連続ひったくり事件 男3人を窃盗の疑いで再逮捕

 ことし2月、さいたま市見沼区で起きたひったくり事件に関わったとして、警察は9日、男3人を再逮捕しました。

 窃盗の疑いで再逮捕されたのは、いずれも春日部市南中曽根の自称・解体工、豊原大喜容疑者(30)と、無職の榎本隼容疑者(20)、それに住居不定無職の16歳の男の3人です。

 3人は共謀して、ことし2月24日、さいたま市見沼区の歩道上で原付バイクに乗り、追い抜きざまに14歳の男子中学生が乗っていた自転車の後ろカゴからリュックをひったくった疑いが持たれています。

 3人のうち1人は運転する乗用車にバイクを積んで犯行現場付近まで運んでいたとみられています。

 3人は岩槻区で起きた別のひったくり事件に関与したとして、すでに逮捕されています。

 警察は、現場付近の防犯カメラの捜査や取り調べなどから3人の犯行を特定しました。

 ことし2月24日から26日にかけて、バイクによるひったくり事件が越谷市や久喜市などで13件起きていて、警察はほかの11件についても3人が関わったとみて捜査しています。

新人消防士140人 県消防学校 入校式

 鴻巣市の県消防学校で9日、入校式が行われ県内の消防士140人が入校しました。

 入校したのは、県内26ある消防本部のうち24の消防本部で採用された19歳から28歳の消防士あわせて140人です。

 入校式で斉藤美久校長は「ときには教官から厳しく熱い指導があるかもしれないが、立派な消防人になるための本気の指導と捉え、前向きに訓練に励んでほしい」と式辞を述べました。

 このあと、さいたま市消防局の中田圭郎さんが「消防職員の責務を深く自覚し、勉学に専念することを誓います」と宣誓しました。

 県消防学校によりますと、入校生は5か月間、消火や救助の訓練などを受けて、消防隊員に必要な基礎知識や技術を学ぶということです。

痴漢犯罪から身を守るために 県警が新入生に講話

 新年度に入り電車を利用する人が増える中、痴漢犯罪を防ごうと県警は9日、さいたま市内の高校で新入生を対象に、講話を行いました。

 講話はさいたま市浦和区の浦和麗明高校で行われ、新入生386人が参加しました。

 講師は県警鉄道警察隊の隊員が務めました。

 隊員は痴漢の被害にあわないために電車内のドア付近や混雑した車両には乗らないよう呼びかけました。

 万が一、電車内で痴漢の被害にあった場合はしゃがんで周囲に状況を知らせることが、大切であると伝えました。

 また、4月3日から運用を始めた「痴漢撃退Webアプリ」について説明しました。

 このアプリでは、「痴漢です、助けてください」「やめてください、警察に通報します」などと音声で警告することもできます。

 このほか、画面上でボタンをタップすると110番通報できる機能などもあります。

 県警鉄道警察隊によりますと、去年寄せられた痴漢の相談件数は143件です。

 時期は4月から7月にかけて相談が多くなり、新年度で乗車人数が多くなったり、薄着が増えたりすることが要因とみられます。

 時間帯別では、通学時間と重なる午前7時台が最も多く、下校時間と重なる午後6時台も多くなっています。

 生徒たちは真剣な表情で話を聞き、被害にあわないための行動や、目撃したときの対処法などを学んでいました。

加須市と葬祭業者「終活」の支援で協定

 人生の最期に向けて、生前に葬儀の手配や財産を整理する「終活」の支援に取り組む加須市が9日、市内の葬祭業者3社と協定を締結しました。

 加須市と協定を締結したのは、市内で葬祭業を営むメモリアルジャパン、大黒屋典礼、錦泉のあわせて3社です。

 協定は、市内に住む低所得で身寄りのない65歳以上の高齢者などを対象に、3社と葬儀や納骨の生前契約を締結できるよう支援します。

 また、生前契約を結んだ人に対しては、市の職員が定期的に安否確認を行うということです。

 加須市の角田守良市長は「市内には潜在的に一人暮らしの高齢者が1万人くらい住んでいる。そうした人たちの終活の解決方法のひとつが、この協定の締結だと思っている」とあいさつしました。

 市は今後、ホームページや広報誌などで市民に対して支援制度を周知することにしています。

「RB大宮アルディージャWOMEN」に変更へ

 女子サッカー・WEリーグの「大宮アルディージャVENTUS」のチーム名が「RB大宮アルディージャWOMEN」に変更されます。

 チームを運営するRB大宮が9日、発表しました。

 新しいチーム名は今シーズンから男子チームで使われている「RB大宮アルディージャ」に女性という意味の「WOMEN」が加えられています。

 また、エンブレムやロゴなども変更され、いずれもことし7月から使われる予定です。

 RB大宮の原博実社長は「今回の変更で男女両チームが同じ名称になることでクラブとしてさらに一体感を高め、レッドブルサッカーのネットワークを生かした強くて魅力あるチーム作りを進めます」とコメントしています。

春うららか 本庄市「こだま千本桜」が見頃

 9日の県内は桜色が映える青空が広がっています。本庄市では河川敷の千本桜が見ごろを迎えています。

 本庄市児玉町の小山川では、およそ5キロの河川敷におよそ1100本のソメイヨシノが植えられていて、辺りを薄いピンク色に染めています。

 本庄市観光協会によりますと、ことしは花の咲き始めが例年より数日遅く、現在、8分咲きで見ごろを迎えているということです。

 訪れた人たちはゆっくりと桜並木を散策したり、写真を撮ったりして春のうららかな1日を楽しんでいました。

 本庄市のこだま千本桜は4月16日ごろまで楽しめるということです。