青森県内初 小中一貫の義務教育学校に 子どもたち初登校
今月1日に開校した県内初の小中一貫教育を行う義務教育学校、「六戸学園」に8日、子どもたちが初めて登校して始業式や入学式が行われ、新たな学校生活をスタートさせました。
「六戸学園」は町内の全ての小中学校を再編して今月1日に開校した小中一貫教育を行う9年制の義務教育学校で、8日、子どもたちが初めて登校しました。
午前中は2学年から6学年、それに8学年から9学年の子どもたち654人がスクールバスなどで新しい校舎に登校し、教員に案内されて教室に向かいました。
4学年の児童は「校舎内からかおる木のにおいがすごくいいなと思った。保育園で離ればなれになった友達にまた会えるので楽しみです」と話していました。
そして始業式では二ツ森牧彦校長が「それぞれの学校の良さを生かし新たな伝統を築いていくのは皆さんです。地域に誇れる六戸学園を作っていきましょう」と挨拶し、その後、子どもたちは練習してきた新しい校歌を元気よく合唱しました。
また、午後には1学年と小学校を卒業した7学年、およそ186人の入学式も行われ、7学年は学校の新しい制服姿で入場していました。
式では六戸町の佐藤陽大町長が「たくさんの仲間とともに学び六戸町に愛着と誇りを持ち、夢に向かって挑戦する児童・生徒に成長することを期待しています」と祝辞を述べました。
また生徒会長の1人、沼尾南風さんが「六戸学園ではみんなが初めてのことばかりです。積極的にコミュニケーションをとりお互いを知る1年にし、新たな学校のもと歴史と伝統を築いていきましょう」と歓迎のことばを述べました。
入学式を終えた1学年の児童たちは「勉強をがんばりたい」とか「運動会が楽しみ」などと話していました。