ダンジョンに周回した不死がいるのは間違っているだろうか?


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作:Saturdaymidteemo
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04


「フム」
一つ。納得の行く頷きをしながら、『ヘスティア・ファミリア』ジャックは手入れしている武器を眺める。
外は爆音などの喧騒が聞こえる。
「ベルは上手くいくか。見届けようじゃないか」
静かに、騎士はその場を立ち、今や愛用品となった『北のレガリア』と『栄華の大剣』を篝火にしまい、代わりに『蒼い大剣』を背負い外へと向かった。
「露払いくらいはしてやる」
その足取りに。迷いはなかった。




『異端児』の討伐作戦。と、『異端児』のダンジョンへの帰還。
わかりやすく相反する目的が衝突している中、
ガレスと相対するヴェルフは魔剣を構え直す。
(クソッ!誰もウィーネを追えねぇってのに!)
竜人の異端児が孤立している報を受け、内心焦りながら。

が、その瞬間対面している『ロキ・ファミリア』の一級冒険者、ガレスが辺りを咄嗟に見渡した。
ヴェルフも『何か』を感じたのか周りを見渡す。

いつか感じたことがある悪寒に。
それがたまらなく今は頼もしく感じる。

「ヴェルフ。お前はウィーネとやらを追っている冒険者の足止めに行け。ここは俺がやる。手早く済ませてそちらに追いつこう」
後ろを振り返って、そこにいたのは。

よく知る漆黒の騎士だった。
「!任せた!」
ヴェルフは即座に反転する。と同時にジャックは剣を一閃し、剣風のみで黒霧を晴らす。

正面のガレスを見やり大剣の切っ先を、ガレスや、氷漬けになっていない冒険者達に向ける。
「さて、死ぬ覚悟はあるか。『ロキ・ファミリア』」
静かに。そう告げる漆黒の騎士に、団員の一人が顔を真っ青にする。
「な、なんで・・・なんで『深淵歩き』が魔物を守っているんだ・・・!?」

ステルス用の魔道具『リバース・ヴェール』によって、正体がバレていなかったヴェルフと命と違い、ジャックはその場に、仁王立ちしていた。

「こちらにも事情があるということだ。冒険者も一枚岩ではない。が、そんなことはどうでもいい。連絡の取れる奴がいるなら取るといい。その間に、獲らせてもらうが」

お喋りはそこまで、というように構えるジャックにアレスは汗を一筋垂らす。
目の前の男は間違いなく自分とは次元が違う。と。経験と本能が警告している。

「参る」

その一言と共に、ガレスが『吹き飛んだ』
「ぬおおおおおおおおお・・・・」

とんでもない速さで距離を詰めたジャックに全力で投げ飛ばされたのだ。
唖然とする冒険者達に大剣を構える。
「次は貴様らだ」
と静かに言うと冒険者達は恐怖に怯えた。
「逃げろ!逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「『アポロン・ファミリア』みたいにはなりたくねぇ!!!」
「うわああああああああああああ」
叫喚とともに反転し、道を逆走し始める冒険者達。

それを追わずに見送ったジャックは静かに踵を返す。
「主神の命とはいえ、殺すなとは言われているが」
ため息混じりに肩を竦める。

「私はそんなに怖いか」
少しだけ寂しそうに呟き、跳躍した。




命によって吹き飛ばされたティオネとティオナは、団員達と合流した後、異端児を再び追い回していた。
「くっそ!あの風がなければこんなところで!」
団員達と冒険者達の先頭で二人は駆ける。

「まったくよ。あの黒いミノタウロスだけでも見つけないと」
戦意剥き出しの二人は不意に後ろがどよめいていることに気づく。

「なに!?後ろから敵でも出たの!?」
ものすごい剣幕で後方の冒険者達を見やると

「ち、違う!今、伝令が!『深淵歩き』が向こう側についてると!!!」

『はぁ!?!?!?』
思わず足をとめて報告した男を見やる。

「それマジ!?」
と、男に詰め寄ろうとティオナが迫る。



「残念ながらマジだ」



と、不意に、今まで目指していた方向から声がかかる。
二人は恐る恐る振り返ると

『ロキ・ファミリア』にとって見慣れた漆黒の騎士が、見慣れない蒼い大剣を片手にそこにいた。

二人は見事に同じ動作で頭を抱えながら。
「え?今回私達貧乏くじ引きすぎじゃない!?」
「ねぇ、見逃してくれるってのはナシかな?」
ティオネは天を仰ぎ、ティオナはダメ元で質問をする。

「俺は確かに、『次はない』といったはずだがな」
そう言って静かに構えた。

その闘気にあてられて、後ろの二人以外の冒険者は尻餅をつき、後退り、脂汗を浮かべながら逃げる算段を始める。

二人は慌てて獲物を構えて見据える。
「ティオナ」
「うん」
二人はアイコンタクトをしてジャックに駆け出した。
ジャックは迎え撃たんと肩に乗せるように大剣を構え直す。

