おトクなフリーきっぷ「週末パス」が6月27日に廃止で乗り鉄から悲鳴!
週末パスはJR以外の第三セクター鉄道にも乗れる!
週末パスが乗り鉄に愛されているのは価格が安いだけでなく、JR以外の第三セクター鉄道もフリーエリアに含まれていること。 「青春18きっぷ」はJR路線が乗り放題になりますが、JR以外の第三セクター鉄道は対象外となっています。しかし、週末パスなら“14社”もの第三セクター鉄道も乗り放題になるんですね。 たとえば、長野駅から湯田中渋温泉を結ぶ「長野電鉄」や飯坂温泉を訪れる際に便利な福島交通の「飯坂電車」、茨城県の沿岸を走る「鹿島臨海鉄道」、トンネルが多い「北越急行」など、週末パスがあればさまざまな地域へ気軽に行くことができるのです。
また、第三セクター鉄道が利用できることでスムーズな乗り換えも可能。とくに長野駅から新潟方面へ普通列車で北上するには「しなの鉄道」を経由する必要がありますが、週末パスなら改札を出ることもなく追加費用も必要ないんです。
JR東日本ではほかにも2つのおトクなきっぷが廃止される!
JR東日本が廃止を決めたおトクなきっぷはほかにもあります。それは「首都圏週末フリー乗車券」と「東京フリー乗車券」。 首都圏週末フリー乗車券は新潟・長野エリア発の場合で25年3月30日までの土休日、それ以外はどちらとも25年6月27日で発売終了となります。 首都圏週末フリー乗車券は、往復乗車券とフリーきっぷが合わさった企画きっぷで、地方から東京へ遊びに行くのに便利なきっぷです。 連続する2日間に利用可能で、繁忙期以外の土日祝に設定されています。ただ、指定方法や価格が特殊で使いにくい面もありました。 たとえば、JR秋田駅から首都圏週末フリー乗車券を利用すると価格は1万3,930円、JR青森駅からは1万4,980円、JR福島駅からは7,650円と、出発駅によって価格が変わってしまうんですね。 しかも、この金額には出発駅から東京までの往復運賃と、フリーきっぷの代金しか含まれておらず、新幹線を利用するには、別途新幹線特急券を購入する必要があるのです。 また、えきねっとから購入することもできず、地元の指定席券売機やみどりの窓口からしか購入できないのも、けっこう不便でした。