熊本市立中で入学式 共通標準服、制服それぞれに

熊本日日新聞 2025年4月10日 12:47
従来の詰め襟学生服と、ブレザーの共通標準服を着て登校する下益城城南中の新1年生ら=10日、熊本市南区
従来の詰め襟学生服と、ブレザーの共通標準服を着て登校する下益城城南中の新1年生ら=10日、熊本市南区

 熊本市立の多くの中学校で10日、入学式があった。市立中全42校では、今春から学校ごとの既存の制服に加えて共通標準服(制服)が導入され、新入生らはそれぞれ選んだ真新しい制服と標準服に身を包み、晴れやかに中学生活のスタートを切った。

 共通標準服はブレザータイプで、スラックス、スカート、キュロットスカート、ネクタイ、リボンを自由に組み合わせることができる。多様性や機能面への配慮から、熊本市教育委員会が生徒の選択肢を広げる狙いで導入した。生徒が既存の制服か標準服かを選ぶことができる。

それぞれ選んだセーラー服とブレザーを着て入学式の看板の前に立つ下益城城南中の新入生=10日、熊本市南区
それぞれ選んだセーラー服とブレザーを着て入学式の看板の前に立つ下益城城南中の新入生=10日、熊本市南区

 熊本市南区の下益城城南中では、226人の新入生のうち6割強程度がブレザー姿で、従来の黒の詰め襟学生服とセーラー服を上回った。

 ブレザーとスラックスを組み合わせた女子生徒は「ネクタイやジャケットがかっこよく、スラックスを着たかったので迷わず選んだ」と笑顔。リボンとスカートを身に着けた標準服の女子生徒は「大人っぽい雰囲気が好き」。一方、セーラー服を選んだ女子生徒は「先輩たちのセーラー服姿に憧れがあった。統一感のある色合いも気に入っている」と話した。

それぞれ選んだセーラー服とブレザーを着て、入学式の記念写真に収まる新入生=10日、熊本市南区
それぞれ選んだセーラー服とブレザーを着て、入学式の記念写真に収まる新入生=10日、熊本市南区

 生徒会長で3年の男子生徒は「制服はさまざまでも、仲良く学校生活を送ってほしい」と新入生らにエールを送った。

 県教委などによると、14日までに県内全ての公立中学校で入学式を終える。(岡本遼)

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