日本の若者よ、「冒険心」を持て

今年3月、商談のために来日した吉田は、その前に立ち寄った韓国などアジアの国々と日本の若者の熱量の違いを感じたという。

「なんや、日本はとても静かだ。不満を抑えて『仕方がない』とあきらめて物を言わない社会に見える。リスクをすぐに考えて、行動しない。少しでも人と違うことをすると、バッシングされる。そういう社会は、いずれ危機的な状況に直面するはずだ。

若い人は、家で口を開けて、上司や先生、親からエサをもらうのを待つのでなく、『金魚鉢』の金魚のような日常から飛び出す必要がある。いつもと違う外の世界を見て、人生観を一変させろ、と言いたい」

何度も敗者復活し、企業を大きくしていった吉田氏
編集部撮影
何度も敗者復活し、企業を大きくしていった吉田氏

吉田のような反骨精神を持つことは、今の時代の日本では至難の業だと言うと、吉田はアメリカで成功した起業家5つの特性について語り始めた。

「5つの特性は、①好奇心、②柔軟性、③楽観性、④持続性、そして、最後は何だと思う? 僕が一番大切だと思うものだ。⑤冒険心だよ。これがなければ、何も始まらない。目指すもの、やりたいことを追い続けろ。冒険心でやりぬけ、それしかないよ」

これが、吉田から日本の若者へ送るエールだ。

(本文敬称略)

(聞き手・構成=ライター・中沢弘子)
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