというか、被告がYouTubeの生配信でリスナーさん達と揉めていた時の様子と似ていた。
裁判官「原告は、動画の削除について確認したか?」
原告「被告は、該当の動画を削除したと主張するが、非公開になっているだけだと確認した。設定を変えればすぐに公開されることになるので、全て削除することを要請する」
被告「動画は削除した。削除し忘れていたならすぐに削除する」
裁判官「被告は、次回までに動画を削除したという証拠を提出するように。また、原告は次回で結審することを求めている。被告は次回までに追加の主張と、原告が不法行為を行っていると主張することについて、その立証をせよ」
原告「被告は、原告に対して名誉棄損をしていないと主張するが、なぜ動画を削除したのか?」
被告「もめ事を起こしたくないから動画を削除した。動画の目的は、国政政党の党首である原告が、お金の問題で揉めているという事実を皆に知ってもらいたいからだ。決して原告の名誉を傷つけるつもりはなかった」
裁判官「そのお金も問題で揉めているという事について原告は否認しているが、被告がこのような主張をする根拠は?」
被告「私は、SNSやYouTubeで原告の行ったことの情報を知り、それを動画で配信した。それが根拠だ」
※うろ覚えだが、確かこのような趣旨の回答だったと思う。
原告「次回期日を設定してほしい」
次回期日
裁判官「次回は3月3日でどうか?」
被告「もっと先に延ばせないか?」
裁判官「これ以上先にはできない」
令和7年3月3日(月)13:30 静岡地方裁判所浜松支部 2号法廷
で確定。
裁判官「被告は、追加の主張の書面を2月21日までに裁判所と原告に届くようすること」
次回傍聴される方へ
裁判当日、法廷の入口に『開廷表』という当日の裁判のスケジュールが書かれた紙が貼ってあります。
ここに、
『弁論(言い渡し)』
と書かれていれば、その日の裁判で判決が出るという意味です。
ただ単に『弁論』とだけしか書かれていなければ、その日の内に判決は出ないということです。
筆者の感想
被告の回答は、論点がズレており回答になっていない回答が多かった。聞いていて疲れた。
そして、被告には追加の主張などなく、裁判の引き伸ばしを図っているだけだった。
原告の弁護士は、被告の話には付き合っていられないので早く結審してくれと思っているのは明白。
裁判官は次で結審するのだろう。


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