あと、4歩で激突、といったところで。

二人がそれぞれ左右に跳躍し、屋根へ飛び、振り返らずに逃げ出した。
「ごめんなさーい!」
「勝てるわけないでしょおおおお!!!!!」
そう言ってLv5のステータスを全力で使った逃走を始める。

『おおおおおおおおおおおおおおい!?!??』
その光景に取り残された冒険者達は盛大に突っ込んだ。

「『あれ』はあとで追えばいい。貴様らからといこうか」
その中でジャックは唯一冷静に冒険者達に標的を絞っていた。

「に、逃げろぉおおお!」
「母さああああああああああああん!!!」
「助けて!助けて!助けへえええ!」

その一言に心を折られた冒険者達は反転して逃げ出した。


「・・・・・・」
ジャックは無言で小さく嘆息して、次の隊へ足を向けた。






フィンが陣取る本陣に伝令がつくなり、どよめきが走った。

『深淵歩き』が敵として参戦している。と。

フィンはこめかみを押さえながら苦しげな表情で呟いた。
「最悪だ・・・死者は!?」
そう聞いたフィンに伝令が出した答えは予想外のものだった。

「ガレスは投げ飛ばされてオラリオの郊外までふっ飛ばされ、ティオナ、ティオネは二手に分かれて全力で逃走中!部隊は壊走しましたが死者は0です・・・!」

「何?」

フィンは、思案する。
(どういうことだ?彼ならオラリオの冒険者程度、逃げたところで皆殺しにできるはずだ。『アポロン・ファミリア』の一件、そして先日の僕達を圧倒した実力からして明らかだ)

実際、ジャックの実力であるならば、オラリオの人と神を殺し尽くしても息を切らさずに殺せるだろう事実も相まって思考が迷走する。

「報告します!黒いミノタウロスが『リトル・ルーキー』と交戦中!」

そんな中知らせを受けたフィンは顔を上げた。
「!すぐに向かおう!」
彼はすぐに行動を起こした。

(考えている暇はない)

先程まで余裕があった中、そう思わせるくらいには矢継ぎ早に変わる状況での『深淵歩き』の参戦は大きかった。





それからしばらくした後、黒いミノタウロスに敗北したベルを見届けた後、ジャックは屋根上に佇む。
「これでいいか?」
「上出来だ。感謝を」
隣で同じように佇む猪人はそう謝辞を述べる。

「まったく。こっちとしては君が敵に回ったと聞いて団員達にどう生き残らせるか考えで頭がいっぱいいっぱいだったよ。本当にやってくれたね。オッタル」
ため息をつきながら恨めしそうに猪人を睨めつけるフィン。

「にしても、敗けたか。が、良い。昔の誰かを見ているようだ」
独り言のようにジャックはそう呟いた。

「君もあんな時期が?」
フィンは興味ありげに聞くとジャックは鼻を鳴らし。

「・・・ああ。無様に『死にまくったよ』。そして、苦しみ、もがきながらも、立ち上がり続けた。何度敗北しても、無様に生に縋り付き、諦めることをしなかった。そのせい、いやそのおかげで、ここにいる」

自分に言い聞かせるようにそう言い、オッタル達を見やる。
「お前達もうかうかしてられんぞ?『アレ』は伸びる。間違いなく」

「・・・楽しみにしておこう」
静かに、オッタルはそう言い、用は済んだと言わんばかりに、屋根から飛び降り、雑踏に消えていく。

「まったく。そう言われると耳が痛い。・・・昔のような無茶は団長としてはできないけど、足踏みするだけ、というわけにはいかないな」
フィンもそう言って団員達がいる方向へ跳躍していった。





時間は遡る。




「ジャックくん。君、今回の件に関しては殺傷禁止ね」
不意にヘスティアは名指しして指を指し厳命する。
「む。俺が介入するとどうあがいても死人が出るような言い方は「うるせー!先にいっとかないとオラリオの冒険者の大半が死ぬ羽目になるだろ!?」・・・むう」

今までの自分の行いを糾弾するようにヘスティアは胃を押さえながらプンスコと擬音語が聞こえそうな勢いで怒る。

「ならば、ちょっかいを出す程度に留めておこう」

「あんたの『ソレ』は俺らに取っちゃ『ちょっかい』じゃなくて致命傷になりかねないんだがな・・・まぁ頼りにさせてもらう」
気難しい顔で半目で呆れたようにヴェルフがジャックを見やる。

「あと、普段使ってる武器も禁止。君にとってはあのレベルが普通のようだけど一般冒険者や、僕達からしたら神殺しが出来る剣が10本も20本もあるとたまったもんじゃない」

