偉ぶらず、弱者に寄り添ったフランシスコ教皇 日本には特別な思いも
21日に死去したフランシスコ教皇は、世界に14億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会のトップでありながら、「清貧」を信条とし、冗談を愛する気さくさを最後まで失わなかった。世界の紛争や人権問題の現場に自らが足を運ぶ独自の「現場主義」を貫いた「パパ」が安らかな眠りについた。
フランシスコ教皇は南米アルゼンチンの出身で、イタリア移民の両親のもとに生まれた。昔から教会で信者の話を聞くだけでは満足せず、積極的に外に出た。教皇に選ばれる前のブエノスアイレス大司教時代には、一人でバスに乗ってスラムを訪ねてはミサを開き、住民と食卓を囲んだ。
偉ぶらずに常に貧しい人や弱…
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
教皇フランシスコが逝去しました。カトリック教会では、先週土曜の夜から今年の復活祭をお祝いし、「おめでとう」とお互いに挨拶を交わしたばかりですので、突然の訃報に悲しみと衝撃が広がっています。 教皇フランシスコは、貧しい人や被造物への愛を示し
…続きを読む