神奈川 鎌倉「学びの多様化学校」が開校 転入学式行われる

不登校の子どもたちが柔軟なカリキュラムで学ぶことが出来る「学びの多様化学校」が神奈川県鎌倉市に開校し、15日、生徒の転入学式が行われました。

「学びの多様化学校」として新たに開校した「鎌倉市立由比ガ浜中学校」で行われた転入学式には1年生から3年生まであわせて31人の生徒が参加しました。

この中で、岩田明分校長は「無理をしないで自分らしく成長していってほしい。時には悩んだりするかもしれないけれど、自分の中で抱え込まないで相談して一緒に考えていこう」と呼びかけました。

「学びの多様化学校」は以前の「不登校特例校」から名称が変わり、不登校の子どもたちに対応するため年間の授業時間を減らしてカリキュラムを柔軟に組むなどしているのが特徴で、文部科学省によりますと現在、全国に58校が設置されています。

このうち由比ガ浜中学校は神奈川県内では4校目で、子どもたちが自分のペースで学べるよう登校時間を午前9時半にしたほか鎌倉の自然や文化を生かして体験学習の機会なども設けることにしています。

中学1年の男子生徒は「普通の学校とはちがってあまり緊張しないで通うことができそうです。友達をつくりたいです」と話していました。

また、中学2年の女子生徒は「規律に縛られない校風で優しい学校だと感じています。アットホームな環境で勉強をするのが楽しみです」と話していました。

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