腰に手を据えてぴしゃりと言いつける。
それを漆黒の騎士が正座で聞いている。
なんとも奇妙な光景がそこにあった。

「ふうむ・・・なら万が一の事があってもいかんのでナマクラでも持っていくか」
「そうしてくれ、あと、魔法も禁止ね。君の魔法。確認したいんだけど最弱の威力ってどの程度の敵が一撃で沈む?」
「春姫に教えた『槍』と同じ系統の最弱魔法でしっかりした杖で威力を抑えずに使えばゴライアスだったかが消し飛んだな」

その質問にジャックが応えた時、ヘスティアの胃痛が加速した。

「君そんな魔法を春姫に教えてたのかよ・・・マジかよ・・・」
キリキリと痛む胃を押さえながらヘスティアはげっそりとした顔でジャックを見やる。
彼女の気苦労も知らずに彼は何故?と言わんばかりに首を捻っている。

「ほんとうにこういう加減の部分でネジが弾け飛んでますよねジャックさんは」
リリルカ・アーデは大きなため息をつきながら呆れ果てている。

「春姫も『ソウルの槍』は人に向けて撃たないようにしておくれ・・・・後生だから」
「はい」
ピクピクと耳を動かしながら快活にルナールの少女が頷く。

「時に聞くが」

今まで自分から口を開かなかったジャックが主神に向けて問う。

「矢は「駄目に決まってんだろ」・・・むう」

容赦なく却下されまるで悪戯が見つかった子供のように唸るジャックに額を抑えてヘスティアは大きなため息をついた。





「まったく。下手な殺し合いより疲れる」

ここまでの経緯を思い出しながら、ジャックは嘆息した。
次にミノタウロスに敗北し、泣いているベルにどう声をかけたものかと思案していると、

「あ、あの!」
不意に、後ろから声がかかった。
見やると、元『アポロン・ファミリア』のダフネとカサンドラがそこにいた。

「ん?」
要件は?と暗に聞くように首を捻り応対すると、ダフネが気恥ずかしそうに口を開く。

「今回の一件は、ベルさんが『人類の敵』じゃないってことを証明するために立ち回ったんですよね!?」

と目をキラキラさせながらそう聞く。

「む・・・・あー。うむ」

本人は兜の下で冷汗をかきながら頷いた。
専らヘスティアの厳命がなければ皆殺しにしていたとも知らずに、ダフネはやっぱりと言った風に目を輝かせる。

「じゃあ、私、そう吹聴しておきますね!・・・・・・ジャックさんだけ悪者のままなのはいけないので」
そう走り去る彼女と、こちらに一礼をして追いかける女性に。
あんなんだったか?と胸中で理解不能と言わんばかりに首を傾げているジャックは見送りながら首を傾げる。

気を取り直して、振り返ると、『ロキ・ファミリア』の一団が既に復旧作業に動いていて、アマゾネスの姉妹と目があった。

『げ!?』
と、ヤバイものを見るような目で彼女達は狼狽える。

ため息をつきながら両手を上に挙げ、手を出す気は無いことを暗に示しながら近づく。

「な、なに」
ティオナがおずおずと伺うように用向きを聞く。




「・・・俺はそんなに怖いのか。愛想は無いのは自覚があるが、お前達みたいに対峙した者以外には必要以上に威嚇をした覚えは無いのだが。」





『は?』
二人が間の抜けた声をあげた後、ソレを聞いていたベートやフィンはその場で腹を抱えて吹き出し崩れ落ちた。
その後、いかに自分が恐れられているかを爆笑しながら説明され、自分のファミリアにもその話を聞かれしばらく笑われ心なしかへこんでいる彼の姿があったという。



「はああああああああああ!」

ただ我武者羅に敵を屠り続ける。

 

先日の一件以降、ベルは『強くなりたい』という決意を新たに、ダンジョンに篭り修行をしていた。

「ふう・・・」

一息をつき、彼はふと懐にある骨片をなぞる。

 

ジャックに、潜るのならば持っていけ、ホームの篝火に飛ぶようにはしてある。と言われ、持たされた帰還の骨片である。

 

命の危機に瀕した時、咄嗟にコレを砕ければホームに帰還できる。

強すぎる命綱だ。と、胸中で呟き、ベルは一息をつき、周りを見渡す。

ソロで挑むダンジョンは16階層まで進んでいた。

 

そして、下の階層に降りる空洞の隣に、奇妙な細道があるのに気付く。

気になって覗いてみると、道が続いていた。

 

「・・・いってみよう」

力への渇望がそうさせるのか、ベルは一歩、また一歩と慎重に道を進んだ。

 

そうして進むと開けた場所に出た。

そこは。

 

「・・・は?はい!?」

一面の森、と、左手の坂の奥に門が見え、正面には一見協会のようなものが見える。

後ろを咄嗟に振り返ると

 

