アクセンチュアが週5出社になったことについて感じたこと
こんにちは、おでんです。
先日、アクセンチュアが2025年6月から週5日出社を原則とする方針を出した、というニュースを目にしました。
正確には「顧客先または自社オフィスへの出社を原則とする」とのこと。
これまで週3出社が推奨されていた中での、大きな方針転換です。
「ついに来たか……」
正直、そう思いました。
コンサル業界といえば「働き方の自由度が高い」といった印象を持っていた方も多いと思いますし、私自身もそうでした。
ですが今回の発表で、業界の“理想”と“現実”のギャップを改めて突きつけられたように感じています。
何が変わるのか?出社原則の方針とその背景
アクセンチュアの新方針は、「原則週5日出社」。対象は全社員。
出社先はクライアントオフィス、またはアクセンチュアの自社オフィスです。
つまり、在宅勤務は例外的な扱いになるということです。
これまでアクセンチュアでは、コロナ禍を経て週3日の出社が推奨されていました。
それが、今回の方針転換で大きく変わるわけです。
背景には、クライアントとの連携強化や社員同士のコミュニケーションの重要性、対面での業務効率の向上といった理由があるようです。
確かに、「顔を合わせて仕事をした方が早い」という場面は現場で感じることも多いですし、出社に一定の意味があるのは分かります。
ただ、これまで柔軟に働けていた環境が突然“原則出社”に切り替わることには、驚きと戸惑いを感じている人も多いのではないでしょうか。
コンサル業界に広がる“出社圧力”
今回のアクセンチュアの方針は、業界全体にも影響を与える動きだと思っています。
というのも、他のコンサルティングファームでも、すでに「週3出社が標準」「クライアント常駐が当たり前」という声が増えてきているからです。
私の周囲でも、「うちも実質、フル出社みたいなもんだよ」と嘆いている人は少なくありません。
コンサルという職種は、クライアントとの距離感が非常に近い仕事です。
そのため、クライアント側が「出社してほしい」と言えば、断るのが難しいという側面があります。
つまり、働き方の自由度は“会社”ではなく、“プロジェクト”によって大きく左右される。
これが、コンサルの働き方の難しさでもあります。
実は、出社の流れが来ていることに関する記事を一昨年に書いていたのですが、まさにその通りになってきているな、というのが正直なところです。
「どこでも働ける」を目指して転職した自分の葛藤
私がメーカーからコンサルに転職した理由のひとつが、「どこでも働けるようになりたい」でした。
勤務地に縛られず、自分のライフスタイルに合わせて働く――そんな働き方に憧れていたんです。
でも、現実は違いました。
今の私は、クライアント先に週5で出張し、常駐しています。
一応、制度上はリモート可能なプロジェクトも存在していますが、実際には“出社前提”の案件が多く、自分で選べる範囲は限られています。
そして、今回のアクセンチュアの発表を見て、
「やっぱりこの業界、どこもそうなっていくのかもしれないな」
と、少し諦めにも似た気持ちを感じました。
もちろん、業務の特性上、出社の方が進めやすいこともあるのは分かっています。
でも、かつて“柔軟な働き方”を目指してこの世界に飛び込んだ自分にとっては、少し寂しい現実でもあります。
フル出社の時代、どう働くか?
では、これからの時代、どうやって働いていけばいいのでしょうか?
今回の方針を受けて思ったのは、「リモートか出社か」ではなく、
「どんな環境でも自分の価値を出せる働き方ができるか」が問われている、ということです。
フルリモートを貫こうとすると、案件の幅は確実に狭まります。
一方で、出社ばかりだと体力的・精神的にしんどくなる。
だからこそ、「リモート=楽」「出社=しんどい」という二元論ではなく、
その時々の環境にどう向き合って、自分なりに意味を見出すかが大切なんだと思います。
私自身も今、「週5出社・常駐」でも納得できる働き方とは何か?を考え直しているところです。
どこかに理想の環境があるわけではなく、自分で選び、自分で整えていくしかないんだと感じています。
最後に
アクセンチュアの週5出社方針は、業界内外に少なからずインパクトを与えました。
この流れは、今後ほかのファームにも波及していくかもしれません。
でも、環境が変わっていく中でも、自分がどう働きたいか、どんな価値を提供したいかを考え続けることが大事なんだと思います。
働き方が変わっても、「自分自身の軸」まで振り回されないようにしたいですね。
今回の件が、皆さんにとっても「これからどう働くか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!



コメント
6sho_tkhsさん
コメントありがとうございます。今後他の会社でもこういった方針転換が起こる可能性を考えると、キャリア選びが非常に悩ましいですよね。能力的にも、どこでも働けるようなスキルを身につけることが大事だなと思った次第です。
AAさん
コメントありがとうございます。おっしゃる通りかと思います。出社しているクライアントが多い中、コンサルだけリモート、というのは難しいですよね。
どんな環境でも高いバリューを出せるという考え方は大事ですね。
コンサルのようにプロジェクトマネジメントが主の仕事であればリモートワークは効果的ですが、世の中は大抵マネジメントといえば、組織マネジメントです。このマネジメントスキルはリモートで育てられるのか疑問です。
マネジメントは自分が稼働しなくても成果が出せる仕組みを管理するスキルであるなら、リモートで作業している人がマネージャーになったときに、仕組みを作ることができるかと言えば私は懐疑的です。そこまで優秀な人は極々少数だと思います。
あと、リモート環境で見ている世界が全てになってしまうので、会社全体での歪みに気がつけない。経営層が口頭やテキストでいくら危機感を伝えても理解が難しい。リモートという既得権が奪われることのみが、働いている人にとっての論点になってしまい、会社全体の発想はできなくなってしまう。
「現場が上手く回ってれば良いじゃん」
良いかもしれないけど、俯瞰で見たらカオスになってるよ…。そう伝えてもピンときてないので、すれ違いは続いていく。
何かいい解決策はないのかいつも分からなくなります。
初めまして。興味深く拝読いたしました。差し支えない範囲で教えていただきたいのですが、“「週5出社・常駐」でも納得できる働き方とは何か?“は、結論は出ていなくとも、どのようなものがある/希望とお考えでしょうか。また、納得できるような対応を、会社は何かしてくれたでしょうか?リモート前提で、住居・生活スタイルなどを整えている中での変更はやはり負荷が大きいと思い、私の会社でもそのような対応があった時に、事例として知っておければと思った次第です。