統合に伴い3月末で閉校する福島市の松陵中は実行委員会を中心とした閉校プロジェクトの一環で、全校生徒によるモザイクアートを制作した。7、8の両日、校舎を一般開放し、お披露目した。
同校はこれまでも文化祭でモザイクアートを制作してきた。閉校の節目に全校生徒で記念の作品に挑戦したいと、多くの卒業生を送り出した校舎を描いた。コロナ禍に感染対策として校内や地域で使用していたアクリル板を約5万枚に小さく切り分け、色を付けた。地元企業のシオヤユニテックと安田木工所が協力した。
モザイクアートは開放初日の7日にお披露目された。2日間の一般公開には地元住民や保護者ら合わせて約500人が来校。校歌斉唱などを通じ、地域に愛された学びやへの思いを共有した。閉校を前に全校生徒で作成した松陵中の歴史年表も校内に展示した。
モザイクアート制作のリーダーを務めた渡辺樹さん(3年)は「母校がなくなり寂しいが、在校生で取り組んだ成果を披露できてよかった」と話した。卒業生の瀬尾光裕さん(56)は「青春時代の思い出が詰まった母校に改めて感謝する機会になった」と述べた。
(県北版)