「嘘だ・・・」

後ろには道が続いていて、小さな門のような洞窟状になった雑木林。その道が霧で塞がれていた。

そして背後からひたり。ひたりと足音が聞こえる。

 

振り返ると、巡礼者のような格好をした『なにか』がそこにいた。

顔が白骨化しているのではと勘違いするほど痩せ細り、薄汚いローブを纏ったそれは

 

ベルの顔を見るなり叫喚し、自らを火打ち石とナイフで火だるまにし、突進してきた。

「!!!うわああああああ」

ベルは咄嗟に横にローリングし、飛び込んできたそれを躱すとそれに構えなおそうとした。が。

それは爆発し、焼け焦げた痕のみがそこに残った。

 

「・・・とりあえず、先に進もう。出来る限り情報を集めて、ジャックさんに報告するんだ。」

 

そう、決意を口にして左手に同じような薄汚いローブの亡者が数人いた事にギョッとしながら気づかれないように、静かに小教会の門を潜った。

 

そしてその先には。

二人、人影が見えた。

 

「おや?」

そのうちの一人が声を上げて気がつく。

声の質からして、女性だろう。

 

「やあ、こんなところで会うとは。同じ不死・・・いや、この感じは違うな。私はアストラのアンリ。君は?」

と、問いかける。彼女にベルは安心したように口を開く。

 

「ベル・クラネルといいます。不死ではないです。オラリオというところで、冒険者をしています」

と、自らの経緯を説明した。

 

 

 

 

 

「なるほど。その話を聞くと、ここ『深みの聖堂』の主を倒さないことには終わらなさそうだ」

アンリは納得したように頷き。指を立てる。

「なら、こういうのはどうだろう。君もそれなりに腕が立つようだし、私達と一時的にパーティを組んでここを攻略しないか?」

 

願ってもない申し出にベルは頷き

「ぜひお願いします。ところで、その人は?」

と先程から壁際であるのに壁に持たれずに腕を組んで仁王立ちしている。黒色の鎧の男に視線を移す。

 

「ああ、紹介が遅れた。彼はホレイス。寡黙だが、誠実な戦士だ」

そう言うとホレイスは腕組を解き、武器を携えて小教会の出口に歩きだす。

 

「さあ、出発といこう。君の家族とやらも心配しているだろう」

 

ベルはその後をしっかりとついていった。

 

「あそこからいけるだろう」

と、アンリは先程無視した坂の門を指差す。

「手前の亡者は3体。それをまずは処理しよう。いくぞ」

アンリはそう言うや、ホレイスとほぼ同時に突貫した。

 

ホレイスがハルバードを、アンリが直剣を亡者の背中に突き刺す。

ベルも躊躇いながらももう一人の亡者の背中に刃を突き立てた。

 

そして3人が同時に武器を引き抜いた瞬間、背後から叫喚を上げながら火達磨の亡者が突進してきた。

が、ホレイスが誰よりも早く前に出て、亡者を円盾で飛び込んできた瞬間に弾き飛ばした。

 

「な?頼りになるだろう?」

「はい」

自分のことのように胸を張るアンリに微笑みながらベルはうなずき返した。

 

坂を登りきり、門をくぐると、悪寒が走る。

 

地面から亡者が這い出てくる。

が、様子がおかしい。

「!ベル君。あいつらの口をよく見てみろ」

促されるままに見ると

「うっ」

気分が悪くなるような光景があった。

口に蛭がこれでもかというほど蠢いていた。

 

「ベル君。君と私の獲物だとあれの餌食になりそうだ。駆け抜けるぞホレイス」

凛とした宣言にホレイスは無言でハルバードを横薙ぎに切り払って湧き出てきた亡者を一掃した。

 

それを皮切りに弾けるようにアンリとベルは駆け出した。

ホレイスの後に続いて、蛆を口に溜めた亡者達を無視しながら全力で駆ける。

「どうやら正解のようだ。奴ら、肉体と思考が朽ちていて走れないようだ」

と、アンリが言いつつ、も指を指す。

 

ベルは見やると石造りの道が見える。

 

その先に目をやると顔が強張った。

 

蛆亡者の腹から食い破るように上半身のみ人型を象った蛆が蠢いていた。

アンリとホレイスも気づいており、一線交えようと盾を前に構えて走っている。

 

「『ファイアボルト』!」

咄嗟にベルはその蛆の塊に向けて火炎魔法を放つ。

すると蛆には効果抜群だったのかもがき苦しみながら溶けていった。

 

「よくやった!」

アンリは声をかけつつもその足を止めずに道を突っ切る。

すると、整備された庭園墓地のような場所に出る。

蛆人がふらふらとしている中、奥に奇妙な人影があった。

 

大きな曲剣を二振り携えたボロボロの衣服に身をまとったそれはこちらを確認するなり突進してきた。

回転するように襲いかかるソレにアンリは身体を滑り込ませて、その両腕を盾でいなす用に真上に弾き飛ばした。

 

