ローマ教皇フランシスコが死去 88歳、寛容と人道主義を説く
【ローマ共同】世界のカトリック教会の頂点に立つローマ教皇フランシスコが21日、死去した。88歳だった。教皇庁(バチカン)が発表した。2019年11月に教皇として38年ぶりに訪日し、被爆地の広島、長崎も訪れた。難民支援や環境問題、平和外交に積極的に関わり、寛容さや人道主義を説いた。バチカンは今後、葬儀と新教皇選出選挙「コンクラーベ」の準備に入るとみられる。 【動画】ローマ教皇フランシスコ死去
1936年12月17日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれた。本名はホルヘ・マリオ・ベルゴリオ。中南米から選出された初めての教皇だった。 2001年に枢機卿に任命された。前任のベネディクト16世の退位を受け、13年3月13日、コンクラーベで教皇に選ばれた。カトリック教会の改革を推進したが、教義上は同性婚や妊娠中絶を認めず保守派路線を受け継いだ。 外交面では16年2月、1054年のキリスト教会の東西分裂から初めて、東方正教会の最大勢力、ロシア正教会トップと会談した。22年2月にロシアがウクライナに侵攻すると、停戦を呼びかけた。