庄原 開校明治6年の粟田小学校 最後の卒業式 3人が卒業
児童数の減少で3月いっぱいで閉校となる庄原市にある小学校で、24日、最後の卒業式が行われました。
庄原市東城町にある明治6年開校の粟田小学校は、児童数の減少により3月いっぱいで閉校し、4月から東城小学校に統合されます。
閉校を前に24日、最後の卒業式が行われ、在校生13人や保護者などが見守るなか、3人の卒業生が入場しました。
全員で校歌を合唱したあと卒業生の名前が呼ばれると、ステージに1人ずつ上がり森一芳校長から卒業証書を受け取りました。
このあと森校長が「粟田小学校の卒業生として誇りと自信を持ち新たな世界に向かって挑戦し続けてください。3人の活躍を心から期待しています」とお祝いのことばを送りました。
そして、卒業生を代表して若林結愛さんが「6年間で築いてきた自分の力や友だちを大切にして夢の実現に向けて歩んでいきます」と答辞を述べました。
式の後、卒業生の女子児童は「小学校が閉校するのは寂しいです。学校がなくなっても絶対に忘れず、『粟田っ子』として中学校でも頑張っていきたいです」と話していました。
また、卒業生の男子児童は「小学校にありがとうという感謝のことばをかけたいです」と話していました。