見事な『パリィ』に亡者が尻餅をつく。

そこにアンリがすかさず素早く袈裟懸けに斬りつける。

 

流れるような技に、ベルは目を見張った。

 

それを知ってか、アンリはこちらに一瞥し、

「私もやるだろう?」

 

と茶化した。

 

「さぁ、そこの蛆達がいつ襲ってくるかもわからない。先に進もう」

そう言い、足早に進む。

階段を登りきり、左手に大きな建物が見えた。

「さあ、行こう」

 

そのまま道なりに進むと大きな門がある場所につく。

アンリは確認するように門を押すがびくともしないのを確認して辺りをゆったりと観察する。

 

ベルもあまり離れないように辺りを探ると、

「あ、あそこいけるので・・わああああ!?」

指を指した先から弓矢が飛んできたので咄嗟に避ける。

 

アンリがそっとその方向を確認すると、高台のようなものの上から弓を携えた亡者がこちらに矢をつがえ、構えているのが見えた。

 

「任せてくれ。カバーを頼む。」

そうアンリは言うと盾を構えて突貫する。

ホレイスとベルはその数歩後ろを駆けた。

すると、アンリが通り過ぎた瞬間に、両脇の手すりにぶら下がっていたのか、亡者達が這い上がってきた。

ベルは右側の亡者を。ホレイスは左側の亡者を蹴り落としてアンリの後に続く。

 

アンリは矢を盾で弾き、その手に黒い火炎瓶を握りしめて、思いっきり弓を構える亡者に投げつけた。

 

全身が燃え、もがき苦しみ、亡者が高台から崩れ落ちた。

 

「さて、ベルくん。確かにこっちで合ってるようだ」

安全を確保してなお警戒しながらアンリは顎で示すと、木の板と瓦礫で道ができていて、大きな建物の屋根裏へ続く道がそこにあった。

 

アンリとホレイスの後に続いてそこを渡るベルは先頭の二人が通った後、亡者がその後ろをナイフを構えて突っ込むのが見えた。

「たあああああ!」

ベルはその亡者を蹴り飛ばし、足場から押し出した。

「ありがとう。なかなかいいパーティになったな」

為す術もなく落ちる亡者を見届けた後、アンリは静かに感謝とここまでで抱いた感想を述べた。

 

そして瓦礫の橋を渡りきり、屋根につくや否や小さな小人のような亡者が身の丈の2倍はある大剣を持って襲い掛かってくる。

 

三人は冷静にそれぞれ対処する。

そして、更に先を進むと、

「!危ない!」

アンリはベルに迫っていた矢を剣で叩き落とす。

ベルが方向を見やると、弓を携えた亡者が2体、火矢を構えてこちらに焦点を合わせている。

 

ベル達は、その亡者達が構える広場、まで、屋根をつたい、飛び降り、冷静に対処する。

そしてベルはホレイスとアンリがそれぞれを片付けたのを見た後、何かが視界の端に映った。

見やると、3体目の弓兵がこちらに矢をつがえていた。

 

「危ないっ!」

そう言いながらベルは咄嗟に、ナイフを亡者に投擲した。

頭に見事に突き刺さった亡者が崩れ落ち、灰になる。

 

ベルがナイフを拾うのを確認して、アンリはサムズアップしながら、

「助かったな。お互いに」

と言った。

 

気恥ずかしげにベルは鼻の頭をかき、次に行くべき道を見やる。

「アンリさん。あれ」

奥を指差すと、僧兵のような大きい体躯の亡者がこちらを睨めつけながら階段を守っている。

 

「ああ、話し合いの余地はなさそうだ。あと、今までの道の例に嵌めると罠の臭いがする」

と、僧兵と自分たちを挟む場所に建物の入口のような物が見える。

 

「今度はホレイスが先頭を頼めるか?」

アンリはホレイスに声をかけるとホレイスは無言でベル達を背に駆け出す。

 

ホレイスと僧兵亡者がぶつかったのを見て、

案の定建物の屋根から2体、建物から1体小人亡者がホレイスに踊りかかった。

 

「『ファイアボルト』!」

ベルは屋根から飛んできた1体を魔法で弾き飛ばし、ナイフで建物から出てきた小人にナイフを閃かせる。

 

「シッ!」

アンリは跳躍し大上段から最後の一匹を両断。

そして、ホレイスが僧兵を横薙ぎに真っ二つにするのはほぼ同時だった。

そして

 

「まだ来る!」

奥から先程庭園にいた二刀流の亡者が2体、こちらに向けて突進してくる。

 

アンリとベルは飛び出し、

それぞれの曲刀をもう片方の亡者へ弾き飛ばす。

受け流した力も相まって勢い良くそれがそれぞれの肩に突き刺さる。

ソレを見て二人はきれいな動作で首を刎ねた。

 

そして、その瞬間、脇から火達磨の亡者2体がこちらに突進してくるのが見える。

まだ、態勢を整えていない二人の前にホレイスが立ちふさがる。

 

そして亡者の一人をハルバードで付いた後、もう片方を掴み投げ飛ばした。

「ありがとう。ホレイス」

軽くアンリが礼を言うとホレイスは一瞥し、返事とばかりに手甲に残った火の粉を払った。

 

そして先に進むと大きな扉が見えた。

アンリはそれを押すと、大きな音を立てて扉が開く。

「いこう」

短く声をかけて一行は中へと進んでいった。

 

中に入ると左手に通路が見える。

 

アンリ達が進もうとして、不意にホレイスが彼らの襟首を掴む。

 

「わっ」

「むっどうしたんだいホレイス」

訝しみながら振り向く二人にホレイスは無言で上を指差す。

 

二人が指された方向に目を向けると。

天井にびっしりとなにかがへばりつき、蠢いていた。

 

「スライムか・・・」

「ここのスライム怖すぎませんか・・・」

ベルがゲンナリした様子で呟くと、何を言っているんだと言わんばかりにアンリが首を傾げる。

 

「物理攻撃が不定形故通りにくく、下手な獲物だと消化液によって溶かされる。これほど厄介な敵はそうそういないよ」

と、アンリが指を立てて説明する。

 

「じゃあ僕が・・・」

とベルがファイアボルトの準備をしようとしたとき、それをアンリが手で制した。

 

「魔法は温存したまえ。ここは『これ』をつかう」

と言って霧が収束したと思うとどこからともなく火炎瓶が10本ほど足元に出現する。

それを屈み、ベルに4本ほど手渡す。

 

「ベルトにでも携帯しておきなさい。スライムがここだけとは限らないだろう」

と、言いつつアンリも3本ほど腰のベルトに携帯し、残りの3本を思いっきり天井に投げつけた。

 

勢い良く着弾した火炎瓶がスライムの身体を通して火が広がる。

天井にへばりついていたスライムがぼとぼとと耐えきれずに落ち、それらが燃え尽きる。

 

「さて、行くとしよう」

 

廊下を突き当たりまで進むと、左手にリフト、右手に出口が見える。

その出口は右手に通路が続いているのが見えていて、中央が大穴のように開いている。

その中心にとんでもないものが見えた。

「ゴライアス・・・!?」

「巨人か。厄介だな」

二人がおそらく通ったものに圧倒的な体躯で襲いかかるであろう巨人に注目していると、

ホレイスがまたも指を指す。

 

その方向を見ると、対岸に出口のようなものが見える。

そしてそのままホレイスは指を左上に動かすと、矢を携えた亡者が見張りをしているのが見えた。

 

「なるほど、あそこがゴールで、妨害ありの命がけの徒競走。といったところか」

アンリは茶化すように、それでいて真面目に呟いた。

 

「ベル、あの巨人がこちらに狙いを定めたら、顔を目掛けて火炎魔法を、続けて私が『これ』をこの入口に捨てる。効くかは分からんがな」

と、青く光る髑髏を取り出した。

 

「それは?」

「誘い髑髏、奴ら異形や、亡者にとってはこいつは私達と同じ不死に見え、より組み伏せやすい対象にも見えるのか、誘われるようにこれを攻撃するところからそう呼ばれている」

 

そう言いアンリは入り口を見据える。

「作戦は決まった。途中襲われた場合、相手にするのではなく全力で躱すことを念頭に置こう」

3人は頷き、ホレイスが一番先頭に立つ。

 

ホレイスが開始の合図と言わんばかりに弾けるように飛び出す。

ベルとアンリもソレに続く。

 

やはり、巨人はこちらが外に出たのを確認するやこちらに狙いを定めて拳を振り下ろしてきた。

それを間一髪で全員回避すると、ベルは巨人の顔目掛けて火炎魔法を放った。

「『ファイアボルト』!」

直撃した火炎は一瞬巨人の視界を塞ぐように燃えた。

アンリはその瞬間に誘い骸骨を投げ捨てる。

 

復帰した巨人が反撃と言わんばかりに誘い髑髏が落ちている場所へ拳を振り下ろした。

駆ける駆ける駆ける。

正面から、亡者が火達磨になって突進してくるのを、ホレイスは物ともせず、盾で吹き飛ばしながら進む。

 

飛んでくる火矢をアンリが叩き落とす。

ベルが二人の死角をカバーしながら走り抜ける。

巨人が振り向きざまに腕を薙ぎ払いながら、ようやくこちらに狙いをつけたときには、3人は対岸の入口に到着していた。

 

「よし、早速降りよう」

アンリは上手く行ったと頷きながら階段を降りて進む。

小さな礼拝堂のような場所に出る。

 

ベルはその祭壇で宝箱を見つけた。

「ベル、わかってると思うが」

「ええ、罠ですよね」

「いや、それだけじゃないんだが。そうか。ベルは見るのは初めてか。ふふふ、ホレイス。やるぞ」

ホレイスは頷きまったく訳の分からないベルを置いて宝箱に近づく。

 

「え、アンリさん。罠だとわかってるのに」

「ああ、これは正確には『罠』ではない」

そう言いながら、剣を思いっきり宝箱に振り下ろした。

 

ザシュ!

 

と、宝箱とは思えない肉を切り裂く音が聞こえた。

 

すると、

スクッっと宝箱から『手足』伸びて立ち上がった。

「な、なんだこれ?!!??!?」

「ミミック、まぁ魔物というわけだ」

そう言いながらホレイスとアンリはミミックが行動する前に攻撃を畳み掛ける。

 

為す術もなく斬殺されるミミック。そして―

倒したミミックが霧のように消えた後、そこに、黒い箱を思わせる本のようなものが現れた。

「なんですかこれ?」

理解が追いついていないベルが首を傾げる。

 

「これは点字聖書だな。うーむ。ベル。君が持っていくといい」

と、こちらに点字聖書を投げる。

 

「あ、はい」

ベルは魔石回収用のバッグにそれをしまう。

 

「さて、気を取り直して先にすすもう」

 

さらに下に降りるとまたも礼拝堂に出た。支柱にぶら下がっていたであろう小人がこちらに向けて飛びかかってくる。

ホレイスとアンリはソレを真っ二つにする。

その時ベルは奥から騎士のような甲冑を来た者がメイスを振り上げてこちらに突進してきているのが見えた。

 

ベルは咄嗟に戦士と対峙する。

戦士は容赦なくメイスを振り下ろす。

ベルは身体を滑らせるように相手の二の腕に左手を弾くように殴り飛ばした。

 

勢いをそらされて尻餅をつく戦士に、ベルは甲冑の合間にナイフを落とした。

吸い込まれるように刺さったナイフが効いたのか、騎士は霧となって消えた。

 

「やるな、ベル」

アンリが後ろから声をかける

「あれも、亡者なんですか」

「ああ、間違いない。我々不死は、『終わる』とどうあれ見境なく人を襲いだす。ああはなりたくないものだ」

と肩を竦める。

 

さらに3人が先に進むと先程、巨人と戦った大きな広間の下に出た。

巨人が動かずに、静かに獲物を待っているのが伺える。

 

明らかに先に進むための階段が巨人の足元にある。

「ベル。駆け抜けるぞ」

3人は同時に駆け出して、階段へ我先にと飛び出した。

巨人は足元の3人めがけて足を振り下ろすが、それを器用に避けていく。

3人共階段を登りきると、大きな礼拝堂にたどり着いた。

 

そして、正面に騎士を模した戦士が二人こちらに突進してくる。

「今度は私達の番だな」

アンリとホレイスは二人で戦士に躍りかかる。

アンリは大剣の騎士の大上段を軽やかなローリングで避けながら後ろに回り込む。

 

そして、腰辺りの繋ぎ目に背後から剣で貫いた。

同時にホレイスがメイスの戦士を持ち前の豪腕で横から真っ二つにしているのが見えた。

 

「すごい・・・」

ベルはアンリの紙一重の技を学ぶように見ていた。

 

「ははは、そんなに褒めてくれるな。さあ、いこうか。多分この奥だ」

と、アンリは礼拝堂の祭壇の奥を指差す。

 

そして三人は礼拝堂の奥の大きな門のような場所に霧がかかっているのが見える。

「さあ、準備はいいか?」

アンリがベルに聞く。

 

「いつでも」

そう短く応えたベルに満足したように頷き、3人共霧をくぐる。

 

そこには

ボロボロの修道服を着た集団がそこにいた。

十数人にも登る何人かががこちらに目掛けて一斉に青白い魔弾を放つ。

ベル達はそれぞれ散開してそれを避け、各々が集団に向かって突進していった。

 

ベルが短剣を一閃し、的確にその首を刎ねていく。

ホレイスが獲物をぶん回しながら突進し、跳ね飛ばしていく。

アンリが盾で杖を持った魔道士のような者を盾で仰け反らせ、斬り伏せる。

 

そしてしばらくして気付いたようにベルが叫ぶ

「数が減らない!?」

そう。減らないのだ。

首を刎ねても地面から次々と生えるように復活する。

 

ベルは一旦距離を取り、それらを見渡す。

 

集団の中に一人、赤い光を纏った個体を見つける。

「はあああああ!」

 

直感のままに、その個体の首を跳ねると、

赤い光がその死体から逃げるように抜けてベルから離れた別の個体に移った。

 

「アンリさん!赤く光ってるやつを!おそらく本体です!」

「でかした!!!」

アンリが周りの信者を薙ぎ倒し、赤く光った個体を真っ二つにする。

 

また同じように別の個体に移る。

が、ホレイスが移ったと同時にその個体を串刺しにする。

そしてそのまま獲物をぶん回して投げ飛ばす。

 

また赤い光が抜け出す。そして今度は地面に埋まっていった。

 

しばらくすると、先程とは違う服装の亡者が地面から這い出てくる。

その中心に王冠を身に着けた一際装飾が目立つ個体が現れた。

 

「ホレイス!」

アンリは声をかけ、取り巻きの亡者に突っ込んだ。

ホレイスは他の亡者を片っ端から処理している。

 

そしてアンリはちらりとベルに一瞬顔を向けた。

ベルは弾かれるように、中心の個体に向かって必殺の一撃を溜める。

手が白く輝いていく。

 

ダガーで取り巻きを最低限斬り払い、中心にいる司祭に向けて、手を翳す。

「ファイアボルトオオオオオオオオオオオオ!!!」

その一撃は吸い込まれるように司祭に直撃し、その体を消し飛ばした。

それと同時に、周りの亡者達も、霧となり霧散した。

 

「やったな、ベル」

肩を労うように叩いてアンリがサムズアップする。

「あはは・・・わっ」

後ろから強く叩かれたので振り向くと、ホレイスが無言で頷く。

 

「っとと、そろそろお別れのようだな」

アンリがベルを指差す。

ベルは自分の姿を確認すると、自分の姿が徐々に薄れていっているのを確認する。

 

「また会おう。友よ」

アンリは軽く手を振り、ホレイスももう一度頷く。

 

「はい、必ず」

ベルはしっかりと頷いて目を閉じ、流れに身を任せた。

 

 

 

 

 

 

 

目を開けるとそこは、【ヘスティア・ファミリア】ホーム、『竈火の館』だった。

ジャックが丁度ソファで寛いだ姿勢でそこにいた。

「ベル、帰ったか」

そう短く、手を上げて出迎える彼に、ベルは

 

「はい、無事帰りました」

と答えた。

 

「骨片を使ったのか?」

「いえ――それが」

 

そうして彼は自らの口で事の顛末を語る。

そしてジャックは聞き終えた後、口を開く。

 

「聞いたところ、『深みの聖堂』という場所には聞き覚えがない。ドラングレイグではないようだな」

と言った。

「そうなんですか・・・」

「が、おそらく『私の元の世界』と関わりがあるのは間違いないだろう。ベル。よく無事に帰ってきた」

そう労う彼の言葉にベルははにかむ。

そしてふと思い出したようにベルがバックパックを漁る。

 

「そうだ。ジャックさん。コレ、『点字聖書』っていうらしいですけど、読めますか?」

そう言って彼に手渡す。

 

そして彼はその点字を黙々となぞり始める。

「・・・なるほど、ベル」

 

静かにベルを見据える。

「これを、他の『点字が読める者』に渡さなくて正解だったな」

と、彼は言った。

 

「どういうことですか?」

「本来、こういった類のものは、お前が使ったというグリモアの役目を成している。が、こういったものを使って学ぶ奇跡魔法を学ぶ際、何かしらの奇跡の物語を刷り込まれるのだが、これは、まずい。私でなければ狂気に堕ちる暗く、陰惨な物語だ。」

静かに彼はベルを見る。

「学びたければ教えてやる。が、後悔をすることになるが、どうする?」

そう言ってジャックは点字聖書を手で弄び始める。

 

「・・・『それ』を誰の手にも渡らないように、管理してくれますか?」

「承知した」

ジャックは頷き、『点字聖書』を篝火から『底なしの木箱』を取り出し、それに閉まった。

 

「そうだ、ベル」

思い出したように彼はとあるものを取り出して投げつけた。

取って見るとソレは指輪だった。

 

禍々しいデザインのそれはさながら『刃』のようだった

「つけておくと良い」

そう短く言うと、彼はそのままアイテム整理を始めた。

 

「ありがとうございます。――絶対に、強くなります。期待に応えられるように。」

ベルは静かに礼を言う。

 

「そう気負うな。さあ、『冒険から帰ったら』主神にステイタスを更新してもらえ。私と違ってベルにとっては死活問題だろう」

 

そう言ってベルのほうを向かずに手を振る。

照れ隠しのようにベルには見え、ベルはクスリと笑い、自分の主神にステイタスの更新を頼みに行く。

 

「そのうち、結晶魔法のスクロールを取ってうっかり使わないか心配になってくるな。まったく」

ジャックは、ベルが出ていった後、そう独り言ちた。

 




フォン
【刃の指輪 +2】

アイデアが浮かばないので以下略。
エリちゃんブレイブが可愛すぎて大騎士勲章が枯渇してまことに辛い。

sorakaちゃんにリデンプション!と叫ばせたいがためにサイトワード無視してラッシュするんじゃあない。
17/